かづさふるさと紀行

ふるさと「加津佐」の今をあなたに。

雲仙の紅葉絵巻

2011年10月31日 | 日記

      

今日は、10月31日 月曜日 天候は晴れ。10月も、今日で終わり。これから、晩秋を迎えるんですね。
朝から、澄んだ秋空が広がりましたよ。
 さて、今日も、連れ合いと一緒に、午後から雲仙に紅葉見学へと出かけることにしました。仁田峠へ向かう途中
の展望所からは遠景もよく見えます。固定式の望遠鏡もあるのですが、見る人は殆どいません。私も、子供時代に
よく見ていたのですが、時間が来るとカメラのシャッターみたいに“パシャリ”と切れるんですね。未練を残しながら、
仕方なくその場を離れていましたね。今は、カメラの望遠レンズが代用しているのでしょう。
 さて、仁田峠の駐車場に着いたのですが、そこから見る範囲では、紅葉しているようには見えません。少し早い
かなと思いつつ、ロープウェイの発着所に行って見ることにしました。そこには、紅葉情報が書かれていて、妙見岳
山頂は見頃と書いてあったので、ロープウェイで登ることに。山頂に近づくにつれて、山肌の紅葉が目の前に迫って
来ます。自然の織りなす見事な景観は、まるで紅葉絵巻を見ているようです。
 山頂駅に着くと、山の天気が変わらないうちにと、展望所へと向かう足も自然に速くなります。ところが、展望所では
期待していた紅葉風景が見られません。仕方なく、もうひとつの展望所を目指すことにしました。
  途中、テレビ番組の取材で一緒した地元テレビ局のカメラマンとバッタリ。一言二言、言葉を交わした後、丁寧に
撮影ボイントの道順を教えてもらいましたよ。もう少しで、間違って、下の道に行くところでした。ツイテル、ツイテル。
 撮影ポイントに着きましたよ。そこには、三脚を設置した本格的なカメラマンの姿が。ところが。ここは、気温の差が
あるのか、霧が発生しいています。風が吹いて、霧が晴れたかと思うと、次の霧がモクモクと湧いてきます。山の天気
に詳しくない私にとっては、霧が山肌を駆け巡っているという感じを受けます。時折、霧が薄くなると、山肌の紅葉が
浮かびあがって見え、神々しくもあります。
 駐車場に戻って来ました。連れ合いも、近くの山を歩いて来たとか。日頃の運動不足のせいか少し疲れ気味の様子。
福岡のテレビ局の取材もあっていて、連れ合いが良く見る番組の取材だったようですよ。




         

          山肌を染める紅葉が、澄み切った秋空にとても、映えています。



     
     
      こんな風景を見ていると、山についてもっと知りたくなりましたよ。でも、体力があればの話ですが…。


            

            展望所へ行く途中で見つけた、紅葉した一本の木。こんな風景もいいですね。


            

              ハッとさせられる“自然の赤”に魅せられて、カメラを向けました。

















秋雨のビワの花のつぼみ

2011年10月30日 | 日記

      

今日は、10月30日 日曜日 天候は雨。昨日も雨。今日も雨。
朝から雨音を聴くと、動きまで鈍くなるような気がします。昨日から、家の中で過ごした私は、外の空気が吸いたくて
何度も、玄関を開け、外の様子を観察するのですが、今日も、外出できるような状況ではありません。
 居間では、連れ合いが、ゆっくり新聞を広げながら、紙面を目で追っています。至福の時間を過ごしていると思い、
私は、そんな様子を横目で見ながら、そっと自分の部屋に戻ってきます。
  それから、私は、インターネットの画面を開き、全国紙とローカル紙のコラムを読みます。それぞれ、練られた文章表現
にはいつも感心します。ブログを書く上でも、とても参考になっています。
 先日は朝日新聞のコラムの「天声人語」の書写ノートが36万冊のペストセラーになっている事を知りました。
今までの音読ブームが去って、これからは、コラムの書写ブームになるんですかね。
 そんなことをしていたら、もう昼の時間になりました。連れ合いが、昼食の準備に取り掛かります。食卓の皿の上には
「さんま」がのっています。連れ合いが「このサンマは一匹75円よ」と言います。私には、2匹で150円と言った方が
安く感じるのですが…。主婦感覚と何も考えない感覚の違いかも知れませんね。
 さて、お腹も一杯になったことだし、少し、小雨はふっているものの、ぶらりと出かけることにしました。出かけてすぐに
ビワの花の蕾を見かけました。これから、冬にかけて花が咲くんですよね。それにしても、素朴というか控えめな印象を
受けます。写真俳句をたしなんでいたら、ここで一句でも浮かびそうですが…。


