かづさふるさと紀行

ふるさと「加津佐」の今をあなたに。

秋霞みの口之津港―南島原・口之津

2013年10月31日 | 日記



今日は、10月31日 木曜日 天候は晴れ。
10月も今日で終わり、月日が去るのが寂しくて、まるで人との別れに似ている
ような感覚を覚えます。感傷に浸る秋なんですね。

今日も、デジカメを片手にウォーキング。残暑が続いていた頃は、休むことが
多かったのですが、最近は歩くことが日課になっています。秋晴れの日に家に
いると、“お天道様”に叱られるようで…。

今日は、ウォーキング途中のデジカメ日記です。

細長い柿が目にとまりました。とっぽ柿でしょうか。親しみのある柿です。

       

おやおや、また会いましたよ。ヒメアカタテハという蝶です。

       

最近、あちこちで見ることができます。西洋朝顔です。すごい勢いではびこって
います。

       

ヒヨドリです。

       

自宅近くに下りてきました。私の母校・口加高校のグラウンドです。部活で使用する
机が置いてあります。グラウンドも教室のひとつかもしれません。

       

冒頭の写真は、午後3時半頃の霞んでいる口之津港です。対岸の天草の島影も
ぼんやりとしか見えません。


味覚の秋に牡蠣を食べに!―佐賀・太良町

2013年10月30日 | 日記



今日は、10月30日 水曜日 天候は晴れ。
いつの間にか、冷え込む日々が続くようになりました。秋も歩みを速めている
のかも知れません。朝から、秋の陽射しが降りそ注いでいます。

こんなに冷え込んでくると、私の頭に、漫画の“吹きだし”のように浮ぶのが
牡蠣(カキ)なんですよ。私の大好きな秋の味覚のひとつなんです。

でも、子ども時代から、近くの海岸で採れていた小さいカキに親しんでいた
せいか、あの大ぶりな牡蠣の味には、なかなかなじめませんでした。
でも、ランチでは牡蠣のフライをよく注文していたので、牡蠣が嫌いという
わけではなかったのです。

それが、海が見渡せる場所にある「かき小屋」で食した牡蠣の味にハマッて
しまい、毎年シーズンになると訪れるようになりました。今は、その「カキ小屋」
も姿を消して、普通のお店になってしまいましたが、今でも、秋から冬にかけて
の風物詩として、懐かしく想い出すことができます。

行きたいと思ったら、先延ばしができない私の性格。早速連れ合いと、出かける
ことにしました。諫早の堤防道路をぬけた所には、「そば」の真っ白い花が一面
に咲いています。新そばを食べるのが楽しみになってきましたよ。

         
         

有明海を横に見ながら、毎年訪れるお店にやって来ました。平日なので、店内は
そんなに込み合っていません。焼き牡蠣の匂いがたまりません。注文もそこそこに
案内されたテーブルにつきます。
注文したのは、牡蠣、さざえ、ハマグリ、生シイタケの4品。

炭火の火力が強いせいか、すぐに牡蠣の殻がパクッと開きます。うかうかして
いたら焦げて牡蠣の旨味がなくなります。今度は、ハマグリが…。まるで、口あけ
の競争です。
でも、熱々の牡蠣、本当に美味しいです。“口福”を堪能する瞬間です。

         

注文の品を持ってこられたお女将さんが、連れ合いに、「いつもどうも」と声を
かけます。毎年来ているので、連れ合いの顔は、すっかりなじみになっています。
会計で、今では使用されていないポイントカードを使用して、300円の値引き。
連れ合いの勝利。

        

すっかり満腹になりましたよ。それでは、「道の駅」にでも寄って、買い物と行き
ますか。それとも、秋風に誘われて、ふら~りとどこかに……。   


秋日和の砂浜ウォーキングー南島原・加津佐

2013年10月29日 | 日記



今日は、10月29日 火曜日 天候は晴れ。
朝から、郵便局への投函、資料館へ報告書類を届けたりしていたら、時間は
あっという間に過ぎてしまいました。でも、先にしなければならない用を済ませ
ると気分的にも余裕が生まれてくるみたいですね。

ここしばらく、ずっと秋晴れの好天が続いています。ウォーキングも、道路を
歩くことが続いていたので、今日は野田浜での砂浜ウォーキングということに
しました。緑の松林を横に見ながら、爽やかな海風を受けてのウォーキングは
いつ歩いても最高ですね。



