かづさふるさと紀行

ふるさと「加津佐」の今をあなたに。

曇り空にも、気温がすこし緩んだ日ー南島原・加津佐

2015年02月27日 | 日記



今日は、2月27日 金曜日 天候は晴れから曇り。
春への予感なのか、寒さもさほど気にならなくなりました。といっても、今日だけかも
しれません。春よ来いと聞くたびに、冬よまだ行かなくてもいいよとつぶやきたくなり
ます。もう、来年しか会えないのですから…。
 身勝手な、つぶやきに聞こえるでしょうね。

今日は、午後4時からのウォーキングになりました。午前中の青空も、午後から次第
に雲が広がりました。小さなラジオをポケットに忍ばせ、イヤホンを耳に、聞くともなく
歩きます。今までは、寒くて、歩くのも速歩になっていたのですが、今日は気温が少し
緩んでいるので、風景を楽しむ余裕も生まれています。

今日は、そんなウォーキング風景をお届けします。

 
      

岩戸バス停から、係留されている漁船を前に、岩戸山が見えています。

      

野田浜を歩いています。歩ける健康のありがたさを思いながら、ゆっくりと
打ち寄せる波の音を確かめるように歩いています。

     

コーヒーが飲みたくなったので、コンビニでコーヒーを買い求め、前浜の平たい石
に腰かけ、コーヒーを飲んでいます。コーヒーの香りと温かさが、すこし歩き疲れ
た体を癒してくれます。

明日は、天気が崩れるという予報が出ています。最近週末は、天気が崩れることが
多いと思うのは、私だけでしょうか。


春めいた海をみて和んでいます―南島原・加津佐

2015年02月23日 | 日記



今日は、2月23日 月曜日 天候は曇りから晴れ。
朝から、どんよりとした曇り空になっています。福岡のテレビでは、黄砂の飛来と
伝えています。これも、少しだけ早い、大陸からの“春の便り”でしょうか。

午後4時近くになって、青空が見えてきました。いつも、この表現ですね。もう少し
ましな表現ができればと思うのですが…。文才がない私にとっては、これが精一杯
というところでしょうか。

毎日の生活の中に、ポールウォーキングが定着しています。30分くらいの時間なの
で、運動というより、体を動かすといった方がふさわしいかも知れません。

前浜の渚で、カモメたちが日向ぼっこをしています。静かな波が打ち寄せています。
そんな光景に、私の心も少し和んできます。浜辺にも、春の足音が、かすかに聴こえ
ているような、そんな暖かさをかんじました。 


早春の兆しと寒桜

2015年02月22日 | 日記



今日は、2月22日 日曜日 天候は小雨から曇り。
2月も、今日を含めて後一週間。自然の織りなす風景の中に、菜の花や梅の花
そして路傍の野草などにも、彩りが見られるようになってきました。これから、早春
の気配も濃くなってくるんでしょうね。

今日は、知り合いの葬儀に参列した後、雨のため2日ほど休んでいたウォーキング
に出かけることにしました。小雨が降りそうな空模様だったので、雨宿りができる
ようにと、人家が並ぶ旧道沿いを歩くことにしました。

庭先や、空き地などに咲く白い梅の花も、時季が過ぎているような咲き具合に見え
ます。その低い梅の枝先に、何と「メジロ」が、集団で飛び交っています。この時季
の「メジロ」の数にしては多すぎます。まるで、「スズメの集団」みたいに一団となって
隣の木に、一斉に移動します。昔は、そんなにメジロの数は多くなかったように記憶
しているのですが…。

結局、思うような写真が撮れなくて、あきらめて先を急ぐことにしました。開田公園に
に出てきました。見頃はもう少しというピンクの寒桜の花が目にとまりました。そこにも
メジロが枝先に止まっています。逃げないように、静かに近づきます。