                   
   
                   ビワの花のつぼみに出会った後、しばらく行くと。畑の道沿いに
                   真っ赤な「ケイト」が目にとまりました。少し、地味なビワの花の
                   蕾を見た後だけに、バッと気分が明るくなりましたよ。


              

                今日の午後2時半頃の野田浜海岸です。小雨が降っているため、辺りも暗く
                 なっています。         





        


深紅の実が鮮やかーピラカンサス

2011年10月28日 | 日記

      

今日は、10月28日  金曜日 天候は曇り。昨日の秋晴れから一転して、朝から厚い雲が空を覆っています。
朝起きると、肌寒さを覚えたので、また、風邪でも引いたかなと不安になりましたよ。最近、風邪にはめっぽう弱くなった
ように感じます。今日は、少し遅い朝ご飯をとっていると、連れ合いが、朝方に雨が降ったことを教えてくれました。道理で
気温が下がったわけがわかりましたよ。
 テレビの気象情報では、今日の気温は20度以下ということになっていました。晩秋に近づきつつあるんですね。
でも、冬に備えた体力づくりのため、雲行きはあやしいものの、ウォーキングに出かけることになりました。来月の半ばには
雲仙山系の縦走という、私にとっては、壮大な登山計画が控えていますので、大丈夫かなと、今、不安が先行しています。
 さて、そんなこともあり、急な坂がある八の久保方面へのウォーキングということになりました。途中、真っ赤な花が咲いて
いると思ったのですが、近づくと深紅の実がビッシリ。
  いつも、ここの畑の花を育てていらっしゃるMさんがおられたので、名前を訊ねて見ました。
「ピラカンサス」ということでした。なんだか、舌をかみそうな名前ですね。頭の中で、何度繰り返しても、頭に入りそうにない
名前ですよ。調べてわかったのですが、この「ピラカンサス」の花言葉は、「燃ゆる想い」とか。これだったら忘れませんよ。
  これを、そのまま名前として、つけてくれたら良かったのにと、燃ゆる想いも、残り火になった私がつぶやくのでした。

          

          午後1時半頃の、八の久保から見た風景です。左には、口加高校のグラウンドも見えています。
          天候も、小雨が降りそうな空模様になっています。早崎半島もかすんで見えます。


  

  道を少し外れたところに咲いていた「タンポポの花」が咲いていました。近くには「綿毛」もありましたよ。息を吹きかけて
  飛ばしてみたかったのですが、やめました。花と綿毛のコンビでしたので、そっとしておきたかったのです。
   それにしても、「秋のタンポポ」も、なかなかいいですね。

                   

             さて、下の道に下りてくると、白い花らしきものが見えます。最近では、見るものが
             すべて、花に見えてしまうんですよ。困ったものです。近づくと「何だ!こりゃ」という
             感じです。葉の裏が白くなり、虫が食べているみたいです。
              葉の先端が、蜘蛛糸で引っ張られています。これは、微妙なバランスですよ。
             それにしても、この形は、日本でも、すっかりおなじみになっている「ハロウィン」の
             仮装マスクにも使えそうですよ。ハロウィンは、秋の収穫を祝い、悪霊を追い出す
             祭だとか。10月31日の夜に行われます。もう、まもなくですね。

 






加津佐・山里の小さな収穫祭

2011年10月27日 | 日記

     

