昨日のユーザーフォーラムでは、ユーザーに
よる、IT導入に関するの事例紹介のセッションを
受講しました。当ユーザーは、労働集約型の製造
を手掛けており、海外生産比率が100%になっています。
生産工程の厳密な管理のため、東京本社の主導
により業務の標準化に取り組みました。いわゆる
BPR(ビジネス・プロセス・リエンジニアリング)を
ITを利用して行ったわけです。
本社の経営陣は現地の人たちがITシステムを使いこな
せるか危惧しましたが、それは杞憂に終わりました。
興味深いのは、それまで年功序列であったのが、
新しいプロジェクトを立ち上げると、若手の実力者が
リーダーとなって引っ張っていったそうです。
いまでは、本社の手を離れ、アジア3ヵ国間で
主力工場の人たちが後からできた工場の指導をしたり、
国境をまたいで工場間で情報のやり取りをして
生産性改善活動を行っています。やはり、
停滞を打ち破るには、若い人たちに課題を与え、
現状を変革することですかね。