かづさふるさと紀行

ふるさと「加津佐」の今をあなたに。

不安定な空模様―南島原・加津佐

2014年10月22日 | 日記



今日は、10月22日 水曜日 天候は曇り。
島原半島には、鎮西八十八ヵ所の霊場があるんです。昨日は、同級生仲間と、
4回目の霊場巡りをしてきました。今回は、南串山から千々石までを巡りました。

同級生のひとりが、丹念に調べていたので、霊場巡りは出来たのですが、とても
ひとりでは、いけそうにありません。国道沿いにあるもの、山里や山中にあるもの
など、様々な場所に「札所」があります。

お堂も、新築されたもの、老朽化で朽ち果てたものなどを見ると、守り続けられて
いる信仰、忘れられようとしている信仰を、その姿に見ることができました。中には
道そのものが草で覆われていて、この先、参詣する人もいなくなるだろうと予想
される場所もありました。

お堂の中には、弘法大師像に並んだ石像や仏様が鎮座されているお堂なども
ありました。地元特有の信仰もあるのではと推測はできるのですが…。
こればかりは、地元の人に聞くのが一番ですね。

   

霊場巡りをしながら、感動する風景にも出会えました。勝手に名付けました。
天空に続く石垣と。断っておきますが、私だけが感動した風景ですから…。

   

雲仙の智恩洞までと、そこから、一切経の滝までは、険しい上り下りが続く
難所でした。案内した同級生が、竹杖を準備していてくれました。感謝!感謝!

  
  

昨日、ブログの更新をと思ったのですが、歩きまわったせいか、疲れて書く気力が
湧いてきませんでした。次回は、愛野からの巡礼が計画されています。

上の写真は、午後5時近くの、加津佐の風景です。黒い雨雲が見えますが、青空も
見えています。明日はどうやら、天気も回復しそうな気配がします。


秋桜まつりで秋を楽しむー島原・芝桜公園

2014年10月18日 | 日記



          
         

今日は、10月18日 土曜日 天候は晴れ。
午後から、連れ合いが文化祭の生け花に出展するため、有家のショッピング
センター内にあるフラワー店に、花を求めに行ったのですが、予定していた花
がなくて、とうとう島原のお店まで、足をのばすことになりました。

ところが、島原のお花の専門店にもなくて、明日、花市場で探してもらうことになり
連絡待ちということになりました。店内に「華展」案内ポスターが貼りだされていた
ので、アーケード街にある会場まで足をのばすことにしました。

「華展」会場を出たのが、もう、午後4時を過ぎていました。せっかく島原に来た
ので、芝桜公園で開催されている「秋桜まつり」会場に車を走らせました。

広大な敷地には、見ごろをを迎えた、色とりどりのコスモスの花が咲き誇っています。
ポスターでは、1千万本の花と書かれていましたが…。平成新山をバックに、絶好の
被写体でしたが、撮影条件が悪く「逆光」 状態になっていました。

初めて気が付いたのですが、ここでは、太陽は山の端に沈むんですね。加津佐で
海に沈む夕日ばかり見ていたので、あれっ!と思いましたよ。遊歩道も整備されて
コスモスの花に囲まれて歩くのは、“爽やかな秋心地”を堪能できました。

閉園は、午後5時ということもあり、あわてて出口までやってきました。NPO法人
「芝桜公園をつくる会」の皆さんでしょうか、心のこもった言葉や会釈、車の誘導
に感謝しながら、「秋桜まつり」会場を後にしました。


秋たけなわ、コバノセンナもにっこり―南島原・加津佐

2014年10月17日 | 日記



今日は、10月17日 金曜日 天候は晴れ。
早朝の秋の陽射しに、目が覚める。少し重たくなった、毛布と掛け布団を払い
のけて…と思ったものの、まだ眠たい。自分の体温で、温もった布団から抜け
出すにはすこし勇気がいるようになりました。

玄関には、眩しい朝の光が差し込んでいました。今日も、秋晴れのいい天気に
なりそうです。外に出て、空を見上げると、秋の雲“さば雲”が、青空に浮かんで
います。澄みきった秋空に浮かぶ雲は、とても魅力的に見えます。

         

先日から、「加津佐さるく」ということで、高齢者を対象にした「史跡めぐり」を
依頼されていたので、その下見に出かけることにしました。今回は、歴史的な
ことよりも、懐かしく想い出される場所などを、コースに選ぶことにしました。

かっては、娯楽の殿堂だった劇場跡、清冽な水が湧きでていた場所、お地蔵さん
古い山門、旧家に残る貴重な品々、懐かしの果物等々、下見をしながら、自分で
楽しんでいました。何百年前の歴史よりも、故郷で生きてきた歴史を振り返るのも、
また、楽しからずやということにつながるのではと、考えながら歩いていました。

午後からは、昨日受講した“オカリナ”の事が気になり、練習をしました。
なかなか思うように指が動きません。指は、必ず動くと思っていたのが間違い
でした。一本の指を動かそうとしたら、別の指が一緒になって動きだします。