今日は、10月27日 木曜日 天候は晴れ。昨日に引き続いて、今日も澄んだ秋空に恵まれました。
さて、今日の予定は、後登龍地区の「収穫祭」に、私の所属する会の皆さんと一緒に、参加することになっています。
車2台に便乗して、集合時間の午前10時前に、後登龍公民館前に到着しました。しばらくすると、町内の保育園児も、園
ごとに集まって来ました。
 開会の前に、地区の方が、湯がいたトウモロコシを持ってきてくださったので、頂くことにしました。かぶりつくようにして食べた
ひと味。甘いですね。とれたてのトウモロコシの甘味とは、この味なんですね。お祭りの時の、露店で売ってある、味がついた
トウモロコシとは全然違いますよ。何だか、ワクワクしてきましたよ。実は、今日は、このトウモロコシの収穫祭なんですよ。.
 会長さんのあいさつの後、早速トウモロコシ畑に向かうことになりました。
いざ収穫ということで、畑に入るも、色づいていないので、どこにあるのか、最初戸惑いましたよ。それにしても、トウモロコシの
茎は高いですね。大人でも、隠れて見えないぐらいですよ。園児たちは、器用に畑の中に入っていきます。園児の収穫風景を
撮ろうと思ったのですが、これでは園児との隠れん坊になると思い、畑での撮影は諦めることにしましたよ。
 ここからが面白いんですよ。参加人数は、園児と私たちも含めればかなりの数になっています。畑もそんなに広くは感じません。
そこで、1人当たり3本となりました。3本ですから、真剣に品定め。ところが、しばらくして、何本でもいいということになったんです。
 それを聞いた途端、会の皆さんの目が輝いたと思ったら、同時に手足の動きもスピードアップ。
瞬く間に、持参したビニール袋が、はちきれんばかりになっていましたよ。
 畑から出てきた園児たちも、重たそうに袋を手にしています。写真でもわかるでしょう。
引率の保母さんが言っておられました。「いい体験をさせてもらいました」と。そうですよね。「自然体験」は、早い時期がいいかも
知れませんね。
 今日のお世話をしてくださったのは、後登龍活性化委員会の皆さん。収穫したトウモロコシをビニール袋に入れて、畑から出てくる
園児を見る眼差しが、とても温かい印象を受けました。
 それから、九州農政局むらづくり審査会においての、平成23年度九州農政局長賞おめでとうございます。
これからも、後登龍活性化委員会の皆さまの“元気なムラ”づくりに向けての活躍を願っています。
  また、来年も呼んでください。今日は、会の皆さんも、大喜びでした。ありがとうございました。


    

    トウモロコシの収穫が終わった後は、ひまわりの花摘み。ひまわり植栽も、耕作放棄地をなくす目的のひとつ
    かもわかりませんが、この地区の景観を護ることにもつながるんですね。

    

      ふるさとの山をバックにして、ひまわりを手にする園児の姿が、風景に溶け込んでいました。


加津佐・口之津・南有馬ーそれぞれの濃紺の海

2011年10月26日 | 日記

     

今日は、10月26日 水曜日 天候は晴れ。昨晩から、今朝にかけて、かなりの冷え込みでしたね。掛け布団も
重たくなりました。我が家では、羽毛布団ではないのですよ。
 さて、昨日のウォーキングで、目覚めのいい朝を迎えました。太陽の光を、目いっぱい受けていたので、その
影響もあるんで゜しょうか、昨晩は布団に入ったら、すぐ寝入ってしまいました。
 と言うことで、気分も上々。澄み切った青空が広がり、出かけるのには不足はありません。国道から見る、今日の
海の色が、まさに濃紺の秋の海になっています。そんな、海の色の魅力に惹かれて、下馬松海岸にやってきました。
大潮のせいか、“砂のグラウンド”’が目の前に広がっています。遠浅の天然の砂浜の感触を味わいながら、ゆっくり
歩いて見ました。「誰もいない海」でも、口ずさみたくなりましたが、最初の歌詞が頭に浮かんで来ないのです。
  それにしても、こんな広々とした自然の砂浜を歩くだけでも“幸せな気分”に浸ることができるのですから
贅沢な話しですよね。

     

加津佐の浜から、口之津の瀬詰崎灯台に来ています。今日は、灯台の写真ではなくて、海の表情をと思って
撮って見ました。荒々しい潮流が、海峡の微妙な色の変化を見せています。ここでは、穏やかな海の表情をみる
ことはありません。対岸には小さく風車が見えます。天草です。


     

最後は、南有馬漁港から、島原の乱の前、天草四郎を救世主と仰ぐ天草・島原の壇信徒の幹部たちが、作戦を
練ったと言うことから、談合島と呼ばれている湯島を撮ったものです。海の色が二分しています。どんな影響なんで
しょうか。不思議な感覚がします。




加津佐・秋の山と海の風景

2011年10月25日 | 日記

     