手にする散歩カメラは、倍率が低いので、最倍率にしても、枝先のメジロの姿を
捉えることはできません。それでも、やっと撮った写真が、下の写真です。ピント
があっていませんね。でも、ピンクの寒桜とメジロは、絵になります。

      

メジロの撮影をしたあと、まだ、見頃とまではいかない、寒桜の並木を撮ることに
しました。今日は、あいにくの空模様で、青空に映えるといわけにはいきませんが
それでもピンクに染まる寒桜の花を見ただけでも、早春の兆しを感じることができ
ました。


三寒四温を感じる日ー南島原・加津佐

2015年02月18日 | 日記



今日は、2月18日 水曜日 天候は曇り。
朝から、気温の上昇が見られない、寒い一日になりました。春の予感のひとつとしての
三寒四温であれば嬉しいのですが…。まァそういうことにしときましょうか。
おまけに、今日は、大気有害物質のpm2.5の濃度も上がっているみたいで、どんより
とした“曇り空”になっています。

午前中は、毎日服用している薬がなくなったので、かかりつけの医院まで受け取りに
行くことにしました。降圧剤を服用しているので、いつもの血圧測定。最近、体重が増
加気味なので、血圧の数値も上がっているのではと思ったのですが、心配するような
数値ではなかったので、一安心。

2日間ほど、ウォーキングを休んでいたので、寒さを感じるものの、出かけることに
しました。灰色がかった雲を見ながらのウォーキングは、気持ちも暗くなりがちになり
ます。性格的には、気分屋かも知れません。要するに単細胞ということでしょうか。

いつも国道を離れて、海岸に足が向きます。撮る風景も同じ風景が多いので、場所を
変えて松林から岩戸山を撮ろうとしたら、足元にたくさんの松笠が落ちています。この
松笠を手前にして岩戸山を撮ったのが、上の写真です。何かの動物に似ていると思
いませんか。笑われるかも知れませんが、私には、像が寝そべっているように見える
のです。

その後、国道に出て岩戸バス停まで来た後、今度は旧道に向きを変え、加津佐中学校
まで歩いてきました。堀川に架かる「堀川橋」から、遠くに水下津橋や岩戸山が見えて
います。小・中学校時代は、毎日この風景を見ながら通学していたものでした。といって
も川沿いには、今みたいに、そんなに家屋は建っていなかったのですが…。

      

今日は、テレビ画面で、「春節」の文字が、何回も目にしました。中国のお正月だという
事もあり、中国や台湾の観光客がこぞって、日本を訪れている場面が放映されていま
した。「円安」という背景もあり、爆買い様子も流されていました。中国の経済が、好転
しているのでしょうか。一側面だけの情報ではわからないことが多すぎます。

日本では、旧正月は、すっかり影をひそめてしまいましたが、私が、小学校低学年時代
には、まだ、旧正月の名残りの「餅つき」などもあっていたように記憶しているのですが。
中国の「春節」にならって、日本でも「旧正月」の商戦が、新しい形として出てくるのかも
知れませんね。

今日の夕食は、旧正月では「大晦日」ということもあり、我が家では、連れ合いが「雑煮」を
準備してくれました。昔から、旧正月の頃が一番寒いと言われていました。明日も、どうやら
冷え込みが強いという予報が出ています。


6ヶ月の眼科検診に熊本へ

2015年02月17日 | 日記



今日は、2月17日 火曜日 天候は晴れ。
1週間ぶりのごぶさたです。2月は、順調に更新できると思ったのですが…。
今日は、朝早くから、連れ合いの運転する車に同乗して、島原港へと向います。
熊本の眼科病院へ、6ヶ月の定期検診を受けるためです。2012年の11月に
白内障の手術をして、2年数ヶ月経過したことになります。

島原港を8時25分出航のフェリーに乗船します。いつもは、すぐに、乗客室の
シートに座るのですが、今日は、そんなに寒くも感じなかったので、上段の甲板
に出てみることにしました。

