かづさふるさと紀行

ふるさと「加津佐」の今をあなたに。

加津佐・古地図には女島は目嶋と。

2012年09月30日 | 日記



今日は、9月30日 日曜日 天候は曇りから晴れ。
いよ、いよ、晩夏、初秋と続いた連結列車が切り離され、本格的な秋の車両に
乗り込むことになりましたね。午前中は、気温もグーンと冷え込んだように感じました。

数日前のプログにオニヤンマのことを書いたのですが、ふと、頭に浮かんだことがあり
ました。映画「男はつらいよ」でフーテンの寅さんを演じていた渥美清さんは「風天」と
いう俳号を持つ俳人だったんですね。こんな俳句があります。私の好きな句のひとつ
になっています。

 赤とんぼ じっとしたまま 明日どうする  ー 映画の台詞が出てきそうですね。

今日は、ひとり企画が思いつかなかったのですよ。

バイクで前浜に出かけて、今日の風景を撮ったのですが、古地図には、「女島」とは
書かれてなくて「目嶋」と書かれてあります。私は、「女島」が前から使われていたもの
と思っていたのです。

郷土史によると「女島」は魚見岳と呼ばれ、頂上には、のろし場が有ったと書かれて
います。いずれも、目に結びつく場所には違いないのですが…。
少し、調べてみたいと思います。調べ出すと、いろんな推論が出てくるんですね。
それが、私にとっては、歴史を調べる面白いところでもあるんですが…。



今日の午後3時頃の前浜です。古地図には「目嶋」と書かれた「女島」が見えます。

       

       野田浜に行く松林の入り口には、白い「ユッカラン」が咲いていました。


加津佐・両子岩の表と裏の顔

2012年09月29日 | 日記



今日は、9月29日 土曜日 天候は雨
朝から雨が降っているせいか、何だか秋の冷気さえ感じます。
午前10時頃には、明日の町民体育祭が中止という放送が防災無線で
流れていました。台風の影響なので、仕方がありませんよね。

午後4時近くになって、荷物を送るために出かけることにしました。
車中、車を運転していた連れ合いが、2日前にテレビの深夜番組「ドォーモ」で
両子岩がモアイ像として、紹介されていたと話してくれました。
内容的には「一方向からしかモアイ像には見えない。裏はただの岩だ」という
ものでした。私も、殆ど顔に見える方向からしか、撮っていなかったのですね。
ちょうどその場所に通りかかったので、車から降りて撮影することにしました。確かに
肉眼的には、ただの孤立した岩にしか見えません。撮るだけ撮ろうということで
その場を離れました。

小浜温泉で入浴して、自宅に帰って、早速デジカメ写真をパソコン画面で
見ると「何だ!これは」とビックリしましたよ。私の眼には仏像に見えたのですよ。

居間にいた連れ合いを呼んで「何に見える」と聞いてみました。
「大仏様に見える」と。意見が一致しました。

裏の顔って、あまり良い意味では使われませんが、裏の顔も真実というのもある
かも知れませんね。それにしても、方向によっては有りがたく見えるとは!
ここは、ひょっとしたら、パワースポットかも知れませんよ。〈笑〉

今日は、ブログをお休みしようかなと思ったのですが、ご訪問頂いた皆様にご利益が
あればと思い、アップしてみました。その効果については、保証できませんが…。

下の写真は、国道から撮ったいつもの両子岩です。




加津佐・里の棚田に煙たなびく風景

2012年09月28日 | 日記



今日は、9月28日 金曜日 天候は晴れ。
空は秋晴れ、爽やかな風ー秋を感じる風とは、こんな風を言うのでしょうか。
午前中は、ぼんやりした時を過ごしながら、子ども時代の秋のページをめくって
いました。オニヤンマ、覚えていますか。あの大きなトンボ、すっかり忘れていました。
捕まえたオニヤンマを棒の先につけた糸でくくりつけ、飛ばしていたように記憶して
いるのですが…。もう、何十年も姿を見てないように思います。
今年の秋、オニヤンマに会えるかな?  会いたいな~。

何となく、午前中は、ぼんやりした時間を過ごしたせいか、午後の行動もスローペース。
でも、青空を見ていると、お出かけ虫がウズウズしだしましたよ。

そうそう、30日は中秋の名月、ススキの穂を撮りに行くことにしましたよ。
山手の方にバイクを走らせました。ところがいっこうにススキの穂を見つけることが
できません。探すときは、なかなか見つからないものですね。