今日は、10月24日 火曜日 天候は曇りから晴れ。昨夜は、ラジオ深夜便を聴いていたせいか、なかなか寝つけなくて
今朝は、少し、遅く起きてしまいました。いつもは、聴きながら、寝入ってしまうことが多いのですか…。青春時代は「オール
ナイトニッポン」という若者向けの番組があっていましたね。その当時は「ながら族」と言って、ラジオを聴きながら、机に
向かっていたものでした。勉強の効果があったかは、今でも疑問ですが、騒がしい音楽でも気にならずに聴けたものでした。
 青春時代の習慣が、今だに残っているんでしょうね。深夜放送を聴くのは、ひとつも苦にならないのです。
 今日は、少し前置きが長くなってしまいました。年齢を重ねると、少しくどくなるのかもしれません。
さて、我が家の食卓テーブルには、いつも、ミカンが置いてあります。ということで、今が旬のミカンの風景を探しにいくことに
しました。かって、加津佐もみかん栽培が盛んだった時期がありましたね、周りは殆どミカン畑だったように記憶しています。
詳しくはわかりませんが、ミカンの専業農家もあったのではないでしょうか。それから、加津佐の特産品として「福原オレンジ」を
売り出そうという気運もありましたね。
 そんなことを思いながら、バイクを山間地域の山口、登龍方面へ走らせることにしました。小規模のミカン畑はみかけるのですが
「ミカン山」という感じの風景には出会えません。とうとう上登龍までやってきました。突如飛び込んできた、鈴なりのミカン。上を見ると
山の斜面を切り開いたようなミカン畑が続いています。これこそ、本当の「ミカン山」と呼んでいいでしょう。日当たりもとても良さそうに
見えます。こんな場所が、ミカン栽培に適した場所なんでしょうね。
 色づいたミカンに、緑が映えて、とてもいい色合いになっています。秋を彩る‘旬の風景’のひとつでしょう。


         

         山口小学校上の道路沿いには、ハゼの木が色づいていました。


         

             花の勲章みたいですよ。ミカン山の、すぐ近くの路傍に咲いていた
             ヤマジノギクという野草です。


         

         「ミカン山」を撮影した後、ウォーキングをするために野田浜にやってきました。
         今日は、松林と渚の両方のウォーキングを楽しみました。太陽が沈みかけたので
         しばらく待って撮った「夕日」です。今日の1日に感謝しながら、冷え込む浜辺を
         後にしました。


加津佐・海の絶景

2011年10月24日 | 日記



今日は、10月24日 月曜日  天候は晴れ。そして、今日は、暦の上では二十四節季のひとつ、霜降(そうこう)。
霜が降り始める頃とか。でも、暦とは裏腹に、少し暑い1日になりました。
 天気もいいことだし、午後から、連れ合いと一緒に登山をすることになりました。それも、加津佐にある、標高百メートル
の山「岩戸山」に。参道入り口にやってきました。何回も、この階段は上るのですが、今日は久しぶりだったので、少し
息が上がりましたよ。寺の境内から、また階段が続きます。だいぶ、体も慣れてきたみたいです。
 山に入ると、光が木々に遮られて、薄暗く感じます。日が射さないせいか、ヒンヤリと感じます。山の斜面に沿って
登ること、十数分。着きましたよ頂上に。そんなの登山って言われそうですね。でも、山には変わりないですから。
 頂上からの眺めです。穏やかな、秋の海が目の前に広がっています。言っときますが、写真では、そう感じてもらえない
かもしれませんが、下を見ると足がすくみますよ。もう一度言いますけど、高さ百メートルですよ。
 少し体力を消耗したので、連れ合いとティータイム。甘いお菓子がエネルギーとなって、身体中に広がってくるようです。
 ここは、座禅石といいます。昔、道元禅師の流れをくみ、法統6代目を継いだ大智禅師が、ここで座禅を組んだことから
、そう伝えられています。禅宗のお寺では「座禅石」は見かけるのですが、断崖絶壁の「座禅石」は珍しいでしょう。




      突端の断崖から、おっかな腰で、前浜と水月の町並みを撮っています。下を見たら、目がくらみます。
     高所恐怖症の方は、絶対ここからの写真は無理ですよ。雲仙山脈にかかっている雲、何に見えますか。
     飛んでいる鳥みたいに見えるのですが…。鳥にしては、メタボ体型かな~。

             

             下馬松海岸と、遠くには口之津の白浜海岸も見えます。

     
            

            大智禅師と一緒に座禅をどうぞ。
            大智禅師は、こんな偈頌(げじゅ)を残しておられます。偈頌とは、禅僧が作った
            詩なんですね。少し、難しいのですが、せっかくですから下に書いて見ます。
                    
               
                   笠津望遠   (笠津は加津佐の古名)
                    ほう窓冷やかに対す一江の秋
                    智境融ずるとき見処あまねし
                    岸上の青山動ぜずといえども
                    波心の名月去って流れに随う