そこには、隣国の観光客とおぼしきグループが、飛び交うカモメの群れに、“エサ”
をやっています。島原の眉山を背景に、群れ飛ぶカモメが、次々に“エサ”をつい
ばんでゆきます。すっかり、航行する船での、定番の風物詩になっています。

カモメと言えば、私にとっては、映画の「カモメのジョナサン」を思い浮かべるのです。
本でも有名ですが、ニールダイアモンドが歌う主題曲に、心惹かれていました。
カモメを空中撮影した映画でありながら、澄んだ歌声に、カモメの気持ちがわかる
ような気がしたものでした。

熊本の病院に着いたのが、午前10時近く。受付けを済ませると、視力、眼圧などの
検査などをするために、検査室の前で、順番を待っていたのですが、2歳ぐらい女の
子が、母親に抱っこされて、検査器に眼を当てていました。ふと、横に目をやると
ベビーバスケットの中の、まだ生まれて間もないと思える乳児に、看護師さんが目薬
をさしていました。幼い子らに、病気治癒の光があるようにと、心の中で念じましたよ。

私の診察は、今のところ異常ないということで、3分ほどで終了。また6ヶ月先の予約
診療の受付を済ませ、病院を後にしました。


冬の冷たさが今日も残る日ー南島原・加津佐

2015年02月10日 | 日記



今日は、2月10日 火曜日 天候は曇り。
昨日の冷たさが、今日も尾を引いています。午前中、親友から、電話があり、受話器を
取った連れ合いの耳に飛び込んできた言葉は…寒い、寒い、寒い、寒いの重ね着だっ
たとか。それでも、今日は幾分気温の上昇を感じる一日になりました。

午後から、連れ合いは、近所の方の葬儀に出かけました。同じ自治会に、数十年住み
続けていると、顔見知りになり、何となく他人という感覚は薄れてきます。生前の顔が
すぐ浮んでくるのです。同じ自治会で暮らしてきたからこそ、そんな気持ちが湧いてくる
のかも知れません。冥福をお祈りしました。

その後、今日発売の月刊誌「サライ」を買い求めに、口之津の書店まで出かけることに
しました。特別企画として、宮本武蔵没後370年を記念しての、特別企画が組まれて
いました。「ほんとうの宮本武蔵」とした主見出しの前に、「巌流島の決闘は史実?」
「島原の乱にも出陣?」という肩見出しがあり、面白そうな特集記事です。

昨夜のガイド研修会のおり、島原の乱にも出陣した宮本武蔵のことについて、ガイド
案内文を検討したばかりでした。武蔵が日向延岡の(宮崎県)の城主であった有馬
直純に送った書状が残っており、そこには、一揆軍の投石が足のすねに当たり、負傷
したことが記されています。歴史小説よりも面白い出来事が、「島原の乱」では、事実
としてあったんですね。

毎日、無理をしない範囲で、ポールウオーキングを続けています。6月に公民館講座
「歩健学のすすめ」を受講したのがきっかけでした。それ以来ですから、もう8カ月間
続けていることになります。継続は力なりと言いますが、我ながら、よく続いているもの
だと感心しています。

このごろ、途中に「カフェ」でもあればいいのにと、贅沢なことを考えるようになりました。
全国コーヒーチェーンの「〇〇バックス」とか。歩き疲れた時に、コーヒーの香りに接する
と、元気が出そうな気がして…。

そんなことを考えていたら、前浜につきました。今日は、風もない穏やかな海の風景が
広がっています。その後、山道を通って、昨日と同じ「八ノ久保」を通る農免道路に出て
きました。私が住む自治会を撮ってみました。

     

馬鈴薯畑には、白いビニールシートが掛けられています。途中の畑では、玉ねぎの
収穫作業があっていました。それにしても、イノシシの被害を食い止めるための、金の
柵が畑を取り囲むようにして、設置されています。   