この砂浜を見ていると、想い出すことがあるんです。島根県の仁摩町の「仁摩
サンドミュージアム」にある世界一の砂時計です。1991年に完成したその砂
時計を見るために当時、まだ中学生と小学生だった息子と娘を連れて、大晦日
に訪れたことがあります。綱がつけられた巨大な砂時計を、新年を迎えた時刻
にひっくり返すのです。もちろん、息子も、娘も引っりました。その後、その場所で
年越しそばを頂いた記憶が残っています。1トンの砂が1年かかって落ちるのです。
2013年も、このイベントが実施される事をホ-ムページで見ました。

その町にある浜は「琴が浜」と言って、鳴り砂で有名なんです。
私たち家族も、実際その浜辺に下りて歩いてみたのですが、確かにキュッ、キュッと
音がしました。

その場所に行ってみたいと思ったのは、加津佐に「前浜」「野田浜」が頭にあった
からでしょう。

今日は、20数年前の「砂時計」の想い出になりました。


晩秋の自然歩道を歩くー論所原~原山ドルメン

2013年10月27日 | 日記



今日は、10月27日 日曜日 天候は晴れ。
昨夜は、島原市民劇場の10月例会の劇団青年劇場の「普天間」を鑑賞
するために、会場の島原文化会館まで足を運びました。内容が少し重たい
テーマと敬遠されたのか、会場の観客数が少し少ないように感じました。

今回は、ステージから3列目の中央席ということで、演じる舞台俳優さんの
台詞の一言一言がはっきり聞こえ、表情までが鮮明に見えます。
すっかり舞台に引き込まれました。演劇の良さがわかりかけて来ています。

朝から、連れ合いは自治会の防災訓練に参加するために、近くの自治会
公民館に出かけました。私は、前から参加申し込みをしていた、「島原半島
よかとこ歩き隊」に参加するために、諏訪の池に向いました。

自然歩道が歩きたかったのです。諏訪の池ビジターセンターから、エコパーク
論所原に向います。今日は、秋晴れの絶好の行楽日和になっています。
園内では、家族連れでしょうか、草スキーを楽しむ姿が見えています。

      

歩きだします。普賢岳や、妙見岳のロープウェイの駅も見えています。
真っ赤な実がついた木の名前を、案内する職員の方が教えてくれました。
ハクサンボクというそうです。

      

林の木に、蝶がとまっています。アサギマダラです。珍しい蝶ではありませんが、
じっと羽を広げたままとまっています。飛ぶ気配はありません。

      

杉の木立ちの道には、実の入っていないクリのイガイガや杉の実がたくさん
落ちています。下り坂の枯れ落ち葉を踏みしめて歩いていると、爽快な気分に
なってきます。

     

途中には、自然歩道の案内板も設置されています。論所原という地名の由来も
教えていただきました。二説あるそうですが、一説は、高僧がこの地で説法をなされた
ところからついた名前だそうです。

     

道路からの入り口には「金比羅神社」。鳥居には「琴平神社」。いつも思うのですが
どちらが、正式な名称なんですかね。     

     

前谷林道を下りてきています。

     

林道から外れて、「原山ドルメン」に向う途中の畑では、漬物になる野菜の手入れ
をされています。緑の葉がとてもきれいです。

     

最後の目的地、「原山ドルメン」に着きました。縄文時代末期の史跡です。
歩いた距離は7㎞。約2時間歩いた事になります。ゆっくり歩いたせいか
疲れは、余り感じません。

         

昼食は、雲仙国民休暇村で摂りました。うどんのメニューも、私にとっては
適当な食事量でした。その後、入浴して、歩いた疲れをとりました。

     

帰ろうと思い、駐車場に向う途中には、ツワブキの黄色い花が目につきました。
秋の冷気には、この花が似合うのでしょうね。

     

今日の「よかとこ歩き隊」の案内をしてくださった、諏訪の池ビジターセンター
職員の大向さんには、たいへんお世話になりました。ありがとうございました。


島原半島・鎮西八十八ヵ所めぐりーその①

2013年10月23日 | 日記



今日は、10月23日 水曜日 天候は曇り時々雨。
季節外れの台風の進路に、気持ちまであちこち動いています。天候も
昨日とは打って変わって、雨模様の天候になっています。それにしても
最近の気象変動は、風によるものより、豪雨による人的被害が多い
ような気がします。