両手10本の指はそれぞれ動くので、指の一本、一本も独立して動くものと思って
いました。楽器を弾いたり、吹いたりする時の指は、脳の指令通りには動かない
ことに、初めて気付きましたよ。だから、練習なんですね。あぁ~あぁ~。

オカリナの練習に疲れたので、外の空気を吸いにバイクで出かけることに
しました。秋もたけなわということで、何か「絵になる風景」はないものかと頭を
巡らせていたのですが、ふと、浮びましたよ。あの“ニッコリとした”コバノセンナ
の花です。

         

今年も会えましたよ。笑顔のコバナセンナに。ニコニコ笑顔が一杯です。
こちらから、近づくと、精一杯の笑顔を見せてくれます。
 まず、こちらからです。

                                   こちらから
                    こちらからあたまをさげる
                    こちらからあいさつをする
                    こちらから手を合わせる
                    こちらから詫びる
                    こちらから声をかける
                    すべてはこちらからすれば
                    争いもなくなごやかにゆく
                       ………………
                       ………………
                                          坂村真民先生の詩より


「オカリナ教室」を受講しましたー南島原・加津佐

2014年10月16日 | 日記



今日は、10月16日 木曜日 天候は晴れ。
急な冷え込みに、身体も戸惑ってしまいそうな、ここ2,3日の気温です。
でも、冷え込みとは裏腹に、澄み切った秋空がひろがっています。

今日は、午後から、市社会福祉協議会主催の「オカリナ講座」を受講する
ために、「希望の里」にやってきました。高齢者の生きがいづくりの事業の
一環として、実施されるとかで、対象年齢も、65歳以上となっています。

講座の受講生は、男女合わせて8名。教室の開始前に、血圧や脈拍
などの測定。すでに治療薬として、降圧剤を服用している私にとっては
正常な数値の範囲ということでした。

以前から、著名なオカリナ奏者が演奏するCDを購入しては、よく聴いて
いたものでした。素朴な独特の音色が、自分の性格にもあっていたのかも
しれません。ゆったりとした調べに、いつも耳を傾けていました。

早速オカリナ、楽譜が配布され、先生による指導が始まりました。オカリナ
を吹くのはもちろん、触るのもはじめてでした。オカリナの穴を、10本の指
で押さえたり、離したりしながら音を出すのですが、これがうまくいきません。
あせればあせるほど、自分の指ではないみたいに、動いてくれません。

         

続いて、楽譜を見ながらの練習。ドレミの音階さえ、聴きとることができません。
匙を投げたような、心理状態になってしまいましたよ。第1回目は不安感を覚え
ながらの受講になりました。

教室が終わった後、その足で野田浜に行ってみました。誰もいない浜辺を
見ていると、青春時代に流行した曲の歌詞が頭に浮かんできました。
「今はもう秋、誰もいない海…」ーここまでで、あとはメロディだけしか、頭の中
にはわいてきません。

今日は、オカリナの音色に触れたせいか、波の音まで、オカリナの音色を
奏でているように聴こえましたよ。(笑)


秋の絶好のウォーキング日和―南島原・口之津

2014年10月15日 | 日記



今日は、10月15日 水曜日 天候は晴れ。
昨夜は、市民劇場の例会日ということで、劇団「昴」公演の「親の顔がみたい」と
いうタイトルの演劇を鑑賞してきました。いじめを受けて自殺した生徒の遺書に
名指しされた、加害者の親たちが、事件の究明よりも、我が子を擁護することに
終始する姿を描いたもので、鑑賞者にとっても重たいテーマでした。

普通、演劇の舞台と言えば、暗転や一幕、二幕といった場面の転換や舞台装置の
変換があるのですが、この舞台は一幕のみの設定で、それも会議室という設定の
もと、保護者同士の怒号が飛び交うという出演者の熱演が約2時間、舞台で繰り広
げられました。それにしても、観客の皆さんを、舞台にグイグイと引きつける出演者
の演技力は、さすがと言わざるをえませんでした。

舞台が終わった後、舞台装置の片づけをお手伝いしたのですが、先ほどまで舞台
で熱演されていた出演者の皆さんが、手際良く、舞台装置をバラしていきます。
舞台での緊張感を見ていただけに、何とも不思議な感覚になります。舞台の感動
力を身につけるには、やはり舞台を見続けることしかないようですね。

秋の深まりとともに、すっかり肌寒くなりました。今日も、秋の陽射しはあるものの
ひんやりとした冷気を感じます。時候の挨拶も、秋冷の候がふさわしいような気が
します。

今日は、公民館講座「歩健学のすすめ」ということで、ポールウォーキングを楽しみ
ました。6月に開講してから、今日は4回目になります。というよりも、もう5カ月が
過ぎたことになります。ウォーキングの記録を毎日つけてきたせいか、歩く意味が
確立したような気もしています。自己満足かも知れませんが…。

午後2時、口の津港緑地公園にやって来ました。約10人の受講生の皆さんが
集まっています。今回も、長崎県立大学の西村千尋先生の指導による準備
体操から始まり、歩きならしということで、公園を周回した後、口之津歴史民俗
資料館までのウォーキングにいどみました。

