先週の黄金道路で使用した仕掛けのロスは、近投で使用したゴロネット仕掛け1個と根魚用遠投用1本針仕掛けが1個の合計2個だけ。我ながら荒波にも負けない、実に自然にも懐にも優しいエコな釣りが出来た。
で、どうしてこんなにロスが少なかったかと言うと、道糸+幹糸とハリスのバランスが良かった為だと思ってる。
ゴロネット仕掛けは別として、根魚用遠投1本針仕掛けの場合、仕掛けの各パーツ毎に求められる要素が異なるため、いかにバランス良く組み合わせるかが仕掛けの良し悪しの決め手になるようだ。
□道糸 : PE4号 昆布根を狙うため、どうしても根掛りは避けて通れない。このため、力糸無しで30~40号の錘を遠投できる強度が求められる。□幹糸 : ナイロン16号 サルカンを結んでナイロンの強度が落ちても、投げた時のショックで切れない強度が求められる。
□ハリス :フロロカーボン 6号
ハリスは100m程度離れた場所から50cm近いウサギアイナメを途中の昆布根に何度も食われながらゴリ巻きしても平気な強度と、針が根掛かりした時は針が折れたり、ハリスが切れて仕掛けとオモリは回収出来るという絶妙なバランスが求められる。この組み合わせは、先週の荒れた海では大いに力を発揮してくれて、根掛りしても竿を水平にしてラインを引っ張ったらハリスが切れたり針が折れて仕掛けが回収できたことが4~5回もあったのだ!
しかし、そんなヨシゾーの根魚用遠投1本針にも改良しなけばならないと思っている箇所がある。それは、道糸と仕掛けを、仕掛けとオモリを結ぶインターロッ
クスナップ付ローリングサルカンなのだ。今回は3号(破断強度18kg)と少し大きめを使用したにも関わらず、スナップ部分が2回延びて壊れた。
一回目は、根掛かりを外そうと道糸を引っ張ったらスナップ部分が変形して外れたようでオモリだけロス。
二回目は、2枚目のタカノハを抜きあげたら、仕掛と幹糸を結ぶスナップが変形して口が開いた状態となっており、、魚が岩の上に乗ったと同時に仕掛けが幹糸から外れた。
去年までは、クイックスナップ4号(破断強度24kg)を使用していたのだが、どうもゴミや海草が絡みやすい形状なのと、オモリの近くにハリスを出すとハリスがクイックスナップに絡まるので、インターロックスナップ付ローリングサルカン3号(破断強度18kg)に替えた経緯がある。
一回目の様なケースは大歓迎なのだが、二回目のケースは、せっかく針に掛かった魚をバラス原因となるので、絶対改良しなければならない点だと思ってる。
で、結論から言うと幹糸と仕掛けの接続部のサルカンを強化し、オモリとの接続は今のままとなる。
ま、念のために各部品の強度をピックアップしてみた、
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道 糸 PE4号 45lb=20kg
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インターロックスナップ付ローリングサルカン 18kg
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幹 糸 ナイロン16号 29kg
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ハリス フロロ6号 11kg
ただし、道糸や幹糸、ハリスには結びが入るので8割ほどの強度しか発揮されないと考えるが、ヨシゾーの場合は道糸のPEライン先端をビミニツイストでダブルラ
インを作り、オフショアスイベルノットでローリングサルカン4号(破断強度52kg)を結んでいるので、強度低下はほとんど無いはずだ。
たぶん無い!
無いのだ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
な・・・・・・・・・・・・・い・・・・・・・・・・・・・。
なので、実際の強度はこんな感じになっていると思ってる。
- 道 糸 PE4号 45lb=20kg
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インターロックスナップ付ローリングサルカン 18kg
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幹 糸 ナイロン16号 29kg×0.8=23kg
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ハリス フロロ6号 11kg×0.8=8.8kg
ま、ハリスの強度はいい感じなので別格とした場合、一番強度が低い部品は予想通りインターロックスナップ付ローリングサルカンと言う事が判明した。
また。こうやって整理してみると、幹糸は道糸のPE4号の強度に近いナイロン14号(26kg×0.8=20.8kg)のほうが強度が近くなりバランスが良さそうだとも感じる。
ん~、でも幹糸は使っている途中で根ズレでささくれる確立が高いので、このままでいいかな?新たに14号のナイロン買うの勿体無いし(笑)
後は、道糸と仕掛けを繋ぐインターロックスナップ付ローリングサルカン3号を何に変えるかだね。候補としては、ハワイアンフックかフックドスナップ。ハワイアンフックは高価なので、たぶんフックドスナップになるんだりうな。
でも、この仕掛けの強度なら8kg近い魚をぶら下げても、全く大丈夫って事か?
ウサギやカジカだって、3kg超えなんて宝くじ級の確立しかないから、この仕掛けで魚から針さえ外れなければ魚をバラスって事は無いって事だな(笑)