さて、昨日は、同級生仲間と、鎮西八十八ヶ所めぐりでした。
島原の大師堂から、口之津の早崎・海潮庵までの約30か所を巡拝しました。
深江から始まる、南島原市内の7地区にある御堂を参拝したことになります。

お堂の規模も様々で、新築の立派なお堂があるかと思えば、長年の風雨に
耐えて、今にも倒壊しそうなお堂もあります。昔からの信仰が守られてきた
事を想うと、感慨深いものがあります。

小額のお賽銭を上げ、手を合わせ拝むと、心が澄んでくるような気がしましたよ。
本格的な四国八十八カ所巡礼とは当然違いますが、お願い事は同じかも知れ
ません。感謝の気持ちも、もちろんあるのですが…。

その中で、ひときわ印象に残ったのが、有家の俵石展望所近くの「鳩岩観世音」
というお堂でした。杉の木立をぬうようにして、坂をのぼりつめると、まるで巨大
な岩に守られているようなお堂が見えてきました。最近改築されたのか、新しい
お堂です。

        

観音様の由来に付いては、よくわからないのですが、小さな仏像はある
ものの堂内の岩肌そのものが、神々しく感じます。まるで、そこに観音様が
いらっしゃるような不思議な空間になっています。

少し暗い堂内を見渡すと、仏像の横の石板に、子安弘法大師と金箔の文字
で書かれて有りました。その下にはこんな言葉が続けて書かれてあります。
「子宝に恵まれない方 必ず子宝を授かる大師です」と。

ということは、子安観音と子安弘法大師は同じということですかね。
何だか、この謎めいた結びつきも、信仰のひとつかもしれません。

途中の柿の木には赤く熟した柿が、ひときわ青空に映えていました。
これも、晩秋の里山の風情を醸し出しています。

          

昨日は、晩秋の「爽やかな巡礼」になりました。


椅子が見つめる晩秋の海―南島原・加津佐

2013年10月21日 | 日記



今日は10月21日 月曜日 天候は晴れ。
テレビでは、連日台風関係のニュースが放映されているのに、こちらはまだ
接近の兆候が感じられません。朝から、秋晴れの澄み渡った天気になって
います。

最近、医師から健康上の注意をされたので、毎日ウォーキングに取り組んで
います。ウォーキングも、義務的になると、少しストレスを覚えます。
今日は、少しコースを変えて、「坂の道コース」を歩くことにしました。

ウォーキングに出かける前に、学生時代の同窓会への案内が電話でありました。
出席のハガキを投函したので、11月の、その日は出席する旨を伝えました。
最近、参加したり、出かけたり、会ったりするのが億劫がらずに行動できる
ようになりました。何だか、背中を押されているようで…。楽しみになるん
ですね。もちろん、時間的な余裕があるのも、理由のひとつですが。

少し、上の方まで上がってきたので、暑く感じます。少し、汗をかいている
ようです。でも、平坦な道路を歩きだすと、秋風がとても爽やかです。
道路沿いの畑には、イノシシ被害を食い止めるための、高圧線が
設置されています。電線に触れないようにという注意書きと思ったのですが
読んでみると、このように…。

         

イノシシの被害を食い止める前に、「困った人の加害」には腹立たしくなりますね。

道路沿いには、黄色い「セイタカアワダチソウ」が多く繁茂しています。
あんなに、忌み嫌われた花も、少し背丈が低くなっているような気がします。
日本の自然に順応してきているのでしょうか。でも、それを摘み取ろうという
気にはなれません。誤った先入観があるのかも知れません。
 そんな花でも、風景を引き立ててくれます。

        

しばらく歩くと「カラスウリ」の赤い実が目に付きました。

        

人家の近くまで下りてきました。昔、飲料水として使われていた水汲み場に
優しいお顔のお地蔵さまが祀られてありました。静かに手を合わせました。

             

国道に出てきました。あまりに澄み渡った青空だったので、前浜に立ち寄って
みました。松林を通り抜けようとしたところ、椅子が目につきました。浜辺を眺める
絶好の場所です。秋の「もの思い」にふけるには、格好の場所かも知れません。
私?その椅子に座ろうと思ったのですが、椅子を置かれた人の「居場所」を汚す
ようで、止めることにしました。