探すのをあきらめました。越崎大橋を通りかかりました。ハンドルを集落の方へと、
向け、まだ、稲が刈り取られていない棚田風景を見ながら、走り続けます。
しばらくすると、越崎大橋の向こうに女島が見える見晴らしの良い場所に出ました。
ところが、少し前までは、あんなに晴天だったのに、雲が空を覆っていました。
おまけに霞んでいます。台風の影響によるものかもしれません。

皿を積み重ねたような棚田が見えています。おまけに煙がたなびいています。
鮮明さには欠けるものの、今日はこの風景に決めました。

曲がりくねった道を抜けると、集落に出ました。すると、またもキンモクセイの
香りが漂ってきましたよ。どこに花が咲いているのかなと、辺りを見回すのですが
見つけることができません。ちょうど自宅前の道端におられた農家の婦人に訊ね
たところ、自宅裏に「キンモクセイの木」があるということで、親切に案内して頂き
ました。でも、残念なことに目で確認できるほどの開花状況ではありませんでした。

でも、庭先の木はつぼみがあるということで、その写真を撮っていたところ、
その農家の若嫁さんから「ブログを書かれている方でしょう」と話しかけられました。
「いつも、見ていますよ」との嬉しい言葉。

お話しを伺うと、自身も「続・島原レタス農家の挑戦!というプログを綴っておられる
とか。

早速、読ませていただきましたよ。忙しい農作業や子育ての合間を縫っての
ブログの更新。それも、殆ど毎日。ブログ面からも、Yさんの明るさと頑張りが
伝わって来ましたよ。これから、Yさんのブログを読む楽しみが一つ増えました。

Yさん、今日は良き出逢いをさせていただき、本当にありがとうございました。



流れ流れて、どこどこ行くのと秋の雲。



芙蓉の花と色づいた柿の実。



Yさんの庭先では、キンモクセイの花が咲き始めていました。


芸術に親しむ候―南島原・西望公園

2012年09月27日 | 日記



今日は、9月27日 木曜日 天候は晴れ。
寝ぼけていたのか、時計の時刻を間違えてしまって、ひとり笑いの朝でした。
時間がたっぷりとある1日が始まりました。秋風と一緒に運んでくれる秋の日差しが
とても気持ち良く感じます。

1日の企画は、朝食を撮りながら、連れ合いとミーティング。
2人企画がない場合は、1人企画にチェンジ。企画力が試される時ですよ。〈笑〉
いつもは、頭に浮かんでこないのですが、今日はスンナリと芸術の秋だからという
ことで、「西望公園」訪問に決めました。

自宅を出発してから、、口之津を経由する南有馬までの、農免道路を走ります。
途中、市のホームページのイラスト画に描かれている谷水棚田に立ち寄りました。
イノシシ侵入のネットが張られています。上に登る狭い道にはバリケードもありましたよ。
イノシシの被害を食い止める有効な対策がないのでしょう。
ここから見る棚田の形態も、一部では馬鈴薯栽培の畑作に替わっているようですね。
でも、棚田としての景観は、十分維持してあるように思います。



白木野小学校の前にて出てきました。
目の前には案山子がお出迎え。「ようこそ、白木野へ」と書かれてあります。
白木の小学校の児童の皆さんのおもてなしを受けたようで嬉しくなりましたよ。



さて、今日の私の企画の最終目的地「西望公園につきましたよ。
敷地内には、キンモクセイの香りが漂っています。幸せを感ずる香りですよ。
自然のアロマの匂いとしても、充分に通用する香りです。

資料館は、今日は休館日でした。館内は、何度かきて作品を鑑賞しているので
入館するつもりは有りませんでしたけど…。園内を一巡して、そのひとつの像の前に
立ち止まりました、作品の題名は「夢」というものでした。昭和45年の作品で87歳の
時の作品だそうです。

像の頭の上に留っているのは、「鳩」だと思っていました。あまりにも平和祈念像の
イメージが強いからかも知れません。調べてみました。「蝶」だったんですね。

近づいて、像のお顔を見ると、平和祈念像のお顔に似ているような気もします。
穏やかなお顔に、夢を託された蝶の飛翔を想い浮かべることができます。
今まで、何も考えないで、パチリ、パチリと写真を撮っていた自分が恥ずかしく
なりましたよ。また、会いに来ます。

