かづさふるさと紀行

ふるさと「加津佐」の今をあなたに。

秋風に揺れるススキー雲仙

2010年09月30日 | 日記
今日は、9月30日 木曜日 天候は曇り
秋冷という言葉がふさわしいほど、朝の冷え込みでした。今日で9月も終わり。9月の気候は
彼岸花の遅れなど、まるで天気の狂騒曲みたいで゜した。
 今、時刻は、午前11時半。秋の風物詩「ススキの姿」を求めて、雲仙のゴルフ場のそばに
来ています。気温は16℃を示しています。家を出てくるときは、21℃だっただけにかなりの
冷え込みです。でも、長袖を着てきたせいか、寒いという感触はありません。ススキを撮ってい
たのですが、そばの雲仙ゴルフ場のグリーンがとてもきれいです。ゴルファーの気持ちがわかる
ような気がします。
 今は、小雨がパラパラと降っています。青空には程遠い天気ですが、一面のススキを見ると
秋が確実に来ていることが分かります。温泉街へ行く道や仁田峠に行く道など、いくつもの道が
枝分かれして、散策には最適の場所になっています。天気が良ければ、今日のウォーキングをと
思ったのですが……。でも、高原の冷気を感じながらの、深呼吸の味は格別です。
 近くで、秋の風情を楽しむことができるというのは、贅沢なことですよね。ちょっとキザに
「ココロの贅沢」とでも言うんですかね。
 「ココロの贅沢」を楽しんだ後は、お決まりのコース「乳白色の温泉」を楽しむ「カラダの贅沢」
を味わうために、なじみの温泉館に向かったのでした。
 
 
 

清流に架かる自然石の石橋

2010年09月29日 | 日記
今日は9月29日 水曜日 天候は曇り。
すっきりしない曇り空が広がっています。テレビ等でも、遅い彼岸花の開花の様子を放映
しています。田んぼのあぜ道には、至るところで「もういいよ」と言うぐらい、彼岸花の満開
の群落をみることができます。
 今日は、加津佐町から数えて、3つ目の町の北有馬町に来ています。この町には、世界遺
産に暫定登録されている、日野江城跡があります。また、天正遣欧少年使節も学んだとされ
る中等教育施設のセミナリヨの跡地なども見ることができます。
 今日は、山間部の面無地区にある面無橋に来ています。橋の下には、清流が流れています。
辺りは、刈り取りを待つだけの、黄金色の田んぼが広がっています。近くの町でありながら
足を運ぶことはなかったんですね。それだけに余計、驚きと新鮮な目で、周りの風景を楽し
んでいます。
 水が豊富なこの町には、現在9基のアーチ式石橋があるそうです。中でも、この面無橋は
自然石をアーチ式につかった石橋としては、日本でただひとつだそうです。
 自然石を積んだだけでは崩壊しやすいこの橋を、豪雨などの被害から守るために、当時の
石工たちは、こんな工夫をしていました。石橋のすぐ下の川底を60cmほど掘り下げ、川
の流れを増すようにして、下流に引っ張る堰落とし(せきおとし)という工法を考えたのです。
 江戸時代末期に架けられたこの橋は130年あまりたった今でも、びくともしないで当時
のままの姿を伝えています。
 自然石を丁寧に積み上げてできた橋には、先人の田畑に対する思いも、込められているん
だろうなと思いつつ、彼岸花の咲く“里”を後にしました。