               (訳)
                とま船の窓より見れば冷やかに川一面の秋の色
                智(みるもの)と境(見られるもの)と相融じ
                岸のほとりの青山はごつごつとして動かねど
                波心(なみ)にくだける名月は流れに随い去ってゆく
                              水野弥穂子氏訳


              岩戸山観光ガイドの申し込みは、南島原ひまわり観光協会まで。 電話 0957-76-1800


       
           


加津佐・今日のあちこち点描

2011年10月23日 | 日記

    

今日は、10月23日 月曜日  天候は曇り。朝から晴れの予報が外れて、曇り空。夕方近くになって、やつと青空が
のぞきました。気温も、暑くもなく、寒くもない、過ごしやすい1日となりました。
 さて、時刻は正午過ぎ。下馬松近くの土瀬戸橋付近にきています。今年の「ゆめ・手づくり・ふれあい祭り」の開催
幟が、秋風にはためいています。今年は、会場が、旧加津佐駅裏になったため、この場所に設置されたんですね。
 電柱には、11月2日に開催される、長崎県高校駅伝の開催告知の立看板も設置されています。
初めての会場になるだけに、どんなお祭りになるか、今から楽しみですよ。

      

      写真は、旧加津佐駅のレール敷設跡です。祭りに備えて、除草作業や整地作業が行われています。
      鉄道が廃線になり、かつてのプラットホームに立つことはありませんが、ここから乗り降りしていた頃が
      想い出されます。
        かって、幼少の頃、女島付近に住んでいた、劇作家の菊田一夫氏の自伝的小説「がしんたれ」の
      中で、こんな風に書かれてあります。
        「…女島は島といっても島でなく、松林と白い砂浜の加津佐のはずれに、突如として屹立した拳固
         のような岩山なのである。
         その東側の松林の中には、子供の頃にはなかった島原鉄道の執着加津佐駅がある。そこは
        人影もない寂しい松林だった」と。

              

               会場地になる旧加津佐駅裏広場から見た愛宕山
             
             

               会場地とつながる前浜海水浴場です。


             

             今月31日に開催される、「鯛釣り大会」の会場となる加津佐漁港。

                    

                   野田浜で見た、流木の造形。私には、懐かしい「ゴジラ」
                   に見えました。

                   






      


加津佐・笑顔のコバノセンナの花

2011年10月21日 | 日記

      
                                                                               

        

今日は、10月21日 金曜日 天候は雨。
今年は、御天気に恵まれた秋の大祭も終わり、いつもと変わらない、秋の一日が始まりました。ところが、昨晩から雨が、
今朝になっても降ったり、止んだりの天気になっています。
 今日も、露店が少しは残っていたものの、片付けが終わった店もあり、人通りもなく閑散としていましたよ。
 昔は、終わった後でも、4,5日は店が開かれていました。前は、茶碗・皿などの日用品や鎌や鍬などの農具も
店先には並べてありましたが、昔の人は、お祭りの時に1年分の、茶碗や皿を買い求めていたとか。
 現代はすべてのものが、自由に買える時代になりましたから、祭礼の時にわざわざ買う必要もなくなったんですね。
露店も、イベント会場でも見かけるようになり、珍しさも薄れてきたのかも知れません。
 で、今日はどうする?と自問自答。本屋さんに、連れ合いの運転する車で、今日発売の月刊紙を買いに行くことに。
本を買った後、雨の日でも、何か撮れそうだなと思い、グリーンロードを走って見ることにしました。加津佐が一望できる
花房展望所に来ると、「黄色い花」が。4,5日前、馬鈴薯畑を撮るときに、ここを通ったのですが、まだ、蕾の状態だった
ので気になっていたのですよ。まだ、咲き始めたばかりのようです。花の数も多くありません。
  近寄って見ると、花たちが、こちらを見て笑っているように見えるのですが…。ニコニコと。私には、「小さい花のパンダ」
にも見えます。私は、すぐ連想する悪いクセがありまして、そうかなと思ってもらえば、嬉しいのですが。
 写真は、本当は一枚にしたかったのですが、雨滴が葉や、枝などについていて、風情があったので、載せることにしました。
これから、秋の花が少なくなる時、ここを通るドライバーの目を楽しませてくれることでしょう。
  そうそう、花の名前は「コバノセンナ」と言います。どんな花なのか、興味をもたれたら、インターネットで検索してみて
ください。

            

