かづさふるさと紀行

ふるさと「加津佐」の今をあなたに。

8月も過ぎ、夏から秋への移ろいを感じてー南島原・加津佐

2014年08月31日 | 日記

今日は、8月31日 日曜日 天候は晴れ。
夏休みの終わりの日になって、やっと夏らしい青空が見えました。それにしても
明け方近くは、タオルケットを手元に引き寄せるほど、夏から、秋への移ろいを
肌で感じるようになりました。外の吹く風もだいぶ、涼しくなってきています。

いつも朝食の後は、病院から処方された降圧剤を飲むのですが、1ヶ月分の
薬が、あっという間になくなってしまいます。それほど、毎日の時間が、駆け足で
過ぎてゆくようです。連れ合いとの会話も、「1日が早いね」と、よく口に出るよう
になりました。その言葉の裏には、毎日元気で過ごそうという気持ちも含まれて
いるのですが…。

2,3日前のNHKテレビ「ゆうどき」の番組の中で、あしたをさがそうというテーマ
のもと、写真館の元店主の方が、第2の人生として、100歳を超えるお年寄りの
写真を撮って、個展をひらくという内容でした。

ところが、写真を撮るうちに、100歳の人生がにじみ出た写真を撮りたいと思う
ようになられたそうです。リンゴ農家の“おじいちゃん”を撮る場面があったのです
が、何と、その店主は、黒い布を準備して、その上に“おじいちゃん”の手をのせて
撮影されたのです。画面いっぱいに、おじいちゃんの手が映しだされました。

思わず、目頭が熱くなりましたよ。100歳の人生の「手」に…。撮影する店主の
目にも、涙が流れ落ちました。人生の苦楽がしみ込んだ、まさに「尊い手」に
私の目には映ったのです。

     

ウォーキングを開始して、3か月が過ぎました。毎日記録をつけているせいか
あまり休むことなく、続けています。

午後4時。今日は少し早目のウォーキングとなりました。いつもの前浜にやって
来ました。遊泳可能な場所を示すブイが浮かんでいます。加津佐の“夏”も、過ぎ
ようとしています。


忘れられた方言について学習ー南島原市・口之津

2014年08月28日 | 日記



今日は、8月28日 木曜日 天候は雨から曇り。
今時刻は、夜の9時20分。先ほど、口之津史談会8月例会から帰宅しました。
例会テーマが「明治・大正期の口之津の方言」で、講師は口之津歴史民俗
資料館の原田建夫館長でした。

子ども時代には、日常会話はほとんど方言でしたが、配布された資料に掲載
されている方言会話を黙読すると、言葉の抑揚が変になってしまいます。
今の話し言葉を方言で話せと言われても、ほぼ不可能でしょう。

それほど、方言の意味さえ忘れかけています。石川啄木の歌として、よく知られ
ている短歌に「ふるさとの訛りなつかし 停車場の人ごみの中に そを聴きにゆく」が
あります。子どもたちが、その短歌を学習しても、地方独特の表現としての「方言」を
生活の中で耳にすることは少ないのですから、その思いが浮ばないかも知れません
ね。

さて、今日も朝から、どんよりとした灰色の雲が空を覆い、時折雨も降る不安定な
天気になりました。昼食後、自分の部屋にいると、電話が鳴り、受話器の向こうから
孫娘の元気な声が聞こえてきました。久しぶりの孫娘の声に、私、じぃ〜じも、弾んだ
声で応えましたよ。

孫娘の声を聞いたら、うっとうしい空模様にもかかわらず、ウォーキングに出かけること
にしました。今日は、口之津方面に足を向けることにしました。歩きはじめても、暑さは
感じません。涼しく感じるぐらいです。

路傍に咲く花に、蝶がとまっています。今日は、倍率の高いコンデジを持参していたので
じっくり構えて撮る事ができました。

    

しばらく進むと、今度は薄黄色の花に出会いました。あのネバネバの「オクラ」の花でした。

    

路傍でよく見る「猿田彦」の石碑にもであえました。いろいろ説はあるのですが、道案内の
神様としても知られています。
    

自宅を出て約30分。今日は足取りも軽く、疲れも感じません。多分孫娘の声から
元気をもらったのでしょう。口之津港緑地公園につきました。ポールを立てかけて、
港風景を撮ったのが、上の写真です。今にも、雨が降りそうな怪しい雲行きになって
きたので、自宅への帰り道を急ぐことにしました。