加津佐の秋の海と空…そして湧水

2010年09月28日 | 日記
今日は、9月28日 火曜日 天候は晴れ。
秋空が広がっています。夏の残暑の反動か、秋の海風が、ことさら心地よく感じられます。
今まで、田んぼのあぜ道の彼岸花ばかりを追いかけてきたような気がします。 そこで、
今日は、秋の海をお届けしたいと思います。
 今、時刻は午後2時半。何度かお届けした下馬松海岸に来ています。夏の海と違って、
キラキラ光る海も、何となく涼しく感じられます。子ども時代に親しんでいたこの海も、
大人になってから、あまりこの海岸に降りてくることは、少なかったような気がします。
今になって、この場所が自分にとっては、原風景のひとつだったなと気づかされています。
それほど、自然は現実の生活からは、遠くかけ離れたものだったんですね。
 しばらく、海岸の木陰で、波の音に耳を傾けたり、雲の形などを眺めながら、風景を楽し
むことにしました。
 ふと、前を見ると水が流れているような跡を見つけました。近づいてみると、なんと、水
がブクブクと湧き出しているではありませんか。今まで、何度もこの場所に来たり、通って
いたのに気付かなかったのですね。不思議な感覚です。
 一瞬、子ども時代の自分が、そこに立っているような錯覚すら覚えました。泳ぎ疲れて、
喉を潤すのは、いつも、この水だったんです。その当時、泳ぎに行く時に、水筒なんかは
持っていきませんから……。
 あの頃を思い出すように、指を浸けると、冷たい水の感触がヒンヤリと伝わって来ました。
秋は、子ども時代の想い出も、いっぱい運んできてくれるような気がします。

 

自転車案山子と仲間たち

2010年09月27日 | 日記
今日は、9月27日 月曜日 天候は雨。
今朝から雨。家にいても仕様がないので、車で、親戚に送るために新高梨を大村のフルーツ
の里まで買いに行くことにしました。た。この新高梨という品種は、大きいものは1㌔近く
あるとか。本当かなと思いつつ、昨日注文していた5㌔の箱の中を見ると.、6個しか入って
いない。なるほどと合点がいく。試食用の梨を頂く。もぎたてだから、うまい。やはり、
果物は、産地で買うに限る。それと、秋の味覚は旬のものが一番。
 さて、梨は買ったし、ここまで来たんだから、温泉に行くことにしました。途中の田んぼ
の畦道には、彼岸花が満開を迎えている。やっと秋の風景が絵になった感じを受ける。
 少し車を走らせると、田んぼのそばを走っている自転車を発見。秋風を受け、疾走する
自転車が格好良い。今日は余裕があったのか、すぐ案山子とわかる。周りにもマリリン・
モンローみたいな、グラマガールの案山子や農作業風景の案山子など、一枚の田んぼにい
ろんな物語があるみたいで、飽きない光景が広がっている。写真の赤い帽子の上の方に見
えるお父さん、何をしているのか……「わかるかな」「わからないだろうな」……ルーぺで見
ると「ニヤリ」とするかも知れませんよ。
 ほかにも、この地区では、毎年12月になると、各家では、趣向を凝らしたイルミネーシ
ョンが飾られ、辺り一面幻想的な世界になります。
 この地区に住む皆さんの遊び心が、この地区の良さを一層際立たせているのかも知れま
せんネ。


゛、


秋の小学校運動会

2010年09月26日 | 日記
今日は、9月26日 日曜日 天候は晴れ。
朝は澄み渡った秋空でしたが、午後からは曇り空になりました。今日は、町内の4つの
小学校では、運動会が開催されています。
 今、時刻は、午後1時半。町内では、一番児童数の多い加津佐東小学校に来ています。
プログラムはちょうど、綱引きが始まったばかりです。実力が伯仲しているのでしょうか、
「なかなか両チーム動きません」というアナウンスが聞こえています。
 運動会の思い出も、むかし、むかしの物語になってしまいました。その当時のことを思
いだし、思いだし、書いて見ることにしましょうか。多少記憶違いもあるかもわかりませ
んが……。
 その当時の校舎は昭和2年に移築された、加津佐尋常小学校が、ただ校名を変えただけの
古い木造校舎でした。
 運動会の時には、各自治会のテントが運動場を取り囲むように、張り巡らされ、テント内
は多くの保護者で埋まり、応援もそれはにぎやかなものでした。昼の弁当は、各教室で家族
一緒に弁当を広げていたことが想いだされます。イナリや巻きずしを主に、おかずは、玉子
焼きやジャガイモなどの煮付けが多かったような気がします。テントの後ろには、露店も
あり、打ち札(うちだと言っていました)やビー玉なども並べられていました。イカ焼きも
あったようですが、針に糸を付け、針が止まったところの本数を渡されていました。決して
衛生的ではありませんでしたが、その味がとても美味しかったことを覚えています。自転車
の荷台の箱に入っていた、氷のキャンディも、今では目にすることが少なくなりました。
 