今日は、少し長いウォーキングになりましたが、ふるさと加津佐の晩秋の風情を
楽しむことができました。


ふるさとの秋祭り―南島原・加津佐

2013年10月19日 | 日記



今日は、10月19日 土曜日 天候は晴れ。
朝から、はっきりしない空模様になっています。自室の窓からは、雨が降ったの
でしょうか物干しざおに水滴が付いてるのが見えます。連れ合いが、洗濯物を
外に干そうかどうしようかと迷っています。

さて、朝食を摂った後、口之津方面にウォーキングに出かけることにしました。
途中、全国外食チェーンの宅配車が駐車していて、配達人の方が、発泡スティ
ロールに入った宅配食を届けていました。宅配食なんて、都会の事と思っていた
のですが、こちらでも、利用される方があるんですね。

今日の昼食は、温泉神社の大祭ということで、連れ合いがスーパーから
サバが上にのった押しずしを買ってきました。子供の頃は、かなり大きい木枠の
押し型があって、その中にご飯を詰め込んで、上から押していましたね。

その頃の私は、好き嫌いが多くて、青魚のサバは食べるのが苦手だったのです。
食べる時は、上に載っているサバをのけて、寿司飯だけ食べていたものでした。

温泉神社の秋の大祭ということで、午後2時頃神社に向いました。
すでに参道には、多くの住民の方が、お神輿のお下りを待っておられます。

     

境内で、園児の蛇踊り、ひょっとこ踊りと続いて郷土芸能「棒踊り」の奉納が
あった後、渡御(とぎょ)が始まります。いよいよ太鼓橋を渡ると、神域の世界
から下界へと、神様がお下りになります。

      

太鼓橋を渡りきったところでも、「棒踊り」が披露されました。青年団OBを中心に
結成された「加津佐町踊り保存会」の皆さんの出演です。小・中学生の後継者も
育っています。これからも、加津佐町の誇れる郷土芸能として、末長く継承して
欲しいものです。

    

加津佐東小学校近くを通過するお神輿です。その後、加津佐東小で一休みです。

           

ところで、私は誰? 神さまの道案内をしている「猿田彦大神」です。

    

お祭りには、やはり露店が似合いますね。昔ほどの出店はないものの
お店の前に立つと、つい、買いたくなりますよね。心がウキウキするん
でしょうね。

明日(20日)はお上り。ふるさとの秋祭りも、足早に走り去っていくような
気がします。


トビの幼鳥と深まる秋の日―南島原・加津佐

2013年10月17日 | 日記



今日は、10月17日 木曜日 天候は晴れ。
今朝の冷え込みに、一段と秋の深まりを感じました。この冷え込みも台風の
影響なんでしょうかね。北海道では、初雪も観測されたとか。
それにしても、今回の台風による、極端な気象状況がもたらした局地的な豪雨
被害を被った伊豆大島の様子をテレビ画面で見るにつけ、自然災害の怖さに
唖然とするばかりです。

余りの冷え込みに、各部屋の夏物の敷物を、あわてて冬物の絨毯に取り換えま
したよ。部屋では、今まで裸足で過ごしていたのですが、慌てて靴下を履く始末。
もちろん薄めの長袖から、厚めの長袖に衣がえもしました。
この様子では、山肌の紅葉の装いも、一気に早まるのではと、紅葉情報が気に
なります。

冷え込んではいるものの、天気は秋晴れ。いつものお出かけ虫が、どこかに
行こうよと誘います。ハイハイと素直に応じて、バイクで出かけることにしました。

よそ見では危ないと思いつつ、国道を低速で走っていたところ、道路沿いの堤防
に茶褐色の小さな鳥がとまっていました。何だか、フクロウに似ています。まさか
こんな所にいるはずがないと思いつつ、バイクを停め、カメラを構えて撮りだした
のですがいっこうに逃げる気配はありません。

上を向いたり、横を向いたり、とても可愛いしぐさをします。どうやら、トビの
幼鳥みたいです。トビは、ゆったりと上空を飛ぶイメージしか頭には浮かん
ではきません。こちらでは、“トンビ”と呼ぶのが普通ですが…。

確かに“トンビ”ですよね。それにしても、可愛いな!



