かづさふるさと紀行

ふるさと「加津佐」の今をあなたに。

加津佐・海の絶景

2011年10月24日 | 日記



今日は、10月24日 月曜日  天候は晴れ。そして、今日は、暦の上では二十四節季のひとつ、霜降(そうこう)。
霜が降り始める頃とか。でも、暦とは裏腹に、少し暑い1日になりました。
 天気もいいことだし、午後から、連れ合いと一緒に登山をすることになりました。それも、加津佐にある、標高百メートル
の山「岩戸山」に。参道入り口にやってきました。何回も、この階段は上るのですが、今日は久しぶりだったので、少し
息が上がりましたよ。寺の境内から、また階段が続きます。だいぶ、体も慣れてきたみたいです。
 山に入ると、光が木々に遮られて、薄暗く感じます。日が射さないせいか、ヒンヤリと感じます。山の斜面に沿って
登ること、十数分。着きましたよ頂上に。そんなの登山って言われそうですね。でも、山には変わりないですから。
 頂上からの眺めです。穏やかな、秋の海が目の前に広がっています。言っときますが、写真では、そう感じてもらえない
かもしれませんが、下を見ると足がすくみますよ。もう一度言いますけど、高さ百メートルですよ。
 少し体力を消耗したので、連れ合いとティータイム。甘いお菓子がエネルギーとなって、身体中に広がってくるようです。
 ここは、座禅石といいます。昔、道元禅師の流れをくみ、法統6代目を継いだ大智禅師が、ここで座禅を組んだことから
、そう伝えられています。禅宗のお寺では「座禅石」は見かけるのですが、断崖絶壁の「座禅石」は珍しいでしょう。




      突端の断崖から、おっかな腰で、前浜と水月の町並みを撮っています。下を見たら、目がくらみます。
     高所恐怖症の方は、絶対ここからの写真は無理ですよ。雲仙山脈にかかっている雲、何に見えますか。
     飛んでいる鳥みたいに見えるのですが…。鳥にしては、メタボ体型かな~。

             

             下馬松海岸と、遠くには口之津の白浜海岸も見えます。

     
            

            大智禅師と一緒に座禅をどうぞ。
            大智禅師は、こんな偈頌(げじゅ)を残しておられます。偈頌とは、禅僧が作った
            詩なんですね。少し、難しいのですが、せっかくですから下に書いて見ます。
                    
               
                   笠津望遠   (笠津は加津佐の古名)
                    ほう窓冷やかに対す一江の秋
                    智境融ずるとき見処あまねし
                    岸上の青山動ぜずといえども
                    波心の名月去って流れに随う

               (訳)
                とま船の窓より見れば冷やかに川一面の秋の色
                智(みるもの)と境(見られるもの)と相融じ
                岸のほとりの青山はごつごつとして動かねど
                波心(なみ)にくだける名月は流れに随い去ってゆく
                              水野弥穂子氏訳


              岩戸山観光ガイドの申し込みは、南島原ひまわり観光協会まで。 電話 0957-76-1800