映画雑記2

2006-08-25 00:02:39 | 映画
映画雑記第3弾です。
今日は以前に見た『life of David Gale』の登場。
サスペンス映画でいわゆるどんでん返しモノですが、そんじょそこらのどんでん返しとはわけが違います。僕の中では今まで見た映画の中で最も印象に残るどんでん返しでした。そんじょそこらとどう違うのかはごらんになって感じてみてください。なかなかのものですよ。
冒頭でケイト・ウィンスレットがエンストした車を乗り捨てて必死で走ってます。タイタニックでも見せなかった走りっぷりです。でもそこでシーンは終わり、何で走っているのかはわからないまま、大学教授で死刑反対論者のケビン・スペーシーが殺人罪で死刑が確定したテレビ映像が写し出されます。よくある演出ですよね。映画の中盤以降にならないとそのシーンの意味がわからないってやつが冒頭で出てくるパターン。最近もどっかで見たな。あ、そうそう、MI3がそうでした。
映画は地味に進んでいきます。血もなければ凶器もない。淡々と進んでいきます。でも目が離せないんですよ。セリフも一言一句聞き逃したら大事なことを見過ごしてしまう予感がして、映画に没頭してしまいます。これは子守りなどの“ながら鑑賞”にはさっぱり向きません。そんなことしたら子どもが泣いててもけんかしててもすべてほったらかしにして、子どもの喧騒に負けないくらいのボリュームで我が家はまさに修羅と化してしまうことでしょう。
考えさせられる映画であるかも知れませんが、日本人にとってはそこまで重いテーマにはならないのではないかと思いますね。実際、僕は見終わってから心地よい“やられた感”に浸るばかりで、そのテーマについては考えることはしませんでしたから。
と、抽象的なことばかりではっきり言わんかい!と思ってらっしゃる方は、是非ご覧ください。一見の価値はありますから。
ちなみにこの映画に合う邦題を考えていたのですが『遅れてきた真実』なんてどうでしょうか。堅いかなぁ。じゃあ、『デビッドゲイルの賞味期限』・・・軽すぎる~
では。

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