“トンビ”と別れてから、野田浜にやって来ました。爽やかな秋の浜辺です。
いつものように、渚を歩くことにしました。誰も歩いていない砂浜に、私の
足跡がつきます。ポクッ、ポクッという感じで、歩くたびに靴が砂に埋もれます。

          

カモメが渚で遊んでいたので、望遠レンズをカメラに取り付け、シャッターを
押したところ、一斉に飛び立ちました。かなり遠く離れていたので、飛ぶこと
はないと思っていたのですが…。身を守る本能なんでしょう。


白波の海と岩戸山望遠ー南島原

2013年10月16日 | 日記



今日は、10月16日 水曜日 天候は晴れ。
10月も半ばを過ぎました。もう、晩秋と言っていいのかも知れませんね。
台風の影響なのか、昨夜からの風が強く吹いています。秋晴れの陽射しは
あるものの、気温も少し冷え込んでいます。

午後からは、石碑の写真を撮ったり、口之津図書館で、新聞や雑誌などを閲覧
しました。新聞は字面を追いながら、考えながらゆっくり読む事ができるので、
リタイアーした私にとっては、有効な時間の使い方のひとつになっています。

図書館で時間を過ごした後、バイクを早崎に向けました。今日も、瀬詰崎灯台
付近は、潮の流れがとても速いです。まるで、海の中に河が流れているような
錯覚すら覚えます。

        

灯台から少し行ったところで、岩戸山が見えてきました。冒頭の写真がそうです。
白波はたっているものの、広々とした濃紺の海が広がっています。気持ちまで
広くなりそうです。

        

イソヒヨドリも、今日の海を見ています。

        

秋によく見られるアカタテハでしょうか、オイランアザミの蜜を吸っています。

 

今朝の新聞折り込みの中で、スーパーのチラシに掲載されてあった「人形との
出逢い展」をみるために、本町通りの「まちかど美術館」に出向きました。ほのぼの
とした布人形が、所狭しと展示してあります。19日までだそうです。
町内在住の山下さんが、心をこめて創作された“なごみの人形展”に、ぜひ、足を
運んでみてください。


秋の青空に映えるコバノセンナ―南島原・加津佐

2013年10月13日 | 日記



今日は、10月13日 土曜日 天候は晴れ。
今日も秋晴れ。すっかり過ごしやすい秋の気候になりました。でも、朝夕は少し
肌寒さを覚えます。うっかりすると風邪をひきそうです。そろそろ長袖を準備する
頃になりました。

さて、今日の午前中は、私が所属する「ふるさとガイドの会」の皆さんと一緒に
町めぐりをしました。今回は、昔の古い町並み写真を見ながら、昭和の加津佐
の町を楽しみました。

この年代になると、やはり昭和の時代が懐かしく感じます。酒蔵の跡地では
徳利の話、忠霊塔では特攻隊の話、劇場の話になるとカラー映画を「総天
然色」と呼んでいた話なども飛び出し、「昭和の道中」みたいになりました。
この時ばかりは、日常風景が「非日常風景」になります。

温泉神社の秋祭りも近づいているので、少し神社の事についても触れました。
鳥居・太鼓橋・狛犬などの意味についても、意外と知らないことが多いんですね。
たとえば、狛犬は、お寺の仁王像と同じく、社殿に向って右側の狛犬は、口を
開いた「阿形(あがた)」で、左側の方は口を閉じた「吽形(うんがた)」になって
いるんです。好奇心旺盛な女性会員は、確かめに行きました。
その通りになっていたと、あとで報告がありましたよ。

   温泉神社では、大祭の準備が始まっていました。

             

今日は、小松の天満宮や串の「串玉神社」でもお祭りがあっていたようです。
串玉神社を訪れたのですが、すでに「子供相撲」の奉納は終わっていました。
それにしても、串玉神社の由来は何ですかね。知りたいですね。

        

串玉神社を後にして、グリーンロードに出てきました。
花房展望所を通りかかると、黄色い目立った花が見えます。すっかり忘れて
いました。秋から初冬にかけて咲く「コバノセンナ」です。
澄みきった青空に、黄色の花が鮮やかに映えています。

        

冒頭の写真は、横から、ニコニコと笑顔の「コバノセンナ」が顔を出したところです。
と…私には見えたのですが。

         

