今日は、6月27日 日曜日。・天候は曇り。
今、午前9時。岩戸バス停前にいます。やっと加津佐の「今」をお届けする事がで
きました。
漂白の俳人・山頭火も、ここを通ったんですね。昭和7年2月12日の「行乞記」
に、こう書いています。「けふも日本晴、まるで春。行程五里、海ぞひの美しい道だ
った、加津佐町、太田屋(三〇・中)ーそして、続けてこうも書いています。「此町は
予想しない場所だった。町としても風景としてもよい、海岸一帯、岩戸山、等、等
途中折々榕樹を見出した。また、唐茄子の赤い実が眼についた。」
榕樹はアコウのことを指しているのでしょう。そのアコウの木は、写真の右側に写
っています。まるで、岩にしがみつくような強い生命力を見せています。アコウの木
の群生は隣町の口之津町でも見ることができます。ちなみにアコウは、「市の木」に
もなっています。
日記では、30銭で中程度の太田屋に宿泊したことになっていますが、その太田屋
の所在地がわかりません。口の津町に宿泊した朝日屋の場所はわかっているのです
が・・・・。
惜しいことに、加津佐を詠んだ句がありません。でも、山頭火にとって、加津佐町は
きっと海沿いの美しい町に映ったことでしょう。訪問から、すでに78年の月日が流れ去
ろうとしています。
今、午前9時。岩戸バス停前にいます。やっと加津佐の「今」をお届けする事がで
きました。
漂白の俳人・山頭火も、ここを通ったんですね。昭和7年2月12日の「行乞記」
に、こう書いています。「けふも日本晴、まるで春。行程五里、海ぞひの美しい道だ
った、加津佐町、太田屋(三〇・中)ーそして、続けてこうも書いています。「此町は
予想しない場所だった。町としても風景としてもよい、海岸一帯、岩戸山、等、等
途中折々榕樹を見出した。また、唐茄子の赤い実が眼についた。」
榕樹はアコウのことを指しているのでしょう。そのアコウの木は、写真の右側に写
っています。まるで、岩にしがみつくような強い生命力を見せています。アコウの木
の群生は隣町の口之津町でも見ることができます。ちなみにアコウは、「市の木」に
もなっています。
日記では、30銭で中程度の太田屋に宿泊したことになっていますが、その太田屋
の所在地がわかりません。口の津町に宿泊した朝日屋の場所はわかっているのです
が・・・・。
惜しいことに、加津佐を詠んだ句がありません。でも、山頭火にとって、加津佐町は
きっと海沿いの美しい町に映ったことでしょう。訪問から、すでに78年の月日が流れ去
ろうとしています。
山頭火といえば、
夫が山口で赴任していた時に「防府」を訪ねて
生家跡から宮市の裏を抜けてゆく母校松崎小学校への通学路~「山頭火の小径」を散策したことがあります。
市内には76の句碑が残されていますね。
放浪の俳人らしく加津佐町へも立ち寄られていたのですね。