  

 

秋分の日の彼岸花

2010年09月23日 | 日記
今日は、9月23日 木曜日 天候はうす曇り。
昨日の蒸し暑さから、今日は幾分しのぎやすい天候になりました。ニュースによると北海道
では雪が降ったとか。考えられない気候ですね。
 さてさて、彼岸の中日。どうしても、今日だけは、彼岸花の群落を撮りたくて、バイクで
町内を駆け巡りましたよ。なかなか会えません。諦めかけていたところ、道路の下の田んぼ
でやっと見つけることができました。今年ほど、彼岸花を見つけるのに苦労したことはあり
ません。ニュースによると、彼岸花の名所でも、開花がかなり遅れているとか。
 やっと見つけた彼岸花の回りを観察することにしました。加津佐では、10月に入ってか
らの稲刈りが多かったのですが、もう稲刈りが終わっている田んぼも見かけます。色づいた
田んぼの中にあって、彼岸花の赤が一段と彩りを添えています。都会では決して味わえない
風景です。これから、どんどん彼岸花が、田んぼのあちこちで開花していくでしょう。
 加津佐では、これから町民体育祭、温泉神社の秋祭り、そして鯛釣り大会などの行事が目
白押しです。いよいよ、本格的な秋のシーズンを迎えます。
 嬉しいニュースが飛び込んできましたよ。加津佐町蓮岳出身の東十両8枚目の佐田の富士
関が勝ち越しです。千秋楽まで゜、あとわずか、この調子で白星街道をばく進してほしいですね。 
 
 

日本一小さな公衆浴場ー指の湯

2010年09月22日 | 日記
今日は、9月22日 水曜日 天候は曇り。
今日も、昨夜の雨のせいか、湿気のある蒸し暑い日になった。昨夜の寝苦しさのせいか
朝から、まだ眠たい。外は怪しい雲模様。バイクで出かけるには、ちょっと躊躇する。
 というわけで、昼から雲仙に行くことにした。雲仙へはなれた道なので車で30分
ぐらいの道のりである。途中、彼岸花の群落を水田のあぜ道に探すけども、見つからな
い。少しは咲いているのだが、辺り一面というまではいかない。
 あっという間に雲仙につきましたよ。お寺の前の駐車場に車を置き、とある旅館の前
に来ました。「指の湯」と書いてあります。面白いなと思いつ、説明文を読んでみると、
  「日本一  小さな公衆浴場です……たぶん」と書かれてある。面白おかしく書いたの
だろうと横を見ると、保健所の許可書が掲示してある。それも県知事の公印が押印してある。
 なんとお墨つきの、立派な温泉施設である。それも利用目的には浴用と書いてある。
  納得しましたよ。公衆浴場の意味が。それも温泉協会から認められた、最高の源泉の
かけ流しとか…。ここまで、わかると、さっそく指温泉に、人目もはばからず、入浴。
 指さんから、私だけ入っていいのと聴こえてくるようです。いいよ、いいよ、いつも
あなたには感謝しているし、私にできるのはこれぐらいだから」と少し、ぬるめの温泉に
つかってもらったのでした。
 それから、当然足は、体のすべてのものをいたわるために、「乳白色の温泉」に向かっ
たのでした。
 
 

 