冷たさにすっぽり包まれた日ー南島原・加津佐

2015年02月09日 | 日記



今日は、2月9日 月曜日 天候は晴れ。
頭から、つま先まで、どっぷりと冬の冷たさを感じた一日になりました。玄関まで
のフロアーを歩くと、足の裏にも冷たさが伝わってきます。部屋の中でさえ、まるで
外にいるような寒さです。

午前中は、暖房の効いた部屋で過ごしていました。今冬は、インフルエンザの予防
接種を流行前に受けていたせいか、風邪らしき兆候も出ていません。毎年、必ず
風邪の症状があり、病院を受診していたのですが、予防の自覚をしたのが、功を
奏したのでしょう。

自室の窓からは、青空が見えています。昨日ほど風は強くないようなので、いつもの
ウォーキングに出かけることにしました。今まで国道沿いの平坦な歩道を歩いていた
ので、今日のコースは、山のコースを選びました。

愛宕山の中腹の「八ノ久保」まで、坂道を上ります。久しぶりだったので、少し息が
上がります。心肺機能を高めるためにも、こんな坂道を上るのも、健康チェックには
いいのかもしれません。

途中、口加高校のグラウンドが見えています。私にとっては、卒業してもう半世紀
近くになろうとしています。孫たちから「じぃ~じ」と呼ばれることに、不思議に喜び
さえ感じる年齢になりました。

     

山里の入り込んだ道沿いには、梅の木が満開の花をつけています。枝先に、近づくと
甘い香りが漂ってきます。自然の匂いは、本当に心を癒してくれます。厳しい冷たさの
中にも、そこだけは、春が訪れているような気さえします。

今日の夜は、世界遺産登録に向けた「ガイド研修会」に参加してきました。南島原市
には世界遺産の構成遺産として「原城跡」「日野江城跡」があり、それそれのガイドが
共通の知識と案内を共有するための研修でした。いよいよ世界遺産登録を見据えた
観光客対応の取り組みが、これから始まろうとしています。

今日も、何もない無事な一日を過ごすことができました。明日は、気温も緩むという
予報が出ています。


冷たそうな冬の荒海ー南島原・加津佐

2015年02月08日 | 日記



今日は、2月8日 日曜日 天候は曇り時々小雨と小雪。
昨夜は、布団の襟口付近から、スースーと冷気が入ってきて、数回目を覚ましたよ。
でも、温泉に入浴していたせいか、すぐ眠りにはついたのですが…。朝、目を覚ます
と、部屋が冷気で包まれているような感じです。明け方は、かなりの冷え込みだった
のがわかります。

外の様子はというと、どんよりとした灰色の雲が見え、今にも雨が降りそうな気配に
なっています。部屋着で、そのまま外に出たせいか、冷たさで震えが来るようでした。
そして、今日は、時折、ガラス戸をたたくような、突風が吹いています。

数日前の、ローカルニュースを見ていたら、「おばあの丹前」というテロップが画面の
隅に映しだされていました。沖縄のおばあちゃんが、お店で丹前を作って、売っている
お店の様子が紹介されていました。

思わず、「懐かしいな!」とひとりごとを、つぶやいてしまいました。かっては、冬の
防寒着として、子どもから大人まで着用していましたね。中に綿を入れただけの
粗末な衣服でしたが、冬のきびしい寒さをしのぐ、冬の定番衣服として定着して
いました。

昔は、家庭での「針仕事」で、この丹前を作っていたんでしょうね。何となくおばあ
ちゃんの手仕事が想像されます。私が小さい頃は、祖父がよく着ていました。
確か、「ドテラ」という丈の長いのもあったように記憶しているのですが…。

衣食住すべてが裕福になった今、日常的には、着用する機会はないのかも知れ
ませんが、コタツを囲んでの団欒に、丹前を着る家族風景は、「家族の温かさ」も
そこには、あるような気がしていました。