今日は、10月の3連休の中日。岩戸の波止場では、親子連れなど、多くの釣り人が
釣り糸を垂れていました。


夕霧と落陽―南島原・加津佐

2013年10月11日 | 日記



今日は、10月11日 金曜日 天候は雨から晴れ。
朝から秋雨。玄関に続く石段のくぼみには、何カ所もの水溜りができて
いました。空を見上げると、灰色の雲に混じって、黒い雨雲が見えています。
これだけ見ると、天候の回復の兆しは見ることができません。

朝食まで時間があったので、しばらくソファーに腰掛けてテレビを視聴して
いました。睡眠は十分とったはずなのに、無性に眠たいのです。
秋の季節に「春眠」ではなくて、「秋眠」かなと思ったまでは良かったの
ですが、どうも気になり、ネットで「秋眠」を検索してみました。

言葉としてはあまり使われていないようですが、多くのブロガー達が
「秋眠」という言葉をブログ上で使っています。秋も眠たい季節だという
のがわかりましたよ。医学的な説明もしてあったのですが、読む気は
しませんでした。

「夏バテ」ばかりと思っていたのですが、最近では「秋バテ」も目にする
ようになりました。夏の猛暑の影響が、秋になって症状として表われるとか。
体がだるかったりなどの症状だそうです。

最近は、いつでもそんな症状を感じるようになりました。自己診断が
こういう時には、いちばん有効ですね。「秋バテ」もすべて含めて「加齢
でしょう」…言葉の特効薬かも知れません。

昼から、陽射しも強い青空が広がりました。
昼食を摂った後、自治会の知人の方の葬儀に参列しました。葬儀場に
行く道すがら考えましたよ。祝い事の「結婚式」に呼ばれる事は殆どなくて
「葬式」に参列することが、最近特に多くなりました。もちろん、年齢的な
事もあるのも事実ですが…。

僧侶の方の読経も真剣に聞くようになりましたよ。これも「加齢」のひとつ
とは自覚しているのですが、自分と向き合う時間なのかなと考えたりして
います。

感動的な秋の夕日をと思うのですが、自分が頭のなかで描いている
夕日には、なかなか出会えません。午後からいい天気だったので、
ひょっとしたらという期待感で、海が見渡せる場所に、急いでバイクを
走らせたのですが、残念なことに、霧が発生していて、落日のショーには
なりませんでした。タイトルだけは、夕霧と落陽としました。

少しだけ夕日に染まった、ふるさとの秋の海は穏やかです。

      

自宅前のツユクサです。雨にぬれ、紫色のかれんな花を咲かせています。
       


台風一過の今日―南島原・加津佐

2013年10月09日 | 日記



今日は、10月9日 水曜日 天候は曇りから晴れ。
昨日は、今年最大の大型台風ということで、とても緊張した一日を過ごし
ました。ところが、台風はどこに行ったのというぐらい、被害をこうむるような
雨・風の影響はありませんでした。良かった、良かった、何と言っても、直撃
コースでしたからね。

そのせいで、一日中家の中で過ごしました。雨戸は閉まっているし、外には
出られないわ、本当に息がつまりそうでしたよ。図書館から借りてきた本を
読んでいたのですが根気が続きません。なんでも、加齢のせいにしてしまい
そうです。

朝起きて 、早速スティール製の雨戸を開けましたよ。いつも使用する雨戸
ではないので戸袋になかなか入りません。ひっかかり、ひっかかり、ようやく
入りました。昔の雨戸は、木製なので、ガラガラと音がしていたのですが、
古くなった我が家の雨戸はキィキィと耳を覆いたくなるような、不快な音です。
風情も何もあったものではありません。

午前中は、台風の影響が残っていて、空は灰色の雲が覆っていました。
ところが午後からは、まさに台風一過ということで、青空が広がりました。
昨日の雨のせいか、心なしか蒸し暑さを感じます。

昼近く、郵便局に手紙を投函した後、台風の影響は、どれぐらいかなと
思って前浜に立ち寄りました。少しはうねりを伴った波はあるものの、荒れた
海という印象は受けません。上の写真がそうです。

でも、高潮の影響があったのでしょうか、松林近くまで波が押し寄せた痕跡が
残っています。かっては満潮時でも、、松林近くまで、波が来ることはなかったと
記憶しているのですが…。段々、陸上に迫っているような気がします。

