私「おかーちゃんに、『まゆみちゃん南港大橋を何時ごろ通るの?応援行くから』って言われて」
さちこ「ありがたいや~ん」
私「『そんなん何分かわからへん』母『だーいたいで、いいから』私『だいたいも、わからへん』って冷たくしちゃってさ」
さちこ「あらー」
私「『股関節痛いし、バスでゴールまで連れてってもらうかもしれんし。そうなると南港大橋通らへんよ』とか言っちゃったりして」
さちこ「もーーー」
私「それが、私が南港大橋降りきって右折するときに、『まゆみちゃんか?まゆみ、まゆみちゃあぁぁぁん!』って声がするわけよ」
さちこ「おかあちゃん、かいな!」
私「せやねん。うちのこと見つけやってん。私も『え?おかあちゃんか? おかあちゃん。おかーちゃーん!!』やて」
さちこ「よう見つけはったなぁ。まゆみちゃんも、ようおかあちゃんの声が聞こえたなぁ」
私「あんなに冷たいこと言ったのに、よう見つけてくれたなぁって…」
さちこ「あんだけ人おったのになぁ。まゆみちゃんと同じ股関節悪いから、その痛みもよう知ってはるやろしなぁ」
私「…」
さちこ「痛み、おしてガンバッてる娘のこと、応援したかったんやろなぁ…」
私「親ってありがたいなって、うるっときたけど、親にはこの気持ち伝えてないねん」
さちこ「ほんま、まゆみちゃんは、GOちゃん×2やな!GOちゃんでさえ、もっと花添えて、優しぃ言うやろよ」
私「ははは」
さちこ「GOちゃんも、どっかで『俺のおかあちゃん、大阪マラソン完走してん』ゆうてるかもよ」
で。帰宅したGOにさっそく聞いてみた。
私「友だちに、俺のオカン大阪マラソン完走したとか、言っちゃったりした?」
GO「俺らがぁ、自分のオカンの話なんて、お互いするとおもう? したら気色悪いわ。スゲーべっぴんさんならまだしも」
お尻に、カンチョーしてやりました。
それから母には電話して「見つけてくれて、ありがとう」ちゃんと伝えました。