子ども達3人と一緒に歩いているときのことです。
直径が5㎝程度の穴が水平に通っています。
恐らくは地上近くに掘られた穴の一部が陥没したのでしょう。
その穴は奥深くまで続いているようで、
暗がりになって先が見えません。
これはたぶん、モグラの穴やな。
モグラの穴なんてmercy邸の周辺環境では見れるものではありません。
いい機会なので、解説してみました。
モグラは土の中に住んでいるから、
ほとんど物を見る機会がなくて、
目がほとんど見えへんねん。
ミミズや虫の幼虫を食べてるらしい。
子ども達は興味津々で穴の奥を見ようと、覗き込んでいます。
やがて1号が言いました。
モグラって、こんなに小さい穴が通れるん?
2号もその意見に同意しています。
2人の話をよくよく聞いてみると。。。
実物のモグラなんて見たことない。
でも、マンガや図鑑に出てくるときがあるから存在は知っている。
イメージ的にうさぎくらいの大きさがあると思っていた。
とのことです。
なるほどねぇ。
確かに僕もモグラなんて、今まで生きてきた中で2回くらいしか見たことありません。
そのくせ、マンガのキャラクターには頻繁に登場しますよね。
滅多に見ることがないからこそミステリアスな存在であり、
イメージばかりが先行するのかも知れません。
そこで説明を続けました。
んなアホな。モグラはそんなにでっかくないで。
だいたい10㎝から15㎝くらい。
ネズミよりもちょっと大きいくらいかな。
すると1号、すかさず答えます。
ネズミ?
ネズミも見たことないからわからへんねん。
そっか。
トムとジェリーで究極にデフォルメされたネズミは見ていても、
今の子ども達には本物のネズミを見る機会がないんですね。
田舎の家では土間にゴキブリホイホイを置いておいたら、
ネズミがかかってしまったなんてことはしょっちゅうなんですが。
結局、わかりやすい例としてハムスターを挙げて、
やっと子ども達はモグラの大きさについて納得したようです。
♪戦争を知らない~こ~ど~も~たち~さ~
と親世代との区別を歌われた団塊Jr世代。
それが僕らアラフォーと呼ばれる世代なんですが、
今の子ども達は『モグラやネズミを知らない世代』なんですね。
日常生活ではそんなことを意識したことはないのですが、
ふとした会話で必然的にできていくギャップを感じました。
知っているからいいとか知らないから悪いという話じゃなく、
こういう小さなギャップの積み重ねが、
親が子を、子が親を理解できないという状況を作り出してしまうような気がします。
やっぱり親子のコミュニケーションは大切ですね。
もちろん、夫婦も(汗)
理解はできなくても知ることができますから。
今日、保育園や小学校でどんなことがあったか。
あったことに対して、どう思うか。
そんな小さなことから、会話を大切にしようと思っています。
じゃないと、いざというときに話ができないという事態は困りますのでね。
えっと・・・何の話でしたっけ?
そうそう。モグラとネズミね。
モグラもネズミも、話題にしてことさら楽しいというわけではないのですが、
こういう子ども達との、他愛のない話は楽しく大切なものだと思います。
では。
動物園くらいしかないですよね。
うちの実家の隣が畑だったため、
庭の芝生にモグラが作った穴がポコポコと
出来ていたことがよくありました。
ごくたま~に地上でお亡くなりになって
ひからびたモグラもいたり。
ネズミは都内の某地下鉄の駅でもたまに見かけました。
通勤で利用していた頃、
電車を待っているときに見かけると
つい目で追ってしまってちょっと楽しかったですが。
>知っているからいいとか知らないから悪いという話じゃなく
でもいろいろなことを知っていると楽しいですよね。
うちもいろいろなことを知るために図鑑を見せるなり、
その次はそれを実際に見に行くなりして
勉強させないとな~と思いました。
>それが僕らアラフォーと呼ばれる世代なんですが
アラフォーか~なんて思っていたら、
そういえば私もアラフォーでした(笑)
住宅地に住んでいると、ネズミに会うこともありませんねぇ。ましてやモグラなんて、絶対と言っていいほど見ることはありません。田舎に住んでいるクセに、中途半端なんですよね。
地下鉄の通っている地域に住んでいると、駅でネズミを見ることもあるんですね。
家の中にネズミが住んでいるって、そんな環境がいいとは言えませんが、そういう環境を経験することも必要だという気がします。
もちろん、ネズミやモグラの実物を見たことがあるに越したことはないですよね。モグラを捕まえるのは至難の業ですが(笑)
でも、動物園にネズミやモグラっています?カピバラなら見たことあるのですが、ネズミとして適切なサンプルじゃないですよね。モグラなんて展示していてももぐってるばかりでしょうし。
engawaさんも立派なアラフォーになられるよう、がんばってください♪