リスボンもポルトもコインブラも起伏の多い町。しかも旧市街は
道幅があまり広くありません。そのためでしょうね、市電が大活
躍です。カラフルな落書きをされた市電が、これまた落書きされ
た家々の壁すれすれに走っている光景は、人間臭く陽気で、帰る
頃には心地よくさえ感じられるようになりました。
前にも載せた遊園地のようなイワシの缶詰やさん。
下町を見下す展望台の柵には、鍵がたくさんひっかけられていました。
観光名所の柵や橋に鍵をひっかけるのは、万国共通のよう。
ジェロニモス修道院近くのレストランの看板もアズレージョ風。中の
壁に世界各国のお札が張り付けてありました。世界的に有名な観光地
の証ということでしょうか。横に不思議な文字盤の時計がありました。
市場で、もう後は焼くか揚げるかすればよいだけの、日本で言えば
お惣菜風のものがたくさん売られていました。パーティーなんかに
便利で、しかもおいしそう。
夏枯れの時期だし田舎に行かなかったこともあり、海外に旅行して、
これほど花や植物の写真の少ない土地は他になかったと思います。
唯一といってもいい花の写真はこのブーゲンビリア。朱色と赤紫の
花が重なるように咲いていて、いかにも南国らしくきれいでした。