かづさふるさと紀行

ふるさと「加津佐」の今をあなたに。

1月の暦ともお別れー南島原・加津佐

2015年01月31日 | 日記



今日は、1月31日 土曜日 天候は晴れ。
1月の暦も、今日で終わり。朝の陽射しも、いくらか早くなったような気がします。
寝ている座敷に、朝の光が射しこみ、部屋全体が明るい光に包まれます。
今日も、そんな朝でした。暖かい布団から、カメみたいに首を出して、起きようか
と思案をする貴重な朝の時間です。(笑)

朝食を摂った後、昨日から我が家の自宅の梅の咲具合が気になっていた
ので、カメラを手に梅の木を見ると、小枝の赤い蕾に混じって、何輪かの梅の
花が咲いていました。厳しい寒さの中にも、待ちわびる春の気配を感じます。
齢を重ねてくると、花を愛でるという事も、大切な時間と思えるようになりました。

       

そうそう、昨日のことでした。朝食を摂り、居間でテレビを視聴していた時のこと
ですが、画面の上に、こんなテロップが映しだされていました。「ネコはこたつで
丸くなるか?」という文字が見えます。そういえば、ネコの居場所はどこだろうと
考えましたよ。最近、外ではネコの姿を見つける機会が少ないのです。

昔の我が家のネコのことを考えていました。わがもの顔に、勝手に部屋のあちこち
を移動していましたから、姿を見つけ、ネコの名前を呼ぶと「ニャ~ン」と答えて
くれていたものでした。それはそれで可愛いものでした。我が家のコタツは、食事
テーブル兼用の掘りごたつでしたから、その上に載ろうものなら、こっぴどく追い払
われていました。その頃は、ネコの役割は、ネズミを捕ることと、魚の骨や残飯を
食べるのが主なものでしたから。

テレビ画面では、大学の先生が、そのことを説明していました。江戸時代のコタツ
は、一人用が主で、中には入れないような作りだったので、ネコも上に載っていた
とか。そんな内容でしたが、記憶が曖昧なので、確かとは言えませんが…。

ところが、最近のコタツはヒーターが埋め込み式なので、コタツの中も広々として
います。その映像は、足を伸ばして、おまけに腹を上にして、寝転がっているん
ですから…。丸くなるどころじゃないですよ。まさにリラックス状態もいいところで
しょう。一緒に視聴していた連れ合いと大笑いでした。その映像に先生のコメントが
入りました。「ネコの急所は腹なので、ほとんど見せることはないのですが…」と。

昼近く、冬の陽射しに誘われて、ウォーキングに出かけることにしました。
前浜では、若者2名が、波乗りを楽しんでいる姿が見えます。サーフィンも
季節を問わないんですね。固定の季節感が薄れているのかも知れません。

午後からは、原城図書館へ調べものをする用の前に、原城跡へ立ち寄って
見ました。原城から見える平成新山の頂きには、冠雪が見えています。
本丸に向う観光客の姿も、平日に比べて多いような気がします。

       

明日からは2月。滞りがちになっているブログの更新も、春が近づくにつれて
増えるといいのですが…。


寒いはずなのに暖かな大寒の陽射し―南島原・加津佐

2015年01月20日 | 日記



今日は、 1月20日 火曜日 天候は晴れ。
明け方に冷え込んだのか、外が明るくなりかけた時に、目が覚めてしまいました。
その後、なかなか寝付かれなくて、枕元のラジオをイヤホンで聞いていいるうちに
「ラジオ体操」の音楽が流れだしました。「朝だ~朝だ~」という元気な歌声に、寝て
いる気分にはなれなくて、とうとう起きだしてしまいました。(笑)

朝食まで、時間があるので、自分の部屋でテレビを見るのですが、まだ目覚めが
スッキリしません。その朝の番組の名前が「スッキリ」とは…。年齢相応かも知れ
ませんが、夜中に何回も起きることが多くなりました。ぐっすり睡眠という、上質の
睡眠がとれません。

