日暮しの種 

経済やら芸能やらスポーツやら
お勉強いたします

米 ラスベガス 失業率最悪の中 経済再開の動き

2020-06-29 07:00:00 | 報道/ニュース

6月3日 NHKBS1「国際報道2020」


ラスベガスがあるアメリカのネバダ州では
一大産業であるカジノが休業した影響で4月の失業率が28%を超えて
これは全米各州の中で最悪の数字となっている。

ラスベガス中心部の大通り。
ふだんは大勢の人で混み合っているが
今はほとんど人通りは無い。
以前は常に多くの観光客などでにぎわう街だった。
しかし感染拡大で3月から次々にカジノじゃホテルが休業。
世界中から押し寄せていた観光客は姿を見ることすらまれである。
観光産業の停滞はラスベガスの街全体の雇用を直撃している。
市内に暮らすケリーさんとボーイフレンドのゼラーさん。
ケリーさんは市内のレストランで働いていたが
理由も告げられず突然解雇された。
去年12月に学校を卒業したばかりだったという。
(ケリーさん)
「突然解雇されました。
 本当に急なことでした。」
今は失業保険を受け取りながら次の仕事を探している。
しかし経済活動が事実上止まっているラスベガスで
新たな仕事の募集はほとんど無い。
(ケリーさん)
「いつ次の仕事に就けるかわからないので
 出来るだけ節約して過ごしています。」
音響エンジニアとして働いていたゼラーさんは
今はコンサートなどのエンターテインメントの仕事はない。
(ゼラーさん)
「仕事がいつ再開されるか分かりません。
 自分の力で生きていくしかないんです。」
こうしたなかラスベガスでは6月4日からカジノが順次再開されることになり
いま各社は感染防止策の徹底に追われている。
ホテルに併設されたカジノでは
カードを配るディーラーと客の間に飛沫を防ぐ透明な板を設置したほか
利用客にマスクを無料で配布することにした。
また
手を洗えるよう洗面台も設置。
従来のように営業はできないが
慎重に再開を進めていく方針である。
(ホテルの感染防止策担当)
「再開と同時に
 カジノが利用客で混み合う状態にするわけにはいきません。
 新しく導入した対策をゆっくりと着実に進めていきます。」
ただ感染のリスクを避けようと
旅行に出ることを控える人も少なくないのが現状で
ラスベガスが日常を取り戻し
人々に仕事がいきわたるにはまだ時間がかかる見通しである。


 

コメント