無名の棚田と秋の空

2010年09月21日 | 日記
今日は、9月21日 火曜日 天候は晴れ。
昨日は、彼岸の入り。ここ数日は、秋の涼気を感じていたのが、今日はそれが嘘のように
感じられる、蒸し暑い日になっています。田舎に住んでいると、四季折々の自然の移ろい
が感じられて、とても心豊かに感じることもあります。毎日が日曜日の私にとって、野山
をバイクで駆け巡ることが、日課になってしまいました。
 というわけで、今、加津佐の東越崎地区に来ています。この地区は水が豊富なことで知
られており、上の方には、「水源の森」があります。
 この風景に出会えたのも久しぶりです。車だったら、たぶん通り過ぎたでしょう。
上流の豊かな湧水が、今まで、この棚田を潤していたんでしょうね。
 今日の雲も、何だか先を急いでいるような感じに映ります。異常気象の影響ですかね。
目の前の棚田にも、今の時季なら、赤い彼岸花を見ることができるんですけど……。
この風景に「赤いひと味」を早く付け加えたいですね。
 
 
 

田んぼを守る“現場監督さん”

2010年09月20日 | 日記
今日は9月20日 月曜日 曇りと雨。
今朝から、雨が降ったかと思えば晴れ間がのぞいてみたり、本当にわからない天気です。
雨が止んだようなので、またバイクにまたがり、今日の“被写体”を探しに行くことにし
ました。田んぼの色づく稲穂を横目に見ながら、バイクを走らせていると、田んぼに現場
監督さんの姿が、遠くに見えました。
 クスッ クスッ…… と笑いたくなりました。田んぼを守っていた現場監督の案山子さん
でした。つい、お疲れ様ですと声をかけてみました。あなたはエライ工事監督のほかに、ス
ズメの被害から田んぼを守っているんですから。それにしても、見ている方角は、前
の大橋を見ているような気がするのですが。やはり、自分の手がけた橋が気になりますか。
 それにしても、よくできた案山子です。また、笑いが込み上げてきました。手にぶら下げ
ているのは、白いスーパーの袋ですかね。たぶん弁当が入っていると思うのですが。
それも両手にですよ。
 監督さんのおかげか、回りの稲はたわわに実っているような気がします。監督さんの仕事
はもうしばらくですよ。どうか、稲が刈り取られるその日まで、どうかよろしくお願いします。
 気分がすぐれない時やイライラしている時、監督さんに会いに行ってください。監督さん
は励ましの言葉は、かけてはくれませんが、きっと、貴方に笑いを与えてくれるでしょう。
 今度は、自分が、大笑いをしたくなりました。アッハッハー。
 忘れていました。監督さんに出会えるのは、加津佐の内野を通るグリーンロードに架かる
「内野大橋」のそばです。

見つけたよ白い彼岸花

2010年09月19日 | 日記
今日は、9月19日 日曜日 天候は晴れ。
やっとやっと見つけましたよ、彼岸花。それも白い彼岸花を。
昨日、秋の果物、ぶどうを買いに行ってきました。訪れたところは何年か前に来たこと
のある農園。「ぶどう狩りは終了しました」との張り紙。でもぶどうはありますよとの農
園の人の言葉にひと安心。さっそくもぎたてのぶどうを試食。店頭にならべてあるぶど
うとは風味が違う。ぶどうの甘さが口いっぱいに広がる。
 ふと前を見ると、農園の路傍に白い彼岸花を発見。見つけましたよ、見つけましたよ、
あなたにどんなに会いたかったか。さっそくデジカメで撮る。まだ、つぼみの方が多く
て、写真としては少々寂しい気がする。まぁーいいかと車に戻ると、妻が言いましたよ
「近くに彼岸畑があったじゃない」と。思い出しましたよ、鉢巻山の彼岸花を。
 さっそく、そこを目指して車を走らせる。車を駐車場に止めて、登山開始。道のわき
にはまだ咲いていない赤の彼岸花を横目に、急な坂道を登る。登ること10分ほどたっ
ただろうか。
 頂上に着いたかと思うと、数十本の白い彼岸花が迎えてくれた。澄んだ秋空に咲く白
い彼岸花はひときわ美しい。辺り一面とまではいかないが、却ってその方が秋の風情を
感じる。また、遠くに見える山なみと空の青さも、とても心地よい。
 「もうかくれんぼうはしなくていいよ」と心の中で呟きながら、もときた道を戻りまし
た。
 