午後から、冷たい突風はふいているものの、青空も見えてきたので、少しだけ近く
をウォーキングすることにしました。自宅から少し下りたところの下馬松海岸に
やって来ました。強い風のせいか、沖合には、白波が立ち、渚には、うねりを伴った
大きな波が打ち寄せています。冒頭の写真がそうです。

砂浜を歩いて、島鉄の廃線跡に立っています。かって、列車が通っていたという
名残りさえも想い出せないぐらいに、雑草が生い茂り、行く手を阻んでいます。
線路跡には「廃船」が置かれていました。「廃船」に「廃線」と奇妙な取り合わせに
つい、一抹の寂しさを感じてしまいました。

    

まだ、ウォーキングを続けようと思ったのですが、途中小雪が舞い始めました。慌てて
向きを変え、自宅に急ぎましたよ。それにしても、青空が見えたと思ったら、しばらくして
雪が舞う中、その上、冷たい風も吹く、荒れた天候の一日になりました。


現在の中学校に、昔の木造校舎を想うー南島原・加津佐

2015年02月06日 | 日記



今日は、2月6日 金曜日 天候は晴れ。
夜中に目を覚まし、枕元の時計を見ると午前3時。イヤホンがついたラジオを
耳につける。「深夜便」の、やさしい女性アナウンサーの声が、聞こえてきます。
ゆっくりとした話し方で、語りかけられるような声の調子に、つい引き込まれて
しまいます。団塊の世代にとっても、懐かしい選曲がなされています。

夜中に、目が覚めると、布団の中で、こんな時間を過ごすことが多くなったような
気がします。ひとり深夜の静寂を感じるのも、たまにはいいものです。

ということで、朝は遅い起床になってしまいました。遅い朝食をひとりで摂ります。
連れ合いは、自治会の婦人会の行事で、公民館の障子の張り替えをした後、
料理講習会があるということで、朝9時半ごろ自宅を出ていました。

最近、図書館へ本のリクエストをすることが多くなりました。といっても、通読する
訳ではなくて、部分的な情報や知識を得るための、「調べ読書」といった方がふさ
わしいかも知れません。小学生なみに、結構これが楽しいんですよ。

口之津図書館で、本を受け取った後、帰宅すると、しばらくして連れ合いが帰って
きました。話を聞くと、とても賑やかな料理講習会と会食だったようです。女性に
とって“食べて”“話す”ことは、楽しみの潤滑油かも知れません。これは、あくまで
私自身の考えですので、誤解なきように。

夕食の買い物に出かける、連れ合いの運転する車に同乗して、近くのスーパー
に出かけることにしました。私は、そのお店の前で降車して、ウォーキングする
ことにしました。もちろん、2本のポールを手にしっかり持って。

新田を歩きだすと、加津佐中学校の校舎と体育館が見えてきました。見慣れた
風景とは言え、いつもここを通ると、半世紀前の中学校生活が懐かしく、目に
浮んできます。あの頃の記憶は、不思議に色あせないのですね。
冒頭の写真が、今日午後4時頃の風景です。

時の流れというより、時の回転塔みたいに、クルクルと過ぎて行くみたいに感じ
ます。我が家の紅梅と、自宅前の空き地の白梅も、全体に花をつけています。

 

まだまだ、春にはほど遠く、寒気が居座っています。でも、温暖な加津佐には、春の
気配は早く訪れることでしょう。


オランダ砲台跡に原城攻防を想う―南島原・重箱山

2015年02月05日 | 日記

夜が明けるのが早くなりました。日本建築の良さでしょうか、障子を通して、差し込む
朝の光が辺りを柔らかく包みます。その様子を、うっすらと、目を開けて、布団のぬく
もりを楽しんでいる私がいます。

いつもの通り、朝の光を浴びようと思い、玄関の戸を開けると、いつもの陽射しと違って
います。なんかおかしい。目にする風景が薄く灰色がかっています。部屋のパソコンを
開いて、大気汚染物質pm2.5の飛来情報を見ると、基準を越えた濃度の数値が示さ
れていました。

