「京都大原三千院」という歌がありますが、大原は京都の北東郊外、静かな美し
い所です。その三千院の近く、というか敷地内にあるこじんまりした実光院は、
ほんとに魅力的でした。お茶をいただける広間から見るお庭の美しいこと。
桜の頃も紅葉の頃も美しいでしょうが、目に染みるような新緑もまた格別。
苔の上に青い紅葉の葉が落ちているのも風情があります。
コアジサイが咲いていました。
紫蘭の白い種類でしょうか、清楚です。
湿った日影が好きなユキノシタ。故郷の裏庭にたくさん咲いていたのを
思い出し、懐かしい気持ちになる花です。
小さな池のほとりに、カキツバタ(アヤメ、ショウブ?)が咲いていました。
ハスの葉の上に蛙。久しぶりに見ました。
水生植物のコウホネ〈河骨)。写真では見たことがあったのですが、
実物は初めて見ました。可憐。
入り口にある竹籠の一輪挿しに升麻の花でしょうか。簡素な美しさです。