『医心方(いしんほう)』っていうのは中国医学だけではなく、薬もアフリカや熱帯アジア産があり、オリエント医学の集大成なんです。
病気になってから治すのは、下の下。病気にさせないのがいい医師と言われたんです。病気になる前の、いわゆる〝未病″対策もあります。
その1つとして出ている腹式呼吸を試してみたら、冷え性が治るという予期せぬ効果がありました。私はひどい冷え性で、冬場は靴下をはかないと眠れなかったんです。
鼻から息を吸って臍下丹田(せいかたんでん)へ送り、お腹(なか)が蛙(かえる)のように膨らんだら、そのまま止める。すると、両足のほうへ気がすーっと伝わっていくのがわかるんです。体がぽかぽかして、すごく調子がよくなるんです。これを「用気法」と言います。
(槇佐知子、『ラジオ深夜便』2012年12月号より)
注・この方は、古典医学研究家で、平安時代初期に編纂された『大同類聚方(だいどうるいじゅほう)』全百巻を現代語に訳し、又『医心方(いしんほう)』という平安中期の医学全書全三十巻を現代語に訳した方です。
その方の話から「冷え性」と「にきび」を治す方法についての箇所を引用しておきます。
関連項目
にきび
健康法
病気になってから治すのは、下の下。病気にさせないのがいい医師と言われたんです。病気になる前の、いわゆる〝未病″対策もあります。
その1つとして出ている腹式呼吸を試してみたら、冷え性が治るという予期せぬ効果がありました。私はひどい冷え性で、冬場は靴下をはかないと眠れなかったんです。
鼻から息を吸って臍下丹田(せいかたんでん)へ送り、お腹(なか)が蛙(かえる)のように膨らんだら、そのまま止める。すると、両足のほうへ気がすーっと伝わっていくのがわかるんです。体がぽかぽかして、すごく調子がよくなるんです。これを「用気法」と言います。
(槇佐知子、『ラジオ深夜便』2012年12月号より)
注・この方は、古典医学研究家で、平安時代初期に編纂された『大同類聚方(だいどうるいじゅほう)』全百巻を現代語に訳し、又『医心方(いしんほう)』という平安中期の医学全書全三十巻を現代語に訳した方です。
その方の話から「冷え性」と「にきび」を治す方法についての箇所を引用しておきます。
関連項目
にきび
健康法