マキペディア(発行人・牧野紀之)

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冷え性

2012年11月19日 | ハ行
 『医心方(いしんほう)』っていうのは中国医学だけではなく、薬もアフリカや熱帯アジア産があり、オリエント医学の集大成なんです。

 病気になってから治すのは、下の下。病気にさせないのがいい医師と言われたんです。病気になる前の、いわゆる〝未病″対策もあります。

 その1つとして出ている腹式呼吸を試してみたら、冷え性が治るという予期せぬ効果がありました。私はひどい冷え性で、冬場は靴下をはかないと眠れなかったんです。

 鼻から息を吸って臍下丹田(せいかたんでん)へ送り、お腹(なか)が蛙(かえる)のように膨らんだら、そのまま止める。すると、両足のほうへ気がすーっと伝わっていくのがわかるんです。体がぽかぽかして、すごく調子がよくなるんです。これを「用気法」と言います。

 (槇佐知子、『ラジオ深夜便』2012年12月号より)

 ・この方は、古典医学研究家で、平安時代初期に編纂された『大同類聚方(だいどうるいじゅほう)』全百巻を現代語に訳し、又『医心方(いしんほう)』という平安中期の医学全書全三十巻を現代語に訳した方です。

 その方の話から「冷え性」と「にきび」を治す方法についての箇所を引用しておきます。

          関連項目

にきび

健康法

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