私の夢ですか。「元気な毎日」を過ごせること、ただそれだけですよ。


白い彼岸花と写真愛好家

2012年09月26日 | 日記



今日は、9月26日 水曜日 天候は晴れ。
連れ合いの洋服の補正の受け取りが、今日になっていたので、午前中から大村に
出かけることにしました。途中、立ち寄ったお店で、買い物を済ませた後、車のエンジン
を始動させるのですが、ウンともスンとも言いません。ここに来るまでは軽快な走りを
していたのに、「車よ、おまえはどうしたのだ」」という気持ちですよ。
説明書を読んでも、らちがあかないので、結局JAFを呼ぶ羽目になりました。

20分後、見慣れたJAFの車が、お店の駐車場に止めていた私の車に横付けになり
ました。さすが、ものの5分もしないうちに、原因がわかりましたよ。バッテリー機能が
作動していないということでした。また、エンジンを切ったら、止まる可能性があります
と言うことなので、新しいバッテリーに取り換えることにしましたよ。

車のことは、全く無知な私にとっては、こんな時には全くお手上げなんですよ。
専門家に任せるしかありません。事故でも、起きたら大変ですから。

すっかり時間をとられてしまいました。補正の服を受け取った後は、珈琲とB級グルメ
のお店に立ち寄るつもりで、そのお店に電話をかけたのですが、どうやら店休日みたい
です。ついてない時は、こんなものですね。

大村・野岳に行く広域道路沿いにある、梨農園の直売所に立ち寄りました。いつも、
この時季になると、長男の嫁の実家に、この農園から梨を送ってもらっています。
酵素を使った栽培方法でもよく知られており。毎年、テレビでよく紹介される農園です。
減農薬や除草剤を一切使わないということで、人や自然に優しい栽培方法が消費者
にも支持されているんでしょうね。

ここまで来たら、ピザを食べるのと彼岸花鑑賞が、私たち夫婦のいつものコース。
鉢巻山の登り口にあるピザ屋さんで、ピザを食べた後、彼岸花が群生している山頂に
向かうことにしました。平日なので人出はそんなに多くはありません。

早速写真を撮ることにしました。私と同じ年代か、それ以上かも知れませんが。
数人の写真愛好の方が、一眼レフを手に花の姿をカメラに収められています。
一心に撮る高揚感が、写真愛好家にはたまらない魅力かもしれません。
自分の気に入ったアングルからの写真でも、あとから見ると、余りいい出来栄えで
ないことも多いんですね。逆に何も考えないで、何気なく撮った写真が、妙に引き
つける写真であったりすることもあります。そこが、私にとっては写真の面白さ
でもあるんですが…。やっぱり、彼岸花は、秋を代表する花ですよね。

私が、写真を撮っている間に、連れ合いは長崎から来られた2人の婦人と仲好く
おしゃべりしていましたよ。場所に関係なく、いつも、こうなんです。今日もそうでした。
すっかり打ち解けた様子でした。来るときには、タクシーで来られたことを聞いた
連れ合いは、どうせ帰る途中だからと言って、2人を近くの駅まで送りました。





なにかいいことがありそうな彼岸花ロード。

  

このお店が出来た時から来ています。開店当初は、廃校の小学校の木の椅子などが
使われていました。


加津佐・まさに秋晴れの日

2012年09月25日 | 日記



今日は、9月25日 火曜日 天候は晴れ。
ブログの効用かどうかはわかりませんが、昨年の今頃は何を書いて、どんな写真を
投稿していたかを確かめるのには、とても便利ですね。昨年の今頃は、私は風邪に
かかり、喉の痛みがあったことを書いていました。季節の変わり目で体調を崩してい
たんですね。

体調管理に気を配る年代になりました。風邪にかかっても、治りが遅いですね。
いつまでも、引きずっているような感覚が抜けません。
時候がよくなっても、健康を害したら、楽しみも半減しますからね。用心!用心!

今日は、文句なしの秋晴れになりましたよ。スカッとした青空。
投函しなければならない郵便物があったので、昼過ぎまで事務処理?というか
まァ、そういうことにしときましょう。たっぷりある時間でも、たまにはこういうことも
あるんです。少しあった方が、脳の活性化には丁度いいのでしょう。

こんな天気に指をくわえて、部屋でテレビを見るなんて、もったいない。
鉄砲みたいに、どこに行くかわからない能天気な私。脳の指令も、いたって
簡単なものばかり、ということは、行き当たりばったりということです。

バイクで走っていると、路傍には、彼岸花が目に付きます。彼岸明けに
一斉に咲きだしたという感じです。昔みたいに、田んぼの畦を真っ赤に
染めるというほどでは有りませんが…。