           写真を撮った後、連れ合いと一緒にスーパーへ。私は車の中で、待つことに。
           ふと、前を見ると「掲示板」に「夢・手づくりふれあい・祭り」の開催ポスターが
           貼られてありました。今年で20回目。最初の第1回目は、岩戸グラウンドに
           巨大テントが出現し、度肝を抜かれたことを思い出しましたよ。あれから20年
           と言うより、アッと言う間の20年と言った方が、いいのかも知れません。
           今年は、会場が旧加津佐駅裏周辺になっているみたいです。




秋の大祭お上りの日

2011年10月20日 | 日記

          

今日は、10月20日 木曜日 天候は晴れ。3日続きの秋日和となりました。
今日は、秋の大祭のお上りの日。お旅所を出発したお神輿は、境町自治会に来ています。神輿が自治会に立ち寄ることを
何と呼ぶのかわかりませんでしたので、近くにおられた元自治会長さんにお訊ねしたところ「渡御(とぎょ)」と言うことでした。
調べたところ「渡御」と言うのは、祭礼の際の、神輿のお出まし」と言う意味があるとか。恥ずかしい事に、この年齢になるまで
知りませんでしたよ。神輿が到着したのは、午後2時半。すでに到着場所には、自治会の皆さんが集まっておられました。
自治会への巡行は、旧加津佐町内でも、ここだけとか。長年の歴史があるんですね。
 着いたお神輿は、仮のお旅所に置かれ、早速神事の「浦安の舞」が奉納されました。神社等で奉納されているのを、よく
見るのですが、歴史的な背景や意味をよくわかっていなかったのですね。
  またまた調べることになりました。昭和8年に昭和天皇が、世の泰平を祈って詠まれた和歌をもとにして、昭和15年に
皇記2600年を奉祝して、時の宮内省の楽長さんが、作曲振付されたものだそうです。昭和15年の11月10日午前10時に
全国の神社で一斉に奉納されて以来、今日まで続いているとか。浦安とは、心安らかと言う意味があり、昔は、我が国は
浦安の国と呼ばれていたんです。
 だから、この曲を聞きながら、舞を見ていると厳粛な気持ちになり、心安らかになるんですね。
神様も、この2日間、若者が担ぐ神輿の中で、揺り動かされて、泰平を願う「神力」を、この地に授けられたのではないでしょうか。
 


   

   神輿が到着しましたよ。「ワッショイ」      境町の渡御の地で、自治会の皆さんや福祉施設の方も参加        

                        
    
                    お下りのお神輿を見送った後、野田浜に。
                    海岸へ抜ける松林の入り口に、ユッカ蘭が咲いていました。
                    白い花が、とても目立っていました。
                    


加津佐・秋の大祭点描

2011年10月19日 | 日記

    

今日は、10月19日 水曜日 天候は晴れ。昨日に続いて、絶好の行楽日和、いや間違いました、秋日和でした。
温泉神社の大祭が、今日から始まりました。今日は、神様がお下りになるので、家にいなければと、連れ合いと、朝
から夫婦の会話。午前中は、秋の風味、栗きんとんを通販で注文していたので、家で宅急便を待っていました。甘い
ものには、夫婦とも目がないのですよ。
 さてさて、午後からお下りと言うことで、今年は、加津佐東小学校近くで、お神輿を待つことになりました。しばらく
待っていたのですが、神輿の姿が見えると、心も何だかうきうきしてきます。堀川沿いに行くのかなと思いきや、神輿は
東小の校庭の中に入っていきます。学校が休憩場所だったんですね。知りませんでしたよ。校長先生が、いろいろお世話
をされているように見えます。
 太鼓の響きともに、再び出発します。今度は間違いなく、堀川沿いを通って、神輿は橋を渡り、岩戸方面に、それから
折り返した後、今度は本町通りから、浜町方面に抜けて、お旅所へと向かいます。
 私の子ども時代には、当時 土手と言っていたのですが、そこにお旅所があったように記憶しているのですが…。でも、
それも遠い昔になってしまいましたね。子どもにとっては、お旅所よりも、神社近くの露店がお目当てでしたから。
それも、おもちゃが人気の的だったような気がするのですが…。何回も、何回も見あきるほど、店の前を通ったものです。
 そんなことを想い出しながら、商工会近くのお旅所で、神輿を待っていました。神輿が到着すると、神事が始まり、浦安の
舞が奉納されました。平日のせいか、一般の参詣者は少ないような気がします。目を露店に向けると、昔の露店と違って
食べ物の出店が、多く目につきます。いつもは、出店の新聞折り込みなどもあっていたようですが、今年は見かけません
でした。時代の流れとは言え、露店の数が減っていくのも、少し寂しい気がします。
 明日は、連れ合いと一緒に、参拝も兼ねて、露店も覗いてみることにします。