ということで、台風一過の今日の風景をお届けしました。


郷土芸能「浮立」を楽しむー南島原・北有馬

2013年10月07日 | 日記



          

今日は、10月7日 月曜日 天候は晴れから曇り。
朝、ゴミを収集場所にもっていきながら、空を見上げると、青空に一本の飛行機雲が
白くたなびいているのが見えました。子ども時代には、空に飛行機雲を見つけると、
妙にはしゃいでいたことを想い出しました。その当時は、飛行機に乗るということは
なかったので、飛行機そのものが憧れだったのかも知れません。

その後、台風情報をテレビで確認しようと思って、スイッチをいれたのですが、長崎
のおくんちの模様が、放映されていました。長崎では、今日から3日間「おくんち」
なんですね。お旅所近くの露店めぐりも楽しみのひとつでしょう。

さて、今まで、他町の秋祭りの祭礼に出かけることはなかったのですが、今日は
北有馬の春日神社の祭礼に奉納される「浮立」を見に行くことにしました。

有馬小学校近くのお旅所で、奉納されていました。
独特の衣装を着て、笛の音に合わせて、2人1組となって、太鼓をたたき、舞い
ます。太鼓に合わせて踊る動作も、とてもリズミカルに見えます。こちらまで
調子をとりたくなるような、太鼓の響きが伝わってきます。

手元の資料によると、6地区が担当し、地区ごとに特色があると書かれてあり
ます。どうやら、秋の収穫を前に、五穀豊穣を祈願する意味合いもあるようです。
また、この浮立そのものは、佐賀地方に伝わる面浮立を伝承したものとも言われ
ます。

季節は、まさに実りの秋ーお旅所近くの田んぼも、たわわに実った黄金色の
稲穂が、重たそうに頭を垂れています。

今日は北有馬の郷土芸能を見るいい機会でした。頭の中には、まだ横笛と
太鼓の響きが残る中、お旅所を後にしました。

          

加津佐にも「浮立〉があったんですね。上の写真は、大正12年当時の浮立
の服装です。北有馬の浮立の服装と何となく似ている気がします。

当時、出演された今は亡き古老の原稿によると、当時のことをこんな風に
執筆されています。
「加津佐の浮立が初めて奉納されたのが大正5年だったと思います。
その後、大正11年から3年間行われ、以後途絶えていたのを昭和
30年に復興し、翌年も続けて奉納したが、以後全く行われなかった。
この土地の「浮立」は子供浮立で、当番名の氏子の中より、小学5・6
年生の男子10人ぐらいで編成され、みこしの渡御(とぎょ)に供奉する
ほか、町内有志商店への庭先回りなどで、その踊りを披露した。
……以下略
※渡御(とぎょ)とは、みこしが進むことを意味しています。
(平成元年3月31日発行 改訂増補「加津佐ふるさと史跡めぐり」より)

10月19・20日は加津佐の「温泉神社」の大祭です。
その日までに、もう少し“神さま”のことについて詳しく知りたいと思い
帰りに、口之津図書館から「神様と神道100の基礎知識」と題した本を
借りて来ました。このところ、伊勢と出雲の「式年遷宮」が話題になって
いますから…。

明日の台風進路が気になります。大きな被害が出ませんように“神さま”
に祈るばかりです。


澄んだ青空と体育祭ー第5回加津佐町民体育祭

2013年10月06日 | 日記



今日は、10月6日 日曜日 天候は晴れ。
台風23号が中国地方に抜けたので、朝から澄み切った、抜けるような
青空に恵まれました。朝、起きて、玄関を開けると、青空に秋の雲“うろこ雲”
が見えています。それにしても、秋の澄んだ空気にふさわしい、空の色と
雲です。呼びかけてみたくなりますね。

           

午前中は、調べものがあったので、口之津図書館に行きました。郷土資料を
閲覧したのですが、興味あるタイトルが多くて、手当たりしだい、読みふけって
いました。ボランティアで、歴史ガイドをしている関係上、閲覧図書は、やはり
キリシタン関係書籍が多かったのですが、読んでいるうちに、その当時の
キリスト教布教の世界に引き込まれてしまいます。