爽やかな秋風に吹かれて、すっきりしました。でも、忘れていました。
何をって、今日のメインになるブログ用の写真ですよ。

彼岸の最終日だから、お寺に行くかということで、岩戸のお寺にやって
来ましたよ。お参りではなくて、山門脇にある西行像を撮りたかったのです。

石段を数えながら、登りましたよ。49段?ということは彼岸に着いたという
ことですかね。そんな、又帰ればいいのでしょう。
その前に、西行さんの顔を下から眺めてみました。親しみのあるお顔ですよ。
「何を見ているんですか」「富士山です」。そんなことはないでしょう。岩戸山でしょう。

今日は、これでおしまいです。



黄金の稲穂に感謝を込めて、彼岸花で花束の贈呈です。



今日は、足腰を鍛えるために、この石段を5回往復しましたよ。



岩戸波止場から、中央には矢岳、その向こうには雲仙の
山々が見えています。


加津佐・浜辺の落日

2012年09月24日 | 日記



今日は、9月24日 月曜日 天候は曇り。
久しぶりの朝寝坊。いつも朝寝坊と言われそうですが。(笑)

私は、まだタオルケットと夏の掛け布団にくるまって寝ています。
明け方は、これだけでは寒く感じるようになりましたよ。もう、毛布の出番ですかね。

吹く風も、爽やかな秋風になっています。遅くおきたせいか、午前中は
グループの例会通知の作成などで、あっという間に過ぎてしまいました。

午後からは、昨日図書館に忘れていた資料を取りに行くことにしました。
これが、財布とか免許証だったら、大騒ぎでしたよ。確認することが、少し
おろそかになる年代にさしかかったということでしょう。

今日は、夕日が見たくなったので、自宅近くの下馬松浜にやって来ました。
浜風が気持ちいいですね。砂の上に座り、地平線上に沈む夕日を眺めて
いましたよ。

1日の終わりに、夕日を見ると心が落ち着きます。1日に感謝ですよ。

今日は「つるべ落としの夕日」を見ただけで、良しとしましょうか。

      

新田では、稲刈りと掛け干し作業が始まっていました。
写真撮っていいですかと声をかけました。オ―ケイでした。
向うには、加津佐中学校と屋根が青色の体育館が見えています。
この掛け干し作業だけは、機械化がすすんでも手作業なんですね。
この黄色い稲穂が、豊かな実りの秋を教えています。感謝の秋ですね。

 

図書館から帰る途中、本町のまちかど美術館に立ち寄りました。加津佐フォトクラブの
写真展が、9月22日から10月6日まで開催されます。
今回は、花火特集ということで、「花火大会」の写真が主に展示されています。
会員皆さんの力作がズラリ。写真で見る「花火」の美しさを楽しめますよ。
ぜひ、まちかど美術館に足を運んでみてください。


口之津・天草フェリーと灯台

2012年09月23日 | 日記



今日は、9月23日 日曜日 天候は晴れ。
昨日は、珍しく、朝から夜おそくまで、終日雨が降り続いていました。
ところが今日は、昨日の天候とは正反対の、澄み切った青空が広がりました。

加津佐町内の各小学校では、運動会が開催されました。
爽やかな運動会日和とは、まさに今日の天候のことを言うのでしょう。

午前10時から、図書館主催の講演会を聴講しました。
演題は「新しい世界へ旅立つ君たちに」というものでした。
講師は、加津佐町出身で、アメリカの大学院を卒業して、以来25年間
薬剤師として現在もアメリカで活躍中の栄木真奈美さん。

内容は、なぜアメリカ留学だったのかから始まり、仕事で感じたこと、日本と
アメリカの生活の習慣の違いなど、多岐にわたるものでした。日本のように
大学までのエレベーター教育と違って、学びなおしがきくアメリカ社会は、
必要とされる人材が、より広く求められているのでしょう。、

その後、11時半から、私は雲仙お山の情報館主催の「島原半島歴史ツアー」で
訪れた約20名の参加者の皆さんに、図書館に展示してある「グーテンペルグ式
活版印刷機」にまつわる歴史や印刷された本の内容について説明しました。

ちなみに、連れ合いは、正午から同級生と一緒にお寺詣りでした。お寺では
精進料理を頂いたそうです。

【今日の口之津開港記念イベント会場の遠景】

午後からは、口之津開450年記念イベントの様子を、会場から少し
離れたところから撮ることにしました。
資料館から早崎に廻る途中に、港に関連のある灯台が頭に浮かび
ました。ハンドルを灯台へと向けます。ここからは、海の壮大さを
味わうことができます。丁度、フェリーが口之津港に向っています。