  

   お旅所では、神事が撮り行われていました。            お母さんにおねだりかな? とても、可愛いハッピ姿です。

          

            青年団が継承していた「棒踊り」も、合併により青年団が解散したことにより
            新しく青年団OBを中心とした「加津佐町棒踊り保存会」が結成され、継承活動が
            始まり、小・中学生の後継者も育っています。これからの保存会の益々の活躍を
            願っています。
 

            【今日の加津佐】

       

          今、時刻は午前11時。八ノ久保からの加津佐の町並みを撮ったものです。

    


サルビアの赤い絨毯

2011年10月18日 | 日記

    

今日は、10月18日 火曜日 天候は晴れ。秋晴れの良い天気になりました。秋晴れと言う言葉、使うのをすっかり
忘れていましたよ。でも、遠景は、かすんで良く見えないのです。
 さて、今、島原市有明の森「フラワー公園」に来ています。見渡す限り、燃えるような真っ赤なサルビアの花が、満開に
なっています。まるで、赤い絨毯を敷きつめたようになっています。後には、かすんだ平成新山が見えます。はっきりした
平成新山を見ることができなくて、少し、残念な気がします。
  なぜ、ここに来たかって? 実は、今日の午前中にテレビ中継されていたのを、連れ合いが視聴していて、教えて
くれたのです。それで、今日の予定は、ここにしようと決めてやってきたのです。毎日が日曜日の私たち夫婦にとって、
行きたいところ、見たいところ、食べたいところなどは、大体、テレビ、新聞、雑誌などからの情報がほとんどなのです。
でも、これは、今日に限ったことではなく、我が家の生活パターンが、ずっとこれでしたから…。
  動くと、何か出逢いがあるものですよ。今朝も、ウォーキングの途中、かって、中学校の校長先生をしておられた
A先生に、ばったり.出逢いました。「今日は、どちらまで」という他愛のない会話でも、自然と笑みがこぼれるものです。
  今日も、良い一日でした。明日は、お神輿のお下り。お祭りの雰囲気を楽しむことにします。.

 

 【今日の加津佐】

  

今日昼過ぎの野田浜海岸。いつ見ても、飽きない海です    キラキラ光る「秋の海」が印象的だったので撮ってみました。
            


                

                 いよいよ明日は、温泉神社の秋祭り。
 




 

   

 

 


加津佐・秋のつれづれ風景

2011年10月17日 | 日記

       

今日は、10月17日 月曜日。あっという間に、10月も半ばを過ぎてしまった。最近は、気象の変化にとても追いつきそうに
ありません。時候の挨拶は、もう完全に、秋冷の候でしょうか。窓を開けていたら、冷たい風が…。風邪をひいたら大変と、慌てて
窓を閉めましたよ。予報では、晴れだったのに、曇り空が広がっています。
 ブログネタも、毎日毎日あるわけではないので、気楽に、今日の加津佐の風景をお届けしようと思って、バイクを走らせました。
加津佐の特産物は、何といっても馬鈴薯。最近植え付けされた、馬鈴薯が、もう、青々と茂っています。我が家でも、最近は
サトイモの煮付けが、食卓に上がります。旬の野菜ですから、やっぱり美味しいです。身体だけでなく、食べ物は加齢に伴い
単純なものに、傾きつつあるようです。でも、美味しいと感じる味覚は、まだ、十分に残っているので、安心しています。(笑)
  ふるさと加津佐に住んでいると、旬の新鮮な魚や野菜が、口に入るので、そういった意味では、食生活は恵まれていますよね。
今までは、食卓に並べられてあるのを食べるだけでしたが、今では、連れ合いが、「今、旬だから」と言ってくれるので、旬の野菜を
食するという気分が湧いてきています。しっかり味わうということが、少なかったということを、今、反省しています。
 それにしても、こんな景色のいいところで育っている馬鈴薯は少ないでしょう。



               
               今日の、津波見地区の掛け干し風景ですが、加津佐の他の地区でも
               こんな風景が見られます。



               

               加津佐中学校近くの田んぼでは、加津佐東小学校の児童でしょうか、稲刈りの
               体験学習をしています。都会の子は、こういう体験はできないでしょう。田植え
               から始まって、今日の収穫。この体験は、成人して、ふるさとを離れても、忘れる
               事はないでしょう。