            

資料館までは、車ではよく行くのですが、歩いてみると、結構時間がかかります。
それにしても、今日のこの天気、少し肌寒さはあるものの、歩くには、最適なウォ
ーキング日和でした。南蛮大橋からの口の津港も、気持ちよいながめです。

       

11月は、いよいよ最終回。体力テストがあります。開講式の時に測った
体力よりも、少しでも伸びていれば嬉しいのですが…。でも、歩くことが
習慣になったことが、この講座での一番の収穫になったようです。


深まりゆく秋の空と海の蒼さ―南島原・加津佐

2014年10月10日 | 日記



今日は、10月10日 金曜日 天候は晴れ。
同級生と会う用事があったので、前浜までバイクで向うことに。時間は早朝の
午前7時。釣りをしているということは、前日聞いていたので、浜辺を見ると
3人の釣り人の姿がみえました。その中のひとりが同級生ですが…。

それにしても、釣り人と浜辺の光景が、秋晴れの澄んだ風景に、とても似合って
いたので、まず、この風景を撮らなければと思い、シャッターを切ったのが上の
写真です。青空の巨大スクリーンを見ているような錯覚を覚えます。

ウォーキングで岩戸山を眺めることが多いのですが、秋の陽射しの中に、岩戸山
を覆う樹木も心なしか、色づいているように見えます。そういえば、いつの間にか
庭先の柿の実や我が家の食卓のテーブルに並ぶミカンもだいぶ色づいてきました。

最近、気温の温度差があるせいか、身体の疲労感を覚えます。季節の変わり目
も、あまり感じられなくなっているような気がします。ただ、暦だけは、季節を正確
に伝えてくれます。でも、季節感は肌で感じたいですね。今日は、長袖では暑く
感じる一日になりました。

1週間前に台風が去ったと思ったら、また、強い台風が近づいてきているようです。
夕食を摂りながら、連れ合いは「今度は早目に台風に備えよう」と話しています。
備えるといっても、雨戸を閉めて、ラジオや、懐中電灯の準備をするぐらいのもの
ですが…。

文化の秋を楽しもうと、「オカリナ教室」に申し込んでいたところ、数日前に、受講
決定通知が届きました。音楽を聴くのは、大好きなんですが、楽器を手に取るのは
初めてのことだけに、少し不安もありますが、“秋の気分”が後押ししてくれそうな
気がしています。

今日の夕食のテーブルには、旬の魚のサンマが並びました。食欲の秋でもあり、
なんでも食べたくなります。ほどほどにと思いながら、つい箸が伸びてしまいます。
少し、体重の増加が気になりだす「秋」になりそうです。


雨上がりの砂浜を歩く―南島原・加津佐

2014年10月02日 | 日記

       

今日は、10月2日 金曜日 天候は雨。
秋晴れが続くと思ったら、ここ数日、どんよりとした空模様が続いています。
今日は、とうとう本格的な雨になりました。天候のご機嫌を伺うのは、なかなか
難しいですね。終日、雨だれの音を聴きながら、自室で過ごしていました。

先週、私が所属する口之津の歴史の会で、発表をする機会があったのですが
その中で俳人・山頭火のことを話しました。昭和7年2月、山頭火は口之津に
宿泊しているんですね。

           

その時の日記(行乞記)に、こんな風に書いています。
   二月十三日 口の津 朝日屋 三〇・中
朝の二時間行乞、それから、あちらでたづね、こちらでたづねて、水月山円通寺
跡の丘に登りついた。麦畑、桑畑、そこに六百年のタイムが流れたのだ…
 今日は五里歩いた、何としても歩くことはメシヤだよ、
 よい山、よい人、十分々々。
 原城祉を見て歩けなかったのは残念だった。
   注…水月山円通寺跡は、加津佐の愛宕町にある円通寺跡のこと。

メシヤとは、救世主またはイエスキリストの事を言うんですね。
歩きながら、山頭火の胸の中には、島原の乱で亡くなったキリシタンや農民
三万七千人の姿が、去来したのでしょうか。

先日、地元のガイドの方に、原城祉を案内してもらったのですが、整備工事が
すすみ、その当時の石垣が姿を現しています。世界遺産登録に向け、周到な
準備がなされていることを、地元に住む人間として、とても嬉しく思います。

     

歴史には関係ないのですが、親孝行竹を紹介してもらいました。
秋というのに、筍が顔を出していました。筍は春と思っていたのに
秋とは…。調べるとシホウチクということでした。

     

それにしても、歴史はもちろん、知らないことが多すぎます。だからこそ、知る
楽しみになるんでしょうね。

夕方、雨が止んだので、ウォーキングに出かけました。近い距離をと思い、いつも
の前浜まで歩くことにしました。時刻は、午後5時半近く、女島の上には青空も見え
ていました。今日は上弦の月(半月)を見ることができました。写真では、少しだけ見
えているのですが、肉眼でははっきり見えましたよ。秋は、やっぱり月が似合います。