口之津港緑地公園のメイン会場は、多くのお客さんで賑わっていました。



写真の右には、有明海クルージングを終えたばかりの船が
見えます。多くの親子連れが下りてきましたよ。



宮崎鼻埠頭に停泊していた〈自衛隊艦船〉 ここの会場にも、
多くの見学客が訪れていました。

夕食後、ウォーキングに行こうとしたら、滋賀に住む5歳の孫娘から
「じぃ~じの誕生日だから」と電話をくれました。
「じぃ~じ65歳。優芽は5歳」と言っていたと、電話を替わった
連れ合いが話してくれました。じぃ~じの年齢を言ってくれてありがとう。
65歳の人生の紡ぎと5歳の孫の紡ぎ、長い、短いの紡ぎはあるけれど
これからも、一緒に幸せな紡ぎをしていこうね。


口之津・イタリアと結ぶ巡察使・ヴァリニャーノ像

2012年09月22日 | 日記



今日は、9月22日 土曜日  天候は雨。
秋分の日なんですね。22日の秋分の日は、うるう年の関係から116年ぶりだとか。
私事で申し訳ないのですが、いつも23日の秋分の日で誕生日を迎えていたので、
私にとっては少しなじみが薄いのですよ。(笑)

さて、今日は、朝10時30分からの、口之津開港450年記念式典に出席しました。
テントの中には、来賓、関係団体の長など、多くの方が列席されています。

式典の中で、国歌の演奏の中、ポルトガル、イタリア、日本の国旗が掲揚されました。
オリンピックなどで、国旗が掲揚されるのを見ても、余り意味は考えないのですが、
このように、関係ある国の国旗を見ると意味を調べたくなりますよね。

式典が終わった後、私の足は除幕されたばかりの「ヴァリニャーノ像」に向っていました。
450年にして、口之津に再上陸したんですよね。その意味からも、この地に像が設置
されたのは、とても意義深いような気がします。歴史のドラマはあっても、人物のドラマは
なかなか偲ぶことができません。

彼の偉業は、日本で初めての神学校「セミナリヨ」の設置や「天正遣欧少年使節の派遣」、
そして、加津佐に最も関係の深い活版印刷機の導入などがあります。彼がこの南島原
市でキリスト教布教の拡大に大きな貢献があったことは、それらからもよくわかります。

この像は、ヴァリニャーノの生誕の地、イタリア・キエーティ市に設置されている像と
同じとか。像がつなぐ友好のシンボルと捉えていいのかも知れません。

口之津港を背景にして、この像の前で記念写真を撮る観光客が増えるような
気がします。歴史は、人を語ってこそ面白味が有ると、ガイドをしながら、ふと思う時が
あります。南島原市の歴史の主役が1人加わったような気がしましたよ。

開港記念の多くのイベントの中、歴史イベントとしては、「キリシタン大名サミット」と
並んで、このヴァリニャーノの像の公開がおおきな柱になったように思いました。


加津佐・9月21日朝の野田浜

2012年09月21日 | 日記



今日は、9月21日 金曜日 天候は晴れから曇り。
朝8時半の集合という連絡を貰っていたので、野田浜にやって来ました。
今日は、野田浜を愛する会のボランティアの清掃なんです。
ところが、綺麗な砂浜になっています。松尾会長の姿を見つけたので、わけを聞くと
もう一人の会員の方が、6時に来られたので、2人だけで清掃にとりかかったという
話でした。前回の9月5日が朝6時からだったので、そう思われたのでしょう。
それではと、掻きあつめられた漂着ゴミが、コンテナに詰められて、防潮石垣の上に
置かれています。それを会長と2人で、散策道まで運びます。20箱ぐらいでしたので
30分ほどで終わりましたよ。今日の作業は、これで終わりでした。

と言っても、まだまだ海岸と松林の中には、今回の高潮で多くの漂着ゴミが流れ着い
ています。少人数のボランティアの会ということもあり、出来る範囲も限られていること
だし、無理をしないで、長く続けて行こうという方針なので、私も会員の一人として、
出来るだけ参加しようと思っています。