自宅に帰宅したら、2か月前に加津佐を案内した、千葉に住む元大学教授の
方から用紙2枚にビッシリ書かれた手紙が届いていました。案内する時は、
肩書などは全然わからないのですが、あとでお礼状などを貰って驚くことがあり
ます。ライフワークとしてこれからも歴史の研究をなさるそうです。
こんな不思議な縁もあるんですね。

図書館から、加津佐グラウンドに行くことにしました。今日は、第5回町民体育
祭が開催されています。8ヶ町が合併して、南島原市となって、早7年半。途中
2回の雨天中止を挟んで、今年は5回目だとか。今年は、旧6か町で体育祭が
開催される事になっています。加津佐と深江をのぞいては、地区体育祭となって
いるのですが、旧加津佐町時代からの呼称“加津佐町民体育祭”が引き継がれ
ているのがいいですね。

グラウンドでは、ちょうど婦人会の踊りがあっていました。写真は場内に入場
する会員の皆さんの列が続いています。スピーカーからは加津佐音頭が流れて
きました。このレコードは1972年に製作されているんです。歌っているのは
日本を代表する民謡歌手の原田直之さんと女性歌手の山崎悦子さんです。
単純に計算すると、41年前のレコードということになるんですね。

          

昨日、愛宕町を歩いていたところ、銀木犀?の香りが漂ってきました。

          

すく近くの木には、どんぐりの実が。どんぐりの背くらべでしょうか。可愛いですね。

          

夕方、ネットで購入した書籍の振り込みをするために、コンビニに立ち寄りました。
レジで真っ黒に日焼けしたHさんに偶然出会いました。毎回体育祭での役員として
の活躍を知っているだけに「御苦労さまでした」と口に出てしまいましたよ。
後で考えたら、「お疲れさまでした」と言うべきだったと反省したのですが、プログ
ラムや競技種目の検討、前日の準備、当日の運営などの苦労を知っているだけに
つい言葉として出てしまったのです。でも、「今日は多かったです」と聞いて、私まで
嬉しくなりました。
 やっぱり、Hさん…おつかれさまでした。


秋風に揺れるススキ-雲仙・宝原園地

2013年10月03日 | 日記



今日は、10月3日 木曜日 天候は晴れから曇り。
朝から秋晴れのいい天気と思いきや、何だか曇り空になって来ましたよ。
連れ合いの話によると、中国のpm2.5がすごい数値を示しているとの事、
その影響なんでしょうかね。それにしても、迷惑な話ですね。

昨日の午後は、かゆみを伴う湿疹が体に出来、皮膚科の病院を受診。
“加齢でしょう”と言われるのかなと思ったのですが、「薬を処方しときます」
ということで、診察終了。あえて、病名をつけるほどでの病気でもなかった
のかと勝手に自己診断。

最近、各科の病院を受診することが多くなりました。財布の1か所に診察券
を入れているのですが、窓口でカードを提出する時に、違う病院のカード
を出したり、手間取ります。何だか、川柳の一句にでもなりそうです。

午前中は、私の所属する会の通知事務に費やしました。時折の事務作業
とは言いながら、考えながらの事なので、結構頭を使う作業になります。
でも、楽しくやっているので、脳細胞にはいい刺激になっているのかも
知れません。

さて、午後からは、秋の風情を楽しもうと、雲仙の宝原(ほうばる)園地に
行くことにしました。ススキの穂が時折吹く強い風に揺れます。
少し、時季が早かったのか、園地を埋める“銀色の穂”とまではなって
いません。でも、秋のススキの風情は十分に楽しめましたよ。

馬齢を重ねたせいか、季節のうつりかわりを確認したいという気持ちが
時折湧いてきます。生きているという実感を味わいたいのかも知れません。
こんなことを考えるのも、“感傷の秋”のせいですかね。

さて、ススキを鑑賞した後は、少し下りたところにある“小地獄温泉”で
入浴。窓からは、高地の冷たい風が吹き抜けます。温泉で火照った体には
とても心地よく感じます。温泉は秋が一番いいのではと思ったりもします。

     

連れ合いが見つけた“ツツジの花”。どうして咲いているのと聞きたくなりましたよ。

 

雲仙に行く途中の畑には、白い花が咲いていました。馬鈴薯の花です。

雲仙の“ススキ”と“温泉”を満喫した私たちは、平穏な一日を過ごした満足感で
帰途につきました。