しばらく、様子を見ようと外出を控えていたのですが、図書の返却期日が迫っていた
ので、原城図書館へ向うことにしました。返却は、近くの図書館でも良かったのですが、
原城の攻防で、気になる場所を訪れたかったのです。

島原の乱(島原・天草一揆)における、古い攻防絵図をよく、目にするのですが、九州
各藩が陣取った場所(陣場跡)が、余りにも広範囲に及ぶため、その場所を特定する
には、現在の地形からは推測するしか方法はありません。

現在、陣場跡として、確定できる場所が「重箱山」と言われる鍋島勝茂公の陣場跡地
です。この地は、3万5千余人の部下が、農具で山を築きあげて作ったものと言われ、
あたかも、それが重箱を重ねたような形で、一段と高く築いた四角な人口の山という
ことで、この名前がついたと言われます。

ここを台場として、オランダ軍船から、5門の大砲を陸揚げして、原城めがけて砲撃
させた場所でもあるとか。何回か訪れたことはあるのですが、藪に覆われた場所に
なっていて、その全容を確認できませんでした。

数日前、ガイドの研修会のおり、原城ガイドの会員の方が藪を刈り払われたことを
報告されました。ということで、興味深々とした気持ちで、この場所にきました。
早速、その場所に立つと、何と目の前には、原城本丸跡がはっきり見えます。
冒頭の写真がそうです。

それでは、順を追って、写真で紹介してみます。

        

途中には、原城ガイドの会の会員さんによる、手づくりの説明版が設置されていま
した。この砲台跡から、原城本丸までの距離が、800mあるそうです。ところが着弾
距離が600~700メートルしかなく、本丸までは届かなかったとか。

         

重箱山の入り口にやって来ました。祝 世界遺産推薦決定と赤文字で書かれた
文字が寒風にはためいています。旧南有馬町文化財保護審議会による、案内板
も設置されていました。 

      

砲台跡から、原城本丸跡にやってきました。携帯電話の中継塔のすぐ下に、白い木の
ようなもの(世界遺産推薦決定のぼり)が見えます。この場所が、人工的に築かれた山
(築山)です。標高は、本丸よりかなり高いことがわかります。

「重箱山」は、幕府軍の目線で見れ、その当時の壮大な攻防絵巻を偲ぶことができます。
原城本丸跡から、足を伸ばしたい場所のひとつかもしれません。


身近な温泉に“カラダ”も“ココロ”もゆったりと

2015年02月04日 | 日記



今日は、2月4日 水曜日 天候は曇り。
朝から、灰色の雲が空を覆い、不安定な天候になりました。朝は、玄関前の
飛び石のくぼみに、水が溜まっていました。雨が降ったのでしょう。立春とは
いえ、気温も低くなっています。私自身が寒暖を感じるのは、どうやら10℃
が境のような気がします。もちろん、冬衣装の厚着をしての事ですが…。

気温や天候の変化が、その日の体調にも影響する年齢になりました。
肩こりや体のだるさ、頭が重いなどが自覚症状として感じるようになり
ました。気分的にもスッキリしません。加齢に伴う血流の衰えもあるの
かもしれません。

そんな気分になった時は、温泉に出かけることにしています。昼近くになって
連れ合いと、南有馬町の温泉施設「真砂」へ行くことにしました。日によって
泉質が変わるのか、以前に比べたら、“ヌメリ感”が増しているような気が
します。アルカリ性の濃度が、日によって変わるんでしょうか。

先日のテレビの健康番組で、入浴における交感神経と副交感神経のこと
について、医者からの話があっていました。入浴時間を、15分程度とし、
そのうち、5分程度を首までつかり、あとの10分を半身浴をという事でした。

今まで、長湯の私にとって、あまり気にしなかったのですが、ふと実践して
見ることにしました。そうかといって、効果がすぐ表れることはないかと思う
のですが、種々のストレスなどによる心身の不調などを改善するためには、
交感神経と副交感神経のバランスを、入浴によって回復に導くというもので
した。

