中国の不動産大手、中国恒大集団は
リゾート開発などへの無謀な投資に
より資金繰りが悪化しています。
同社の債券残高は約2兆9,000億円、
うち2兆1,000億円ほどが米ドル建てです。
フランスやスイスの運用会社が保有
しており、損失懸念が高まっています。
米格付け機関が相次いで格付けを
引下げており、今後6~12ヵ月に
大量の債務償還期限が到来した際の
デフォルトリスクが上昇しています。
債券価格が大幅に下落したため、
利回りが60%に上昇しました。
同社は、中国東北部の地方銀行の筆頭
株主であり、同社の破綻が中国の金融
システムを揺るがすことが懸念されて
います。
当局が、金融機関だけを救済するという
措置はありでしょうか。