「ありがとう」は私たちが普段何気なく使っている御礼のことばです。
この「ありがとう」の語源は「有り難し」、つまり「めったにないこと」という
仏教語です。
私達がこの世に生まれ、そして今こうしてここに生きていると言う事は
大変に難しい事です。まずは今、ここにこうして生きて居るということに
感謝すべきですね。
こんな話が有ります。
ある飛行機の国内線での出来事です。
その夫婦は昨年交通事故で亡くなった息子の写真を持って北海道に旅行に
行きました。帰りの飛行機で窓の景色を見ると、雲の間から頂きを出している
富士山がとてもきれいだったので、亡き息子にも見せてやりたいと思い
遺影を窓に向けていました。
そこへ機内サービスの飲み物を配っている客室乗務員が来ました。彼女は
夫婦の飲み物を配り終わると、さらに一杯のジュースを差し出しました。
そして、「お写真の方にもどうぞ」と言ったのです。
その瞬間、この夫婦は感激で言葉も出なかったそうです。たった一杯のジュースが
こんなにも人の気持ちを熱くさせたのです。
私達は自分一人だけの力では生きられません。世の中すべてのものに支えられ
多くの犠牲の上に生かされるのです。深い悲しみに陥った人は、悲しみを分かち合って
くれる人が居れば、悲しみを和らげられます。
家族同士、いたわり合ってお暮しください。
合掌
「小さな子どもと白いチューリップ」のお話も是非お聞かせ下さい。
明日1日(土)と2日(日)は近鉄百貨店の作品展に出掛けて留守をします。8月3日(月)から8月7日(金)までは家に居ます。
先生の心からの優しさや思い遣りがに書にも絵にもあらわれていますものね。
この法話と小さな子どもと白いチュリップの法話よくしています。
スチュアデスさん優しさを、心掛けたいですね。来週の八日頃までに和泉まで用事がありますので、差支えがございませんでしたら、お伺いしたく思っていす。
ご都合を、お聞かせ願えれば幸いです。
また教室でも皆さんに伝えたいと思います。
いつもいつもいいお話ありがとうございます。