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2月10日、石川県加賀市にある九谷焼美術館へ行きました。
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この日も雪、美術館の庭も雪景色です。
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九谷焼というのは、べっとりとした黄色や緑の彩色で、どぎつい
という先入観があったのですが、ここで展示されている品々を
見ていると、それが思い込みであるような気がしてきました。
軽やかな色彩もあれば、深い味わいの紫や緑もあり、絵柄も古
風だったり、モダンだったり、思わず見とれる名品が多くありま
した。あっさりした白磁や青磁もいいけれど、華やかな彩色の
陶器も、またいいものです。
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二階の喫茶室で、いかにも加賀らしいきれいな和菓子と抹茶を
いただいて、和みました。まさに「和」ですね。
白き皿に絵の具を溶けば春浅し 夏目漱石
まだまだ寒い今日この頃ですが、こんな句を思い出しました。漱石の
溶いた絵の具は、九谷焼のような鮮やかな緑だったかもしれません。