緑豊かな広々とした晩夏の田圃風景ー南島原・加津佐

2014年08月27日 | 日記



今日は、8月27日 水曜日 天候は晴れ。
すっきりしない、空模様が続いています。今年の夏はどうしたんでしょうね。
照りつける夏の陽射しをあまり見ないまま、8月も終わりに近くなりました。
湿気を含んだ蒸し暑さだけが、まだ、夏という季節を感じます。

私のブログ更新も、不安定で、少し寂しくなっています。加津佐の風景は
「どうしたの」とお叱りを受ける声が聞こえてきそうです。

というわけで、今日は久しぶりにバイクに乗り、「写真取材」に出かけることにしました。
前浜海水浴場にやって来ました。家族連れでしょうか、潮が引いた後にできた、渚の
「水溜り」で砂遊びを楽しむ、子どもたちの姿が見えています。
近くで撮るわけにはいかないので、少し遠い砂浜風景になりました。

    

その後、野田浜に行ってみることにしました。浜辺には、殆ど人影はありません。
ウォーキングをと思ったのですが、今日は乗り気がしなくて、そのまま浜を後に
しました。最近、身体の“だるさ”がなかなか抜けきらないのです。年齢相応か、
夏特有の身体の状況ということかも知れません。今日の、「野田浜」は少し霞ん
でいます。

    

連れ合いから頼まれた品を買い求めた後、ハンドルを「新田」に向けました。
田圃は、すでに「稲穂」がきれいに出揃っています。見る限りでは、緑豊かな田圃
風景ですが、長雨の影響で、収穫に影響がなければと思ったりしました。

遠くには、加津佐中学校が見えています。夏休みも残りわずか。生徒たちにとっては
楽しい?2学期が始まります。私も、初秋に備えて、体調をととのえることにしましょうか。

今日は、加津佐の「晩夏」風景をお届けしました。 


台風の進路に振り回され―南島原・加津佐

2014年08月09日 | 日記



今日は、8月9日 土曜日 天候は曇り。
8月に入ってから、台風の進路に翻弄されています。テレビ映像では、台風による
災害が日本列島のどこかで発生しています。それも、台風の進路から、少し離れた
ところで起きているのが、特徴みたいになっています。

昔は、台風と言えば、瓦が飛んだり、テレビのアンテナが倒れたりしていたのですが
最近は大雨による、河川の氾濫、土石流、土砂崩れなど、何十年に一度とか、経験
したことのないような異常気象による災害が多いような気がします。それも、人命が
奪われる被害には、とても心が痛みます。

8月最初のブログになってしまいました。先日、連れ合いの高校時代の同級生から
連れ合い宛てに、奈良県に住む伊藤さんから、暑中見舞いのお手紙を頂きました。
その文面には、私のブログの事にも触れてあり、「田舎(加津佐)の風景を見ては
いやされ、歴史やグルメも楽しませて頂いていますよ」と書かれてありました。

私の拙いブログに、遠く離れたふるさと加津佐に、想いを馳せていらっしゃるとの事。
とても、嬉しく思いました。歳を重ねてくると、古いアルバムを開けるように、懐かしい
風景や出来事、友達、家族が浮んできます。今考えると、愛おしい時間だったことに
気付きます。これからも、ささやかな“加津佐のふるさと情報”をお届けできたらと
思います。

数日前に、かかりつけの病院で薬をもらった後、病院の玄関を出ると、お寺の掲示
板に、こんな文が書いてありました。「寝ていても、ウチワの動く親ごころ」と。そう
言えば「ウチワ」も家庭では、殆ど見かけなくなりました。昔の夏の過ごし方は、ウチ
ワを手に、涼をとるのが普通でしたが…。想い出の“夏の風物詩”になりつつある
のかもしれません。

今日は、台風の影響で、時折突風が吹いていました。外出するのは控えていたの
ですが、夕食後ウォーキングに出かけました。風もだいぶおさまっています。
風の吹く日は、空が赤く染まると聞いていたので、ひょっとしたら、茜ぞらが見える
のではと思い、前浜に足を向けました。

台風による、強風の影響で、松林のマツカサが、浜辺にたくさん落ちていました。
浜辺も、少しだけ赤く染まっているような気がします。写真を撮る「私の影」も
長く伸びています。ゴジラみたいな影になっています。

    

日が岩戸山の後方に沈んでいきます。赤みがかった灰色の雲が流れています。
青空も見えています。浜辺には、トンボも多く飛んでいます。空の風景と、トンボに
何となく、秋の兆しを感じます。いよいよ「お盆」の週になりました。