 

 
 

色づく加津佐の秋

2010年09月18日 | 日記
今日は、9月18日 土曜日 天候は晴れ。
今年は、どうして彼岸花が姿を見せないのでしょう。茎さえも見つけることができませ
ん。猛暑が続いたせいでしょうか。
 そんなわけで、今日は野田地区の色づく秋の風景をお届けています。秋の収穫風景も
すべて機械にとって代わったしまったようです。鎌で稲を刈る、あのザクっとした音が
頭の隅に残っています。傍らでは“じいちゃん”がもくもくと稲を刈っています。あと
には、稲の山が残っていました。あの頃は、家族総出の稲刈り風景が見られたものでし
た。それが家族として当然のことだったのかも知れませんが……。
 野田小学校が見えます。その当時は、子どもも、労働の担い手のひとりだったんです
よね。本当に子どもたちの数が少なくなりました。昔は、各地区に子ども会という組織
があったのですが、子どもの数が少ないということで、活動できないという現状もある
ようです。
 バイクで回ると、かって田んぼだったのが、草が生い茂る荒れ地になっている光景を
多く見かけます。昔の映画館では、本編の始まる前は、必ずニュースが上映されていま
した。そこには、「明るい農村」みたいなニュースも映しだされていたような記憶があり
ます。昔のクワやスキは、資料館でしか、見ることができなくなりました。今は、資料
館で見る「昔の農村」になってしまいました。
 ところで、彼岸花さん、あなたは、いつ姿を見せてくれるんですか。かくれんぼうじゃ
ないんだから……。



 

ハトの海と白浜海岸

2010年09月17日 | 日記
今日は、9月19日 金曜日 天候は快晴。
久しぶりに朝のウォーキングに出かけることにしました。涼風が心地よい、朝の秋の空気を
吸うと、心も体もしゃきっとする感じ。道で古いバイクに乗った、顔見知りの老人に出会う。
丹精込めた田んぼの見回りだろうか。つい前に、老人の田んぼを通ってたきたばかり。
その田んぼはひび割れして、稲の生育もあまりよくないように感じた。ひとりで一生懸命、
苗を植えておられた姿を見ているだけに、心が痛む。すれ違いに目線が合う、ニコっと。
その表情を見て「老人の田んぼ」は一瞬「黄金の田んぼ」に変わったような気がしました。
 老人の田んぼから、5分ほど歩く。白浜海岸に出る。時刻は、午前7時半。歩きだしてか
1時間になっている。ふと、海岸を見るとハトが2匹。ついて行くことにした。ハトも朝の
散歩だろうか。よくよく見ると、餌をつついている。
 ついつい、ハトさんに尋ねたくなりました。……今日の朝食は「和食」それとも「洋食」。
人間とは違うんだから勝手に考えないでよとばかり、さっと飛び立っていきました。
 そして、遠く岩戸山を望む海岸には、穏やかで「平和」な秋の海が広がっていました。
 

