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“にぎわい戻るまで” 奮闘する土産物店

2020-06-11 07:00:03 | 報道/ニュース

5月20日 NHK「おはよう日本」


人がいない新千歳空港。
今年の大型連休の光景である。
大型連休中に空港を発着した国内線の利用客は激減。
航空大手2社の去年の同じ時期に比べて9割以上落ち込んだ。
テナントも大きな痛手を受けている。
約190の店舗のうち半分近くが休業を余儀なくされている。
空港の土産物店の経営者。
店は4月の売り上げは8割以上落ち込んだ。
それでも休業せずに営業を続けるのは
長年ターミナルビルの中心部で店を守ってきた意地があるからである。
(土産物店経営者)
「北海道中でこの角でやれるのは3社4社しかないわけですから
 そこはやはり責任感というか
 プライド持ってやらなければ。
 それがなければやはりやれないと思う。
 もう本当に北海道の玄関ですよね。」
なんとか空港の店を支えたい。
経営者はあるアイデアに活路を求めた。
“北海道復興福袋”
3月下旬から取り扱いを始めた。
商品を仕入れたのは物産展の中止などで在庫を抱えたメーカーから。
自社の商品と合わせて売り出した。
海産物やお菓子など
道内の特産品を詰め込んで
値段は5,000~30,000円。
これまでに5万袋以上売り上げるヒットになった。
評判を聞いたメーカーから新たな取引の依頼も舞い込むようになっている。
(土産物店経営者)
「みんなが空港のなか大変な中でも
 まず自分たちとして何ができるかということで
 このプロジェクトを始めた。
 それプラス
 大きな意味で少しでも北海道のためになればというのはある。」
さらに取引を広げようと
道内各地の情報を持つ札幌商工会議所とも連携を始めている。
この日は担当者と打ち合わせ。
試食しながら新たな商品を選ぶ。
多くの商品を仕入れることが決まった。
採用が決まった商品をゆくゆくは空港の店でも扱いたいと考えている。
想定以上の販売に手ごたえを感じている。
それでも
新千歳空港にまた以前の賑わいが戻ってもらいたい。
それが一番の願いである。
(土産物店経営者)
「空港に来ると元気もらえる。
 みんな やはり旅とかで笑顔多いので
 何かちょっと辛いことがあっても
 朝来たら元気もらえるじゃないですか。
 それ大きいですよね。
 早く普通の状態に戻り
 店に元気が出て
 改めて
 お客様に新しいサービスをどう提供していくか
 考えながらやっていきたい。」




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