Gon's_Bar

ブログって何? 2023年4月より兵庫県高等学校演劇研究会東播支部へ移動。高校演劇の情報の配信、記録も。

裏方技能検定参戦記2016

2016-08-19 20:23:07 | お芝居演劇
 プレッシャーはやっぱあったみたい。エントリーしたのは定式物師2級2チームとマイスター。なめてかかってヘラヘラしてるのも大問題だが、正しく緊張して練習した成果が出せるってのが理想的。だって本番弱いやつって見てられないもん。
 この辺今日の県高演劇部は2勝1敗って感じか。いろいろ事件は起こっている(笑)。出来るはずの平台4枚箱馬相掛け課題に臨んだ2級A課題のレンジチームが時間切れであと一歩のところで沈む。一番やらかしてくれていたのはやはり本番に弱い女ちゃっぷ。2級D課題のねねみぃチームは当然のように初めて見る課題に挑戦するわけだが、指示を出すねねみぃと会話が通じない。3尺幅の開き足は基本、逆サイドに設置して平台を支えるはずなのだが、思わず並べてしまう。3尺幅二つ並べるくらいなら、6尺幅使うはずやんってことも彼女の頭の中にはなかった。「縦、縦」の指示に横向きとか、あらぬところに縦向きとか、わざとやっているなら天才的なボケを連発する。そのたびねねみぃの口調は激しさを増し、ちゃっぷの頭の中は雪のように白くなる。午前中はこんな感じで殺伐として終わった。「今年、難しくない~?」って声にねねみぃはぼそっとつぶやいた。「出来るやん…」
 さ~てと気分を入れ替えて臨む午後のマイスター。県伊丹は4校目。客席で他校のマイスターを見ることができたのはちょっと救いになったみたい。「いつも通り行きます」って名言。ただし、道具スタッフの住谷さんが、県立伊丹と違う形のガムテの張り方を教えてくれたことにきちんと反応。「あの張り方した方がいいんかな?」って質問が僕のところに来た。えらいえらい。「いきなりやって出来るん?」「無理やな」「無理やろ」「おっけー、いつも通りで行く」こんな質問ややり取りはとても心強い。結果県立伊丹はいつも通りの場当たりを、いつもよりちょっとだけ時間をかけてやった。
 一番のトラブルは飛び乗った平台が大きくずれ動いたこと。ずれない乗り方は教えてあるでしょ? 箱が外れなかったのは褒めてあげますけど、あれは気合が入りすぎた役者のミス。心配した照明打ち込み作業はほとんどギリギリ。終了ブザーと同時に最後のきっかけのバックサスがついた。調光室では1年サワーがたった一人でスタッフと渡り合っているんだ。命拾いしたことだし、褒めてあげなきゃね。
 上演が終わって客席から拍手やどよめきが自然と沸き上がった。納得できる場当たりだったんじゃないかしら? その後のピッコロスタッフさんとのやり取りも苦しみつつほぼ拾えたことだし、今日は気分よくお家に帰れそうです。午前中?知らない。ネタやん、ネタ。

追伸 そんなちゃっぷはクイズ王最高得点をたたき出し、クイズ女王になりましたとさ。しのみークイズ姫にも驚いたけど、きっかけ稽古の指示出しとかやることやってるってことでお許しください。めでたしめでたし(爆)。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

8月18日(木)のつぶやき

2016-08-19 03:36:17 | Gon's_Diary
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

8月17日(水)のつぶやき

2016-08-18 03:38:59 | Gon's_Diary
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マイスター検定ゲネ