   
 

 


雲仙市・富津を訪ねる

2011年10月16日 | 日記

       

今日は、10月16日 日曜日 天候は晴れ。
昨日は、「有家の蔵めぐり」、そして、今日は、〇〇通り探検隊という、まち巡りに参加するために、小浜町・富津に来ています。
集合場所の「六角井戸」前には、すでに10人近くの参加者が集まっています。地元在住のガイドさんの案内は、この「六角井戸」
から始まりました。かって、弘法大師が、この地を訪れ、杖で地面をついたところ、水がわき出たという伝説があり、今でも、この
地区の飲料水として使われているとか。
  その漁港から、狭い路地の急な坂を登っていくと、両側の家屋が迫ってくるような感じがします、まるで、長崎の坂みたいですよ。
斜面に家屋が立地しているために、通路に沿うように、石垣が積まれています。この石垣が、何とも言えない、漁村の独特の雰囲気
を醸しだしています。登りきると、昭和初期の便鉄道の駅「富津駅跡」の石碑が設置されてありました。それから、今は道路になって
いる昔のレール敷地を歩く事に。途中、トンネル工事にまつわる話などを聞きながら、「緑のトンネル」を通り抜けます。
  視界が開けたところで、今度は、下の方に降りることになりました。向かう先は、「富津弁天公園」。「クロマツ」が茂る松林を抜けると
海が目の前に。火山活動の恵みなんでしょうか。自然の織りなす景観は、感動ものですよ。
 それにしても、ガイドさんの話は、地元の人しか知らない内容だけに、飽きないものでした。



       
            緑のトンネル           参加者の皆さんが、「べんてん公園」の松林を通っています

          。

      
  目の前には、海岸線の、こんな風景が広がっています。長崎半島も見えています。この地に立つと、自然景観に感動しますよ。
                                   

                   
        

             昔は、バスもこの場所に来ると、速度を緩めて走っていましたね。








  


秋のありえ蔵めぐり音楽祭

2011年10月15日 | 日記

       

今日は、10月15日 土曜日  天候は雨。昨日からの雨が、朝になっても止みそうにありません。
外の雨模様を見ると、どうしても出足が鈍ります。ここは、行くか、行くまいか思案のしどころ。お昼まで待つことに
しました。でも、一向に空が明るくなりそうな気配はありません。そのうち、雨も止むだろうと思い、とりあえず出かけることに
しました。
 さて、有家にやって来ましたよ。ありえ蔵めぐり音楽祭が、開催されています。蔵めぐりは、全国各地で開催されているので、
そう珍しくはないのですが、音楽祭と蔵めぐりの両方が楽しめるのがいいですよね。南島原市でも、酒蔵、味噌醤油蔵、素麺蔵
など、当時の面影を残しながら、残っている地区は殆どありません。
  蔵の中に入ると、酒、醤油などの、独特の匂いがありますよね。私たちにとっては、とても、親しみのある匂いに感じるのですが…。
それほど日常生活に結びついてる匂いといってもいいでしょう。
 蔵というと、非日常的な空間ですよね。だから、余計その場に身を置きたくなるのかも知れません。
 さて、蔵めぐりの地図を片手に歩くのですが、雨のためでしょうか、さほど人通りは多くありません。でも、ここは、かっては
かなりの賑わいがあったのでしょう。通りには、そろばんを手にした、「そろばん恵比寿」が祀ってある祠もありました。近くを
通りかかったおばあさんは、「ここは商人(あきんど)の通りだから」と、丁寧に説明してくれました。「おばあちゃんガイド」も
この通りには、とても似合うような気がしましたよ。
 壱の蔵にやって来ました。酒の醸造元です。蔵の一部がステージになっていて、無料のミニコンサートが行われています。
夕方からは、もうひとつの大きな蔵で、プロの奏者を招いた、有料のコンサートが開催される予定になっています。今では、
すっかりおなじみの“酒蔵コンサート”として、音楽ファンの方が足を運ばれているようです。

               

                     時間が遅かったせいか、観客はさほど多くありませんが、ステージ演奏が
                  あっていました。


               

                   蔵の前には、かなり年代の古いオートバイが展示されていました。


               

               秋祭りの時は、何といっても「甘酒」。飲む点滴と言われる、出来たての甘酒を
               「おみやげ」に買ってきました。試飲して、とても美味しかったので。


                  【今日の加津佐】

               
                    
                  今日の午後3時の前浜。今にも雨が降り出しそうな気配がしていました。