作業が終わった後、しばらく石垣の上に腰かけて、秋の海を見ていました。
穏やかな海は優しいなーと感じます。朝だから、よけいそう思うのかも知れません。

ゴーカキの跡が、まるで禅寺の石庭で見るホウキ目と呼ばれる砂紋に見えます。
この砂紋を見ていると、浜全体が引き締まっているようにも感じるのです。
不思議な感覚ですね。私自身の思い過ごしかもしれませんが。

午後からは、連れ合いが、洋服の補正をするために、大村に出かけることにしました。
私は、先頃の登山の途中で折れた、トレッキング・ポールをスポーツ店で買い求め
ました。体力も考えないで、秋の紅葉登山が出来たらいいなーと考えているのです
から…。今月30日も登山案内を頂いていたのですが、「縦走登山」ということもあり、
体力に自信がない私は、先ほど断りの電話を入れました。スミマセン

 

連れ合いが、どうしても寄りたいというお店があったので、立ち寄って
みました。ラスクの専門店「オンリー・ワン」です。いろんな種類のラスクが
有ります。大村では、かなりの有名店なのです。今日も、連れ合いが
入ったと思ったら、4人の主婦の方が、次々にラスクを買い求められています。
1人で4千円近くのラスクを買い求められている方も。ビックリ。


加津佐・高地に咲く彼岸花

2012年09月20日 | 日記



今日は、9月20日 木曜日 天候は曇り。
体調を秋モードに切り替えるために、午前中は朝一番に南有馬の温泉施設で入浴。
秋来ぬと目にはさやかに見えねども…ではありませんが、朝晩の冷え込みは、秋の
訪れを感じるようになりました。夏の暑さが厳しかっただけに、秋の涼気がひときわ
心地よく感じられます。加津佐から、南有馬までの海岸線を走っていると、海岸には
考えられないところに、流木や漂着ゴミが流れ着いています。先日の台風による高潮
の影響なんでしょうかね。

午後からは、髪が耳にかかるようになり、気になり出していたので、理髪店へ行くことに
しました。散髪中、知らないうちに、ウツラウツラと船をこいでいましたよ。
ハッと、目を覚まして、「すみません」と一言。自然にスッーと入る入眠は、とても気持ち
いいですね。理髪店で、いい昼寝になったみたいです。

散髪を終え、店を出ると、どんよりとした曇り空になっています。予報では晴れマーク
が付いていたのに、まだ、大気が不安定なんでしょうかね。
頭がさっぱりしたせいか、気持ちまで軽くなり、バイクでのツーリングをすることにしました。
先日から、彼岸花をブログに投稿しましたが、自分的には、満足のいくものではなかった
ので、真っ赤な彼岸花を求めて、標高が400メートル近くある鳳上岳のふもとまで
バイクを走らせました。さすがに高地のせいか、半袖では肌寒く感じました。

彼岸のこの時季には、お墓にはいつも、彼岸花が供えられていたように思うのですが…。
年々開花時期が遅れているような気がします。
なかなか見当たりません。半分あきらめかけていたのですが、横道に入ると真っ赤な
彼岸花が咲いていました。咲いたばかりなんでしょうか。花に勢いがあるように見えます。
今日は、遠景が霞んでいるのが残念ですが、写真左の三角の山は矢岳です。
ここから見える矢岳は、平地から見るのとでは、まるっきり姿が違います。
とても、いい姿ですよ。違う角度から見る風景に、時々驚く時があります。

連れ合いといつもの夕食。連れ合いがいいました。「今日も平和な1日だった」と。
当たり前の日常がいちばんいいのかも知れませんね。



一昨日、自宅近くの、我が家の墓に行く途中の「クリ」です。
中から「クリの実」が顔をのぞかせていました。


今日は湯の町ぶら~り漫歩

2012年09月19日 | 日記



今日は、9月19日 水曜日 天候は晴れのち曇り。
今日の明け方近くは、肌寒さにタオルケットをそっーと引き寄せていましたよ。
今までは、そのタオルケットでさえ足で払いのけていたのに…。
連れ合いが、夜と昼の寒暖差が大きくなるので風邪に注意と、テレビで言っていたと
話していました。暑さ、寒さも彼岸までの言葉どおり、そろそろ秋への衣替えの時季に
なるんですね。

さて、今日は私が所属するガイドの会の例会日。朝9時半に「魚勝」駐車場に集合した
12人の会員の皆さんと、車3台に便乗して、今回の研修地、「湯の町・小浜」へと
向いました。