2016-08-17 16:36:45 | お芝居演劇
 8/19(土)に行われる裏方技能検定マイスター部門に向けゲネ。見に来てくれた先輩は68回舞監しげ、演出ななみん。69回部長たまご、副部長なるは、照明のきゅーちゃん。ありがと。
 午前中には段取り確認と演技の稽古。サス芝居のため動き自体はかなり抑制されるわけだが、じっと突っ立ってセリフだけ言うのもちがう。空間は違うけど一人一人がその場で生きている人になるのが目標。一年生にはこれも立派な課題。セリフとセリフの間にできることを見つけるため、次の自分のセリフや相手のセリフを聞く。反応できるポイントを探す。
 センターサスのビトンには当然大きな責任が生じるわけだが今一つ決まらない。特にこだわったのは音響きっかけになるアクション。「殺してくれる?」って刺激的なセリフをちょっと怖い雰囲気だけでさらりと放つ。音響は街のノイズが不気味に立ち上がり、セリフの直前でカットアウトするという演出。本当は目線や息できっかけアクションを創りたいところだが決まらない。よく分からないのだが、自分のやっていることが足りないことだけは伝わるみたいで、ビトンの表情が曇る。こうなるともう何も生まれない。やむなく体全体の方向転換と静止であきらめる。稽古場に涙は禁物。家に帰って風呂場で泣くんだよ。ラテ先輩の話を思い出す。
 ゲネでは開き足、平台がないため、コンパネとエア箱馬でシミュレーション。ガムテ張りにかかる時間を実際に測って、その時間静止することで時間のリアリティーを上げる。基準タイムは各自違うわけで、それを実際にやってみる。黒板に書かれたタイムを見て唖然とする。演出ちゃっぷは2年のくせに最長不倒タイムをマークした。おまけに床にガムテを張るわ、あせって汚いわ大爆笑ものの見せ場を連発する。ストップウォッチを握るねねみぃが苛立ちに耳から煙を吹いている。お前ら、仲良くするんだよ。こうしてゲネは始まった。
 出来る出来ないにかかわらず、今やれる最高の準備をし納得できる仕事につなげ結果を出す。この経験を一つでも、二つでも。それが彼女らを大きく、強く、綺麗にする。そう信じて付き合う夏真っ盛り灼熱の200教室。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

8月15日(月)のつぶやき

2016-08-16 03:36:18 | Gon's_Diary
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

8月14日(日)のつぶやき

2016-08-15 03:39:11 | Gon's_Diary
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

8月12日(金)のつぶやき

2016-08-13 03:39:01 | Gon's_Diary
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

8月10日(水)のつぶやき

2016-08-11 03:36:58 | Gon's_Diary
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

県イタ演劇部はどこへ行く?

2016-08-10 21:52:43 | お芝居演劇
 12名で行ってきました淡路島。これで4回目を迎える夏の合宿 in アソンブレ。今年も伊丹西高校と一泊二日の充実した内容。ホール実習も宿での生活も、行きも帰りもキラキラドキドキ・うひゃひゃひゃひゃ。現役だけに許された夢のような二日間。引退したタマゴは行きたくてうずうず我慢してたとか。ゴメンね。
 慣れない電車移動を一人の遅刻脱落者も出さずに軽やかに乗り越えホール入り。自己紹介タイムから基礎連、定式物実習。去年軽々とやっていたなと思っていたら大誤算。出来ないものはやっぱダメ。高さのある2級はやっぱ難しい。キーワードは基準。一枚目の平台。一個目の箱馬。たった一人の司令塔。これらが揺らぐときすべてのバランスがガタガタと崩れる。集団で一つのものを創るのがお芝居。だからこそ基準が大事なのだ。失敗を通して学んでいく。ついでに4枚平台センター合い掛け箱馬に対して、最後の1枚の平台を華麗に送り込むという伝説の「なるはのミラクルプレー」の解説と実習なんてはさんでみる。先輩へのリスペクトが血となり肉となり後輩にしみわたっていく。
 午後はいよいよマイスター検定の準備。実は前日までお芝居の稽古はしていたものの、検定そのものの準備はあやふやだったのを白血球ダメ出し。裏方技能検定は上演までを検定されるわけで典型的なあかんやつ。お陰でちょっとは前進。会議室でエアー設置をすると2分半で設置できちゃう舞台装置も、ホールで定式物を使ってやると倍ほど時間がかかる。エアーになってねえ。もうちょっと工夫が必要。
 二日目には伊丹西にも付き合ってもらって模擬検定。シビアコンディションになるほど弱点が浮かび上がる。やっぱ演出は難しい。2年前演出ななみんの犯した失敗は数知れず。タイマーで決められた時間でしか明かりが落ちない客電にダメを出し続けた「ドン・キホーテ事件」や、暗転チェックも忘れてひたすら返し稽古をして、照明のミナちゃんに「がなりマイクでギリギリ助けられた事件」なんて失敗も懐かしい。既にトイレにこもるほどメンタルぼろぼろに追い込まれた演出ちゃっぷが如何に立ち直るかが今年の見どころかもしれない。なんてことも見えてくるアソンブレ実習だった。
 でもでも合宿はそれだけじゃない。ちゃんと火遊び水遊びマンガ盛り。集団生活を通してしか分からない一人一人のパーソナリティーの集合体が、本となり稽古場を支え、秋には作品に昇華する。この子、こんなとこあるんだってうれしい発見も数知れず。今はまだ得体のしれない県イタ演劇部。僕たちは一体何を目指し、そしてどこまで行くんだろうね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

8月9日(火)のつぶやき

2016-08-10 03:41:39 | Gon's_Diary
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする