メイおばさんの料理帖

「メイおばさんの宝箱」からはみ出してしまった料理や食べ物や食文化のお話を世界のいろいろな場所から楽しくお届けします。

真夏のアメリカ式ガーデンパーティー

2017-08-19 09:38:24 | パーティー

毎年恒例の真夏のガーデンパーティーの会場は

私たちが住むコンドミニアムの中庭です。

 

なかなかガードが厳しくて

この中庭にも

外からの方は、受付の関門を通ってからでないと入れません。

 

けれどもこのパーティーは

上からエレベーターで降りてくる住人たちのパーティーですから

関門も何も関係ありません(笑)。

 

しばらく前にこんな招待状が事務局から届きました。

中には出欠表が入っています。

 

          木曜日

   2017年8月17日

   5:00PM カクテル

   6:00PM ディナー

 

 

夏の季節はまず雨が降らない爽やかなシアトルに

こんなガーデンパーティーはまさにぴったり。

 

メイおばさん、この便利で快適なコンドミニアムに住み始めて

もうずいぶん経ちますけれど

雨でパーティーがキャンセルになったためしがありません。

むしろいつだって日焼けを気にしながらのパーティーです。

 

受付でエントリーをして

名札を胸につけて

好きな丸テーブルにすわります。

 

顔見知りの人たちの隣りもよければ

この際、全く初めての人たちとお近づきになるのもよし。

年季を重ねるうちにそんなパーティー術にもだんだん慣れてきましたよ。

 

どんな風に話を聞いて、どんな風に話題を提供して

どんな風に相槌を打って、どんな風に食べるか、、、、(笑)。

 

同じテーブルの人たちと挨拶をかわしたら

ずら~っと気前よく並んだお料理の数々やら

ワインやビールやソフトドリンクやらを取りに行きます。

 

お料理が並ぶテーブルには

そのひとつひとつに説明が書かれています。

たとえばサーモン料理なら

「Grilled Salmon

 Fresh Fillet of Local Salmon 

 With Basil Pest」

(新鮮な地元の鮭、バジルのペスト付き)

 

ベジタリアンの方用には、きちんと「Vegetarian」と書かれています。

材料までが書かれているのは、アレルギーの人たちのことを考慮してのことでしょう。

 

パーティー術&礼儀としては

あまり何度もテーブルとの間を行き来するのではなく

会話が途切れないようにすることでしょうか。

そしてお皿に盛ったものは

なるべく残さずいただくことでしょうか。

 

これ、メイおばさんのプレートです。

ちょっと盛りすぎかしら(笑)。

サーモンの上の緑はバジルソースです。

アスパラガスの上に乗っている茶色いものは

チキンをオレンジソースで煮込んだものです。

 

たまたま同じテーブルに着いた人たちがたとえ初対面であっても

すぐに楽しく会話が弾み始めるのはやはりパーティー慣れのアメリカです。

 

とはいえ、自分のことばかり話したり

過去にどんな会社にいて

どんなに偉大な(笑)仕事をしたかを自慢げに話すのは

ちょっとしたマナー違反です。

 

皆さんパーティー慣れしていますから

そこらへんのところはきちんとわきまえていらして

ある種の品格を保っています。

 

外での肩書がどうであれ

同じコンドの住人というだけで充分なのです。

 

メイおばさんの左隣にお座りになった男性は

言葉を交わすうちにもしかしたら?と思い

別テーブルの親友にひそかに聞いてみたら

やっぱりそうでした。

シアトルの前の市長さんでした(笑)。

 

右斜め前のご婦人も、もしかしたらと思って

あとで密やかにメイおじさんに聞いてみたら

シアトルでテレビ会社を立ち上げた方でした。

今やお二人とも昔の肩書など捨て去って

自由なリタイア生活を楽しんでいます。

 

「昔は~~」だの「元は~~」だのを引きずらない暮らしが

ある種の気品を醸し出しているのです。

 

などなど話は食べ物からちょっと、いえ大分逸れてしまいましたが

今年もまた様々なことを学びながら

失敗を繰り返し、恥をかきながらも

少しずつ「アメリカ式パーティー術」を身に着けていくメイおばさんです。

 

読んでくださってありがとうございました。
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