体の衰えを感じる年齢になったからこそ、テレビの健康情報も、自分の体の
症状に合致することが、多くなってきたのかも知れません。今日は、温泉で
“立春”の暖かさを感じた一日になりました。


菜の花と口之津港遠景―南島原・口之津

2015年02月03日 | 日記

 

今日は、2月3日 火曜日 天候は晴れ。
ここ数日の冬の陽射しに誘われるかのように、我が家の庭の紅梅や自宅近くの
空き地の白梅が、一気に花が咲きだしました。あまりにも有名な「梅一輪 一輪
ほどのあたたかさ」の句が浮んできます。

今日は、節分。この年齢になると、記憶の糸を引きだすにも、長く時間がかかる
ようになりました。この日には、炒った豆を、「鬼は外、福は内」と、部屋中にバラ
まくだけで、気持ちまでも、すっきりしたような感覚になったことを思い出しました。

その当時は、あまり年中行事の意味など考えていなかったのですね。今日も
出版社からの「節分の日」にちなんだ配信メールが届けられました。それによると
なぜ、炒った豆を使うかというと、「豆」は「魔目」に通じ「炒る」は「射る」に通じる
ということから、鬼を退治するという意味だそうです。

数え年だけ、豆を食べると、病気にならず健康で過ごせるとも言われるとか。
加齢に伴い、すっかり、歯ももろくなった身にとっては、それも食べない方が
歯科医院に通わないですむ安全策かもしれませんね。 (笑)

今日は、午後から、口之津町の路地裏散歩的な、ウォーキングをしたいと思い
勤務していた時代にお世話になった、元校長先生で、退職後は図書館長を歴任
され、現在は、史談会やガイドとして活躍されている、本田紘平先生宅にお邪魔
しました。

一通り、口之津の興味ある場所をお聞きしたあと、先生の車に同乗して、その
場所まで案内していただきました。当時の面影を残すものは、ほとんどありませ
んが、説明で往時の「生活の姿」をかいま見ることができました。歴史は、想像
するだけでも、楽しくなるということを、この年齢になって、やっとわかるように
なってきました。

先生が、同窓会のおり、同窓生を案内されたという、口之津が一望に見渡せる
高台に案内していただきました。まるで、飛行機の窓から見るように、口之津港
や早崎海峡をはさんだ天草が見渡せます。黄色い菜の花も、この風景に花を
添えてくれました。逆光で、写真は鮮明ではありませんが、それでも感嘆に値
する自然の贈りものでした。案内してくださった、本田先生に感謝です。

明日は、「立春」ー 春の文字を見ただけで、元気が湧いてくるような気がします。
立春には、直接には関係ないのですが、明日は、連れ合いが「ぜんざい」を準備
してくれるそうです。最近、「甘い」ものが欲しくなる時が多くなりました。


澄みきった冬の青空ー南島原・加津佐

2015年02月01日 | 日記



今日は、2月1日 日曜日 天候は晴れ。
ここ数日、澄んだ冬晴れの日が続いています。今日も、そんな1日でした。
昼近くになって、すっかり習慣になっている「ポールウォーキング」に出かける
事にしました。最近は、国道を歩くことが、多かったので、自宅から坂道を
歩いて、山の中腹を通る農免道路を歩くコースにしました。

寒さはあるものの、冬日を浴びながら歩くのは、爽快な気分になります。
道路下のミカンの木には、メジロが飛び交っています。木には、収穫され
ていないミカンがあり、メジロの格好のエサになっています。メジロが
家庭で飼われていた時代があり、メジロカゴのミカンをついばむメジロの
姿をよくみたものでした。

写真は、天辺の丘から見た、今日の加津佐の町並みです。地平線を境に
空と海の色を、はっきりと確認することができます。2月最初の日は、この
風景をお届けします。