かづさふるさと紀行

ふるさと「加津佐」の今をあなたに。

秋の大祭お上りの日

2011年10月20日 | 日記

          

今日は、10月20日 木曜日 天候は晴れ。3日続きの秋日和となりました。
今日は、秋の大祭のお上りの日。お旅所を出発したお神輿は、境町自治会に来ています。神輿が自治会に立ち寄ることを
何と呼ぶのかわかりませんでしたので、近くにおられた元自治会長さんにお訊ねしたところ「渡御(とぎょ)」と言うことでした。
調べたところ「渡御」と言うのは、祭礼の際の、神輿のお出まし」と言う意味があるとか。恥ずかしい事に、この年齢になるまで
知りませんでしたよ。神輿が到着したのは、午後2時半。すでに到着場所には、自治会の皆さんが集まっておられました。
自治会への巡行は、旧加津佐町内でも、ここだけとか。長年の歴史があるんですね。
 着いたお神輿は、仮のお旅所に置かれ、早速神事の「浦安の舞」が奉納されました。神社等で奉納されているのを、よく
見るのですが、歴史的な背景や意味をよくわかっていなかったのですね。
  またまた調べることになりました。昭和8年に昭和天皇が、世の泰平を祈って詠まれた和歌をもとにして、昭和15年に
皇記2600年を奉祝して、時の宮内省の楽長さんが、作曲振付されたものだそうです。昭和15年の11月10日午前10時に
全国の神社で一斉に奉納されて以来、今日まで続いているとか。浦安とは、心安らかと言う意味があり、昔は、我が国は
浦安の国と呼ばれていたんです。
 だから、この曲を聞きながら、舞を見ていると厳粛な気持ちになり、心安らかになるんですね。
神様も、この2日間、若者が担ぐ神輿の中で、揺り動かされて、泰平を願う「神力」を、この地に授けられたのではないでしょうか。
 


   

   神輿が到着しましたよ。「ワッショイ」      境町の渡御の地で、自治会の皆さんや福祉施設の方も参加        

                        
    
                    お下りのお神輿を見送った後、野田浜に。
                    海岸へ抜ける松林の入り口に、ユッカ蘭が咲いていました。
                    白い花が、とても目立っていました。