反駁、die Widerlegung 2011年12月16日 | ハ行 参考 01、反駁は外から来てはならない。その体系と合致しない仮定をその体系の外に立てて、その仮定から出発してはならない。[たとえそんな事をしても]その体系はその仮定を認める必要はない。従って[その体系の]欠陥と言われるものは、その仮定に立った欲求や要求から出発する人にとっての欠陥でしかない。(大論理学第2巻217頁) 02、真の反駁は相手の力の中へと入り込み、その勢力圏に身を置かなければならない。相手をその人自身の[分野の]外で攻撃したり、相手のいない所で自分の正当性を主張し続けるというような事は、事柄を前に進める所以ではない。(大論理学第2巻218頁)