評論家の棲む組織

2020-08-24 17:31:59 | リーダー
私の組織の№2、つまり私の直下の部下は評論家だ。
しゃべることに長けており、人を説き伏せる能力が高い。
屁理屈を恥ずかしげもなく、さも当たり前のように話す。
見ていて痛々しいときすらある。
しかし、自分で何かを始めることはない。
ない、というかできないのだと推測している。
プライドが高く、他人にものを頼むのが苦手。
仕事柄、他部署との協議の機会が多いが、その場には出たがらない。
内部の協議では大口を好む。
典型的な評論家であり、残念ながら部下からも上司からも嫌われるタイプ。
恥ずかしいことであるが、私の“会社”には評論家が多い。
口だけ達者で、自分から動こうとしない。
動き方がわからない。
プライドが邪魔をして動くことを妨げる。
また、動かなきゃならないときには達者な口を駆使して、動かないことを正当化する。
達者、というか厚顔無恥と表現した方が近いかな。
いずれ、ここで具体例を挙げられるだろう。
ひとつだけ言いたいのは、評論家という仕事を生業にしていないのなら、決して評論家にはなってはいけない。
ま、お前にはその心配はないと思うが。