タコ壺と早崎漁港

2010年09月16日 | 日記
今日は9月16日 木曜日  天候は快晴。
「ゲゲゲの鬼太郎」みたいに下駄を突っかけて、カランコロンと歩いてみたくなるような、
カラッとした.天気です。昨夜親友から勧められた絶好のロケーションを求めて来たのですが、
通りかかった婦人にその場所を聞いたところ、今は草が生い茂ってとても行くような場所
ではないとのこと。失意のもと、下の早崎漁港に降りてきました。なんとタコ壺さんが、
一斉にこちらを向いています。「ヤァ、ヤァ、ヤァ」と近づいてみました。
 今にも、のっそりと、タコさんが、顔をのぞかせてくるようで、すぐにでも仲良しになれ
そうです。実は誤解していたことがありました。タコさんの足とばっかり思っていたのは、
実は腕なんだそうですね。今までタコの足は何本でしょうというクイズもありましたしね。
ビックリ仰天タコ踊りとはこのことでしょう。
 しかし、この早崎漁港、新しいコンクリートの漁港とは対照的に、石積みの古い漁港も
あり、のどかな風景です。対岸には天草の島々や三大潮流といわれる早崎の瀬戸などを望
むことができ、「魚の宝庫」と呼ぶにふさわしい景観を呈しています。また、この早崎半島は
430万年前の火山活動でできた半島だそうです。「魚の宝庫」も、火山活動による大地の恵
みかも知れませんね。
 高校時代に暗記したこんな短歌を想いだしています。
      「秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞ驚かれぬる」と。
 秋の風物詩に出会えるのは、まだすこし先のこと。、さわやかな風に確かな秋の訪れを感
じた今日の朝の始まりでした。



建国の雄姿像

2010年09月15日 | 日記
今日は、9月15日 水曜日 天候は小雨。
今朝から小雨がパラついています。今までの猛暑のせいか、小雨にぬれるのも、気持ち
よく感じられます。今日は、写真どうしようかと思いましたが、車で出かけることにしまし
た。エンジンを始動したところ、ナビから「今日は老人の日です」とアナウンス。
「あっ、そう」と聞き流すしたたかさも大分身につくようになりました(笑)。
 今時刻は午前11時半。島原の乱の主戦である原城跡がよく見える、古野公園に来てい
ます。凛々しい若者の像が立っています。
 説明板には、北村西望作 1926年 高さ222㎝
  「若者が雨にも干天にも負けずに、一生懸命農業に携わり、着実な歩みで、国を創造する
   姿を現しています」と。台座には「建国の雄姿」と刻字されていました。
 昨日は、党首選の模様が、何度も放映されていました。候補者の演説の最後の言葉に
「私には夢があります」で始まり、自分の夢について話しておられました。
 銅像を見ながら、若者に、いかなる時でも、いかなる場所でも、「私には夢があります」とい
う言葉が響きあうような社会になってほしいと願いつつ、公園を後にしました。
 

色づく稲穂と棚田

2010年09月14日 | 日記
今日は、9月14日 火曜日 薄日和。
やっと、やっと秋らしい風か吹いています。明け方は、タオルケットを無意識のうちに
自分で掛けていました。
 さて、今日はどんな風景に出会えるかなと、バイクに乗って出かけることにしました。
頬に当たる風は、まさに秋風そのものです。さわやかです。いつまでも、走っていたい気分
にかられます。
 彼岸の入りまであと1週間ばかり。ひと足早い彼岸花に出会えるかなと、田んぼの畦道を
見るのてすが、その気配すらありません。せっかちだと彼岸花に言われそうです。頭の中で
真っ赤な彼岸花と一面に広がる黄金色の稲穂を頭のキャンバスに描いていました。
 稲穂と言ったら棚田でしょう。またまたこの場所に来てしまいました。今までは、遠景の
棚田風景でしたが、今日は「こんにちは」という気持ちで近づいて見ました。まだ、深々のお
辞儀とまではいかないようですが、会釈ぐらいの頭の低さです。色づいた稲穂を見ると、あ
んな小さな苗からよくぞここまでという感じで、こちらまで嬉しくなります。こちらから近
づいていくと、余計「いい表情」になっていくような気がします。
 正午の時報が鳴っています。昼ご飯はもちろんコメのご飯。なんか、急いで帰りたくなり
ました。