フローリング塗料比較その3

2007-10-16 19:21:44 | こだわり
いよいよフローリングに色んな液体をこぼしてみましょう。
これまでの様子はその1その2から。

もうすぐモルモットのような扱いを受けるかわいそうなフローリング達

僕は性格悪なので、ゆっくりとフローリングをいたぶってあげますよ~。
さっそく慎重に、慎重に液体をスプーンですくって、こぼしていきます。

上から小川社、ユーロワックス、ユーロオイル、オスモ、リボス

左から醤油、野菜ジュース、牛乳、コーヒー、オリーブオイルの順でこぼしてみました。
牛乳は後で思いついたので、ハミ出し気味に少しだけです。

子ども達3人は実験の様子をキラキラした瞳で見つめながら“お茶こぼしたら?”と茶々を入れています。
1号の来年の夏休み自由研究は、同じことをすると段取りいいなとふと思ったりします。
でも、小学校2年生で無垢フローリング塗料比較は、無理あるかなぁ。

子どもたちも興味津々

と、どうでもいいようなことを考えていると。。。
あっ。小川社にこぼしたオリーブオイルがいきなり広がってる!

うぅむ・・・

おぉ。早くも塗料によって違いが出てきました。

この状態で24時間ほったらかしにします。

4時間経過

一番上の小川社のフローリングは、全体的に広がり気味ですね。
木目に沿った方向に広がりやすいようです。
その他の塗料に違いはありません。

24時間経過(ちょっと画像が悪くて失礼)

丸一日が経過しました。
フローリングを移動した際に、醤油やらが垂れてしまいました。
不器用な僕をお許しください。

パッと見て目立つのは、やはり小川社にこぼしたオリーブオイルですね。
完全にフローリングに浸透してしまいました。
特に横から見ると、フローリングの反対側まで浸透するかというくらいの勢いでした。

それから、全体に共通しているのですが、オリーブオイル以外の液体はなくなりました。
これは浸透してしまったのか、単純に乾いたのか、この時点では判断は難しいです。
フローリングにとっては過酷な実験です。

さて、こぼした数々の液体を拭き取ります。
乾いたタオルで・・・と思っていたのですが、とてもそれでは拭き取れません。
なので、必殺のおしりナップの登場です。
醤油なんかはガリガリするほど乾いていたので、結構な作業になりました。
苦労しながらも、何とか拭けました。早速検証です。

①塗りやすさと②塗装後の素材感についてはその2で終わっていますので、③防汚力の検証です。

③-①小川社(蜜蝋ワックス)
オイルはもちろん他のもはっきり跡が残っています
今回実験した塗料の中では、もっとも汚れに対する抵抗が弱い結果になりました。
オリーブオイルは完全にフローリングに浸透して、こすってもこすっても取れません。
キッチンにフローリングは敷かないとはいえ、子どもが食べるスナック菓子も結構な油を含んでいます。
そんなお菓子がぽろぽろとこぼされることを考えると。。。
さらにコーヒーも木目に入り込んでしまって、こすってもこすっても取れません。
醤油も明らかに染みになってしまっています。
おそらく、オリーブオイル以外はサンダーでこすれば取れるでしょう。
で、再塗装すれば問題なく元通りに戻ると思われますが、何かをこぼすたびにそんな作業ができるかどうか。。。

③-②ユーロ(蜜蝋ワックス)

蜜蝋成分が含まれているため、期待していたのですが、結果はイマイチでした。
シミは残らないのですが、液体を垂らしていた場所がどうしてもムラのように浮かび上がります。

③-③ユーロ(オイル)

オイル系塗料なので、防汚性はあまり期待していなかったのですが、上々の結果です。
意外にもユーロ蜜蝋ワックスよりも、後に残ったムラはわかりにくいものでした。

③-④オスモ(フローリングクリア)

オスモは一切の液体の跡を消し去ってくれるくらい防汚性が強いんじゃないかと期待していたんです。
でも、やはり薄く薄くですが、ムラができてしまいました。
ちょっと実験が過酷過ぎたかも知れませんね。

③-⑤リボス(メルドス)

一番、いい意味で期待を裏切ったのがこのリボスです。
針葉樹系の塗料、自然オイル濃度の強さから、防汚性はそんなに高くないだろうとタカを括っていました。
ところが、蓋を開けてみるとかなり強い防汚性を持っていることがわかりました。
オスモやユーロオイルと遜色ないくらいの結果です。

まとめると、防汚力の強い順で、オスモ→ユーロ(オイル)→リボス→ユーロ(ワックス)→小川社となりました。
ただし、1番から4番まではほとんど差はなく、この順位も敢えてつけたものです。

さて、これで終わりではありません。
拭き取ったフローリングカットサンプルに、再度、塗装を施します。

こちらが実験後の塗装直後です。
右から小川社、ユーロ(ワックス)、ユーロ(オイル)、オスモ、リボスです。
一番左に、お口直しのきれいなさくらをご用意しました。

こちらは、実験後の塗装から24時間の乾燥時間をおきました。

はっきり言って、小川社をのぞく塗料はほとんど過酷な実験をしたことがわからない程度になっています。
色々な角度から光を当てながら見てみると、少しのムラが残っている程度です。
ふぅ~。疲れました。
続きはまた明日。次回、最終回にてmercy邸に採用される塗料が決まります!
では。

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4 コメント

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Unknown (ふわら)
2007-10-16 19:44:16
mercyさん根性ですね!凄いです。
オスモ使いのウチとしては、
オスモに頑張って貰いたい所ですが(笑)
他のに軍配が上がっても、
もう変更効かなさそうだし(T_T)

こういうの、もうちょい早くやってください(無茶)
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Unknown (まうまう)
2007-10-16 20:26:35
おおう!なんと小川落選か!!やっぱり子持ちとしては防汚力は重視でしょう!!まうまう的にはユーロのオイルがいいかな~と思いましたよ!
しかし・・小学校二年生の自由研究にはちょっと渋いですか?。。
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Unknown (mercy)
2007-10-16 20:34:26
ふわらさん
いや、オスモの防汚力はさすがの一言ですよ。
やはり実験が過酷すぎたのだと思います。何かをこぼしてもすぐにふき取れば、何の問題もなさそうです。
あくまでも、僕個人的な感想なんで、これごときに左右される必要はありませんからね。
ところで、二の腕ダイエットする決心はつきましたか?レポお待ちしていますので(笑)
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Unknown (mercy)
2007-10-16 20:43:17
まうまうさん
あ、先に結論を言っちゃダメです!!(笑)
実はもうひとつね、ユーロにする大きな理由があるんです。それは・・・おっと。ここで発表してしまうと誰にも読んでもらえませんからナイショです。
やっぱり、これを自由研究にするのは無理がありますかね~。画像やらバッチリそろってるんですけど。。。
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