現地ガイドをお願いしたのは、小浜温泉観光ガイドの会の山下晏弘会長。
山下会長は、かって加津佐津波見小学校の校長先生として勤務されていたことも
あり、加津佐とも縁が深い先生です。待ち合わせ場所には、すでに先生が待って
おられました。もう、72歳になられるそうです。

温泉街と言えば、土産品店が軒を連ねている光景を想い浮かべるのですが、かっては
小浜温泉もそうでした。その賑やかさは、今の裏通りには見ることができません。
本当に小さな旅館や土産物店がズラリと有りましたね。温泉街は歓楽街でもあり娯楽街
でもあったのかもしれません。昔は、その非日常性が、人の心を引き付けたんでしょうね。

山下会長の説明を聞きながら巡ると、湯の町の歴史がパノラマのように広がります。
温泉と並んで、上の川湧水や光泉寺の和風庭園、門前の湧水を見ると、心がなごみます。

創業100年と話されていた、手焼せんぺい店にも立ち寄りました。おばあちゃんと
息子さん2人で店を切り盛りされておられるそうです。昔風というより、昔そのままの
店内に見えます。おばあちゃんが「きずせんぺい」とよばれる焼きたてを、皆さんに
ふるまってくれました。
手焼ならではの、アツアツの湯せんぺいの味は格別でしたよ。

湯の町めぐりが終わったのは、正午を過ぎていました。
帰る途中、後ろから「昼御飯を食べて帰ろう」と女性会員の声。「何を食べる」
「ちゃんぽん」  そうそう「小浜ちゃんぽん」を忘れていました。

いいとこ巡りも楽しいけど、買ったり、食べたりする楽しみも、ひとつ付け加え
なければ…。



立ち寄った手焼きの「中田せんぺい」店。


加津佐・初秋の風景

2012年09月18日 | 日記



今日は、9月17日 火曜日 天候は晴れ。
台風一過、朝から爽やかな空が広がりましたよ。
夕方、日が落ちるのも早くなり、余計1日が早く過ぎて行くような気がします。
黄色く実った稲穂と彼岸花を見ると、季節の移ろいに、慈しみさえ覚えます。

いよいよ、明日は彼岸入り。彼岸と言えば「彼岸花」でしょう。
もう、田んぼのあぜ道には、かなり咲いているのかなと思ってバイクを走らせ
たのですが、あちこちに咲いているような状況ではありませんでした。

何年も、撮り続けていると、季節の撮影ポイントもわかってくるんですね。
昨年群生していた場所に来て見ると、土手にはイノシシの侵入を防ぐための
高圧線が張られ、下の方に少しだけ花が咲いていました。
高圧線を設置するために、茎から刈り取られたのかも知れません。

それならばと、少し上の崎谷の棚田に向いました。咲いていませんね。
移動しながら、棚田を見下ろす場所に来ました。やっと、見つけました。
彼岸花がかろうじて、咲いています。立つのがやっとという風に弱々しく…・。
台風の強風をもろに受けたのでしょう。頑張れ彼岸花ですよ。




1年ぶりに会った案山子さん。ご苦労さまです。


その後、野田浜に向いましたよ。台風の影響で流木など漂着物が
多いかなと思ったのですが、想像していたよりは、多くは流れ着いては
いませんでしたけど…。と言っても、漂着ゴミは多いのですが。



でも、大潮に台風による高潮が重なったせいか、海岸の松林の
中にまで流木や砂が打ち上げられていました。松林の散策道も
一部分は砂で埋もれていましたよ。




これから、日一日と秋の気配が濃くなってくるんですね。
自然の恩恵も、少しだけわかりかけてきた、年代になりました。


口之津・帆船の歴史を見る世界帆船模型展覧会

2012年09月17日 | 日記



今日は、9月17日 月曜日 天候は小雨。
今朝、新聞を広げると、今日敬老の日「団塊の世代も仲間入り」の見出しが目に
留りました。65歳になるわが身にとっては、否が応でも「高齢者」と認めざるを得なくなり
ましたよ。(笑)
今までは、「敬老の日」なんて、自分には関係ない日と思っていたのに…。
追い打ちをかけるように、夕食後、滋賀の5歳の孫娘から電話があり「今日はお年寄りの
日だから」と受話器から聞こえた時は、あきらめのため息が出ましたね。
すでに、体力や気力の衰えは感じているものの、65歳からは高齢者という呼称が
これから、似合っていくんでしょうかね。