午前中は、口之津図書館へ、リクエストの本を受け取りに出かけました。「教養」
ならぬ「今日用」を実践しています。図書館で、新聞、雑誌などを含めて、活字に
触れながら過ごす時間は、手軽にできる“脳トレ”のひとつかもしれませんね。

今日は、一年のうちで、最も寒いとされる「大寒」。でも、今日は朝から青空の
冬の陽射しが降り注いでいます。午後から、私が所属する会の会長宅へ届け
る用事があったので、出かけることにしました。用事を済ませた後、貴重な冬の
陽射しを無駄にしないために、野田浜を歩くことにしました。

ベンチにポールを立てかけ、野田浜を撮ったのが上の写真です。それにしても
ほとんどの松の木は、海風の影響で、後ろになびいているのに、岩戸山をさえ
ぎっている目の前の松の木は、海に向ってなびいています。前に出ているので、
風当たりは、かなり強いと思うのですが…。折れてないですよね。

1月も20日が過ぎました。時間は過ぎて行くものと思っていました。私の好きな
出版社からの配信メールに、日本の有名な女優さんの山本富士子さんが紹介
されたという「砂時計の詩」が届けられました。

「時は過ぎ去るものでなく、積りゆくものだと…」。この記事を見ながら、30年前を
想い出していました。私たち家族4人は、世界最大の1トンの砂時計が完成した
ということで、年末、島根県仁摩町(現在は太田市)に車を走らせました。

そして迎えた大晦日。その巨大な砂時計を半回転させるために、多くの人が綱を
手に引くのです。私たち家族も、その列の中にいます。そして、1月1日を迎えると
同時に、砂が落ち始めます。あの時、幼かった息子、娘も伴侶を得て、家族の時を
刻んでいます。

続けて、「…時は過ぎ去るものでなく 心のうちに からだのうちに積りゆくもの」と。
私たちも「じぃ~じ」「ばぁ~ば」になり、積った時が尊いと思える年代になりました。


世界遺産登録に向けた国内候補決定集会―南島原

2015年01月16日 | 日記



今日は、1月16日 金曜日 天候は晴れから曇り。
昨日から、南岸低気圧の影響で、全国各地での雪や雷・降雨などの荒れた
天候になっていると、各地の状況がテレビで放映されていました。一昨日の
夜なんかは地響きがするほどの雷鳴に、落雷したと思うほどの凄さでした。

この南岸低気圧などと、テレビ画面に表示されても、どんな低気圧なのか
ネットで調べる有様。最近、専門的な気象用語や、荒れた天候を形容する
言葉が目につくようになり、気象状況も、単純でないことがわかります。

今日は、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」が国内候補として、閣議決定
されたということで、「決定集会」が南島原市西有家庁舎前で開催されました。
私も、間接的な関係者の一員として、参加してきました。

庁舎3階から、「ユネスコへの推薦決定」の白抜き文字に続いて「日野江城・原城
跡を世界遺産へ」の文字が書かれた懸垂幕が下りてきました。「いよいよ」世界遺
産登録に向けた道筋が開けたという期待感が、高まってきます。

挨拶のあと、「世界遺産登録」目指して、参加者に啓発用の風船が配布され
期待を込めた風船が、一斉に空に放たれました。南島原市となって、今年は
10周年という節目の年に当たることもあり、これを機に、「南島原市」の市名
が、より全国に広まって欲しいですね。

日野江城跡と原城跡がキリスト教の「繁栄と弾圧」の物語る地であるとする
なら、加津佐は、活字を使った日本で最初のキリスト教の本が刊行された地
でもあり、「印刷」の聖地といっていいのかも知れません。

加津佐には、他にも、キリスト教の学校である「セミナリヨ・コレジヨ跡」や、宣教
師・フロイスが「日本史」の中に書いた「穴観音」など、キリスト教にまつわる史跡
も点在していて、「繁栄と弾圧」の歴史にも関わりがあり、内容も、とても興味深い
ものがあります。

加津佐には、歴史を目的とした観光客は、あまりありません。でも、構成資産が
ある「北有馬」「南有馬」も、「加津佐」「口之津」も、その当時は同一のキリスト教
社会が存在していたという事実には変わりはありません。