まだ、そんなに老いを自覚しているわけではないのですが、先日福岡に行ったときに
書店で買い求めた本が、やはり老いに関したものでした。
タイトルが和田秀樹著「定年後の勉強法」と鈴木健二著「老いの厄災」でした。
もう一冊は音楽がないとさびしいと感じたのか、中川右介著「聴かなくても語れる
クラシック」。本を読もうという気力はあるので、脳の前頭葉の老化は、まだ大丈夫と
勝手に自己判断している自分がそこにいました。

前頭葉に刺激を与えるために、午後からは口之津公民館で開催されている
「世界帆船模型展覧会」へ行ってきました。
台風の影響かもわかりませんが、観覧者はさほど多くなく、ゆっくり鑑賞出来ました。
模型とはいっても、まるで本物そっくりな、精巧な作りになっています。
紀元前のエジプトの船に始まり、大航海時代から幕末、そして20世紀までの
帆船の歴史を見ることができました。

「ボトルシッブ展」も同時開催されていました。子ども時代に外国航路に乗船されている
船員さんの家に行くと、たくさんの洋酒に混じって、「ボトルシップ」が飾られてありました。
どうして、「船の模型」が瓶の中に入っているのか、不思議でなりませんでした。

公民館ロビーでは「懐かしの口之津写真」が展示されていました。
写真を見ながら、口之津歴史民俗資料館や海の資料館の礎を築かれた、今は亡き
白石正秀館長のことを想い出していました。郷土誌が、歴史を文章で記述することが
主流の中にあって、「年表」を中心に置きながら、口之津町史・「郷土の歩み」を執筆
されました。点としての歴史事実を語るのでなく、歴史年号を正確にたどりながら
歴史事項を結び付けることの大切さが、今、わかったような気がしました。

もう一冊の著書「おどんがこまんかときにゃ」は、口之津をこよなく愛した白石先生の
まさに「口之津物語」だったのかも知れません。

いよいよ、口之津開港記念事業も、22・23日の記念式典・イベントで幕を下ろそうと
しています。



様々な「ボトルシップ」が展示されています。

【今日の加津佐】



今日の午後4時。台風の余波が残る前浜


福岡・放生会と志賀島を楽しむ

2012年09月15日 | 日記



今日は、9月15日 土曜日 天候は曇り。
9月も、半ばを過ぎましたよ。暑かった夏も、秋風が運んでいってくれたようです。

13・14日の2日間。福岡三大祭りのひとつ、筥崎宮の放生会に行ってきました。
このお祭りは、命あるものをいつくしみ感謝をする神事だとか。
平日なので、人通りは、そんなに多くはなかったのですが、参道には約500軒の露店が
軒を連ねているそうです。夜には、人でごった返す賑わいだとか。

キョロキョロ見るだけでも、首の運動になりそうですよ。それにしても、いろんな種類の
露店がありますね。小腹をくすぐるいい匂いが漂っています。イカ焼食べたいな~。

拝殿で家内安全の参拝をした後、この期間だけ開放される回廊では、生け花展や
ぼんぼりに書かれた書などが奉納されてあります。「夢は逃げない」と書かれた
女子サッカーの澤 穂希選手やソフトバンクホークスの王貞治会長、芸能人の
武田鉄矢さんの書なども奉納されてあります。特に財界人などのトップリーダーが
書かれた言葉と墨跡は、とても説得力あるものでした。

今回のもう一つの目的は、歴史の教科書でもよく知られている「奴の国王の金印」の
出土で知られている志賀島で「さざえ丼」を食べることでした。
私は、さざえが大好きなんですよ。

お目当ての食堂は、ごく普通の大衆食堂。そんなに広くはない店内です。
先に来ていたお客さんは、ちゃんぽんを食べておられましたよ。
さざえ丼を注文した後、店内を見ると壁一面には、雑誌・テレビ局レポーターや芸能人の
色紙が、壁にビッシリ。テレビなどで、かなり放映されたんでしょうか。その枚数も
半端じゃないですよ。

いざ食すると、柔らかいさざえの旨みが、まさに詰まっているという感じです。
おまけに、かなり大きい壺焼きのさざえが2個付いており、丼のさざえとの味が
口の中で妙に合うんですよね。この味がたまらない旨みかも知れませんね。

久しぶりに連れ合いと一緒に訪れた志賀島。やっぱり食欲の秋ですよね。



  △連れ合いと一緒に注文したのは、「さざえ丼と壺焼きセット」 1,000円

 
▲「さざえ丼」を提供する中西食堂      ▲食堂前には、広い砂浜が続いています。

         
          ▲金印公園から見える能古島