加津佐の「キリスト教関連史跡」を訪れる観光客が増えることを念じながら、世界
遺産国内候補決定集会会場を後にしました。


ほほ笑みの布袋像ー南島原・加津佐

2015年01月10日 | 日記

 

今日は、1月10日 土曜日 天候は晴れ。
ここ数日、冬晴れの天気が続いています。風があるせいか、体感温度は冷たく
感じます。元旦から、もう10日が過ぎました。年ごとに、正月気分が薄れるのが
早いような気がします。

団塊の世代にとって、昔の正月風景が記憶の中にあるだけに、少し寂しい気も
します。新年を迎えるために、杵を振り上げての「餅つき」 風景も、よく見られた
ものでした。

「餅」の量も、座敷いっぱいに並べるほどの量で、鏡餅なんかは、今で言えば、
超特大でしたよ。日が経つにつれて、「カビ」が付くのを防ぐために、「カメ」に
水を入れ、その中にもちをいれ、保存していました。

子どもたちと言えば、「こま回し」「凧上げ」など、正月遊びを楽しんだものでした。
テレビや、ゲームがない時代でしたから、当然外の遊びが主流でしたが…。
暖房用の〈火鉢〉が各家庭にあり、「焼き網」を使って、餅を焼き、中に黒砂糖
などを入れて食べていました。「家族」や「地域」が「新年を祝う」雰囲気が長く
続いていたような気もします。

半世紀ぐらい前の「正月風景」も、記憶が薄らぐ年代になりました。家庭を訪れる
年始風景などもありましたね。それだけ、「人」との結びつきが強かったのかも
しれません。すべての価値観の多様化が進む中、伝統行事も、変わっていくん
でしょうね。

健康が第一と考えるようになった年代になった今、午後から、ポールウオーキング
に出かることにしました。手袋をして、今日の冷たさに備えます。寒暖の差が、体調
に大きく左右することも、自覚できるようになりました。

岩戸にある、「布袋像」に会いに行くことにしました。冒頭の写真がそうです。
何度も、ブログには登場するのですが、今日は、少し違った角度から撮影してみま
した。陽射しが、「像」の顔を照らしています。よく見ると、ほほ笑んでいますよ。

仏教の無財の七施のひとつ「和顔施」を頂いたようで、とても気持ちが穏やかに
なりましたよ。これも、齢を重ねた恵みかも知れません。ありのままに、素直に
受け取る、心の安らぎも必要な年代ということでしょうか。

冬鳥でしょうか、木々の梢を飛び交っています。今日は、倍率が低いデジカメなの
で、その姿を捉えることはできませんでした。近くの枝にとまったので、少し遠い
ところから撮った冬鳥です。「アカハラ」という鳥でしょうか?

        

弁財天の前を通って、岩戸波止場にやって来ました。

   

   

まだ、寒さが居座りするという予報が出ています。でも、天気の崩れはないようです。


気温がゆるんだ「小寒」の日

2015年01月06日 | 日記



今日は、1月6日 火曜日 天候は曇りから晴れ。
購読している昨日の新聞コラムで、2015年は、「昭和90年」と書かれてあるのが
目についた。昭和生まれの団塊世代の私にとって、今までの人生の中で起きた
いろんなことを逆算するうえで、とても好都合。これも昭和が染みついた年代の
「証し」かもしれませんね。

昨日は、朝のテレビ放映で、諏訪神社に「初詣」に訪れた仕事始めの会社員の
姿が映しだされていた。この光景を見て、昨日の行動は決まり。長崎に車を走ら
せる事にしました。数年ぶりの「諏訪神社」。正月3が日も過ぎ、予想していたほど
の人出はありませんでした。

型どおりの参拝を済ませ、拝殿横の掲示板に書かれた、「睦月(1月)のことば」が
目にとまりました。桓武天皇が書かれた言葉で、こんな風に書かれてありました。
「祭祀のことは徳と敬にあり 心敬を致さずんば神いずくんぞ享けん」と。

訳文が書かれてあったので、省略して紹介すると、「祭は神に真心を捧げ、これ
に帰一することである。その真心、これを分かつと、徳を致すこと、敬いと慎みの
心を持つことである。…」と。最後に「神は非礼を受けず」と結んである。

「徳と敬」…古来から、この言葉は「一心同体」の言葉として使われていたのです
ね。齢を重ねてくると、この言葉の意味も、経験として、少しは理解することができ
るようになりました。諏訪神社まで、古い商店街を通り過ぎてて行ったのですが、
途中、飲食店の前のベンチに、「ネコ」が座っていました。もう、若くないネコにも
我が身を重ねる自分でした。

      

昨日の事が長くなりました。朝から、雨が降ったのか、起床して玄関を開けると
敷石に水溜りが出来ていました。外は、暗いどんよりとした雲が空を覆っていま
した。

今日は、寒の入りの「小寒」。寒さが一段と厳しくなるどころが、とても暖かくなって
います。それも、午後からは、青空ものぞくいい天気になりました。いつものポール
ウォーキングに出かける時は、薄いジャンバーで十分でした。

正月松の内も明日で終わり。我が家では、明日の「七草がゆ」を前に、ひと足早い
「かゆ」を食しました。


新春の晴れの日-南島原・加津佐

2015年01月03日 | 日記



今日は、1月3日 土曜日 天候は晴れ。
正月三が日も、今日でおしまい。この年齢になると、新年を迎えた高揚感が
あまり湧いてきません。昔から、何とかの一里塚といって、今を楽しむ気分的
な余裕がありません。一日一日が大切な時間ですから…。新年の抱負は、
やはり、何といっても“健康”につきるでしょう。

午前中は、箱根大学駅伝をテレビ観戦。沿道で観戦したら、走者の通過は
一瞬ですが、テレビだと、駅伝のすべての状況を把握できるので、視聴して
いても、見あきることはありません。ここが、テレビ放映の“良さ”でしょう。

おせち料理も、3日目になると、食べ飽きてしまいました。正月料理は、最初の
ときは、美味しいと感じるのですが、何日もとなると、味覚が濃い分、飽きるの
も早いような気がします。おまけに甘いものも一緒に食べるので、味覚が
混乱してしまいます。

生活が不規則の上に、食べてばっかりなので、少し体重が増えています。
ということではないのですが、冬の陽射しもあることだし、いつものポール
ウォーキングに出かけました。ポールを使うと速歩になり、姿勢がよくなる
ように感じます。

いつものように前浜に出てきました。今日の前浜は、数日前からの強風の
影響か、うねりを伴った白波が押し寄せています。波がなければ、穏やかな
新春の海の色なんですが…。そういえば、正月テレビのコマーシャルには
必ずといっていいほど、琴の演奏で「春の海」が流れていたのですが…。
この曲を聴くと、「正月気分」を味わっていたものでした。

           

浜辺に出る前の空き地には、水仙の花が咲いていました。寒気の中に
凛として咲く白い水仙に、少しだけ元気をもらったような気がしました。
 
浜辺を歩きながら、国道の水月橋にでてきました。堀川の川面は、おだやかです。
川辺には、「カモメ」が日向ぼっこしています。これもまた、のどかな風景です。

         

明日は、南島原市の成人式が、「ありえコレジヨホール」で開催されることに
なっています。


故郷の元旦風景―南島原市・加津佐

2015年01月01日 | 日記



今日は、2015年1月1日 木曜日 天候は雪時々晴れ。

明けましておめでとうございます。
つたないブログですが、本年も「加津佐ふるさと紀行」を、よろしくお願い
申しあげます。

居間から、外をガラス越しに見ると、「ボタン雪」が舞っています。冷たくて
強い風も吹く、荒れた天候になっています。午後からは、早い雲の流れの
中、青空ものぞいていました。でも、厳しい寒さに変わりはありません。

失礼した賀状を投函するために、郵便局まで出かけました。さすがに今日
は国道を走る車の数は多くありません。投函した後、前浜に立ち寄ってみま
した。白波を立てて、大きな波が海岸に打ち寄せていました。

今年1年、いい年でありますようにと、海に向ってつぶやいていました。