植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

メダカたち 集まれー 

2022年06月20日 | メダカ
カナちゃん、近所の花屋さんの娘(実質経営者)ですが、何年も安い花苗を買いに行くご縁でlineでやり取りするようになりました。ちょっと珍しい植物が入ったり、販売時期が終わった「処分品」などの情報をたまにくれたりします。

最近は多忙でなかなか出向きことが出来ませんが、以前は週に2度ほど訪れ、時には来店客の質問などにワタシが応えたり、花屋さんの従業員から、育て方や名前を逆に訊かれたりもします。無報酬の相談役と言ったところでしょうか(笑)

そんなこともあって、ワタシが増やした植物を店で売ってもらうこともたまにあります。カンナ・オクナセルラータ・ブドウ苗・ジンジャーリリー等々。ワタシは商売目的でないので、基本無料にしております。カナちゃんは仕入れ代をただで売ることが出来るので、安く売る、つまりワタシはマイガーデンの増えすぎた植物や鉢を減らすことが出来、花屋さんは仕入れリスク無く、売り上げ(微々たるものですが)、来店客はあまり流通していない珍しい植物が安く入手できる、ウインウインの関係であります。

そして、今はワタシのメダカを卸すことになっております。5月頃から夏過ぎまで、カナちゃんが「もういい、売れ残りそう」というまで、1.2週間に一度1パックでミックスメダカ7,8匹入りの10パックを持ち込みます。小売り価格500円!これは破格なのです。家内からは「お金を貰うべきよ」という指導を受け、去年からお金を頂くようにしました。販売価格の25%。1パック当り125円でこれも破格というべきでしょう。

ワタシの持ち込むメダカは「ミユキ系・楊貴妃系赤メダカ・オロチ系黒メダカ」というマニアなら誰でも知っている高級魚がもれなく最低2匹入っているのであります。通常ホームセンターなどでは、1匹で300~1000円するようなレア物であります。運のいい人は3千円位の価値があるパックが500円で買える福袋、即日完売となるようです。どうやら転売ヤーもいるらしくワタシから入荷したら教えてくれと依頼されているそうな。

そんな状況で、せっせと繁殖させエサやりをし、適度に成長したメダカを選別して納品いたします。水替えし餌をやり容器代(30円位)などを含めたら赤字であります(キッパリ)。ですから税務署に所得申告しません。年間わずか1~2万円の収入を計上したら税理士から笑われます。
屋上のメダカはこんな感じです。

この黒いヒレ長メダカの美しい事。横から見ると古代魚のようにゆうゆうと優雅に泳ぎます。

下の写真は針子(稚魚)から順番に大きくなったものを並べています。

これは2週間前にネットで落札(1000円位)「黒蜂ヒレ」という新種で、桜メダカとの交配で、ヒレが赤いようです。これ以外にも「ドラゴンブルー・エメラルドラメ・夜桜ブルーひかり・紅花魁ラメ」という仰々しい珍種の卵をヤフオクで落札いたしております。3種類、卵が合計120個で1900円でした。安いものです。名前を聞くだけでワクワクしますでしょう?

ワタシの姿を見ると、飯だ!とばかり水音をたてて寄ってきます。これだからメダカはやめられません。この子たちの80匹ほどが本日どこかに買われていくでしょう。元気に暮らすんやで。
( ;∀;)

これから🔟パックを作ってカナちゃんの所に納品いたします。
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一粒の麦死なずば一つにてあらん 死があれば生もある

2022年06月19日 | 雑感
今朝も植物の見回りから始まりました。厳密に言えば、起きてまず全米オープンの松山英樹の三日目の成績チェックでしたが、3Rは+2でホールアウトしました。全体成績17位タイ、ムービングサタデーで延ばせず、トップとは6打差が付いていました。うーん残念、せめてパープレーでとどまっていれば最終日は面白かったのに。それでも7名の日本選手の内松山だけが予選突破、やはり世界でTOP10に入る過去最高の日本人プレーヤーだけあります。

昨晩かなり強く雨が降ったおかげで、地面はたっぷり水を含み樹々は雨粒が残って洋服を濡らします。こんな状態は草取りも無理、草花の手入れなどはお昼からになりましょう。

先日は「お迎えが近い」死について拙文を載せました。しかし、去り行くものがあれば、産まれ出ずる物があります。昨年暮れに誕生した、ワタシにとって初めての孫娘(あまねちゃん)、この孫が可愛くて仕方がありません。遠い所に住んでいるのでこの手に抱くことも声を聴くこともままならないので、たまに送られて来る動画だけが楽しみであります。生後半年の、穢れ無き赤子の美しく清らかなこと!!!。これを見るだけで嫌なことや悩み事など消えてしまいます。天使がいるならば、まさに孫娘はワタシにとって天使そのものであります。

さて、スイカの結実を確認しました。あくまでぱっと遠くから見たところで地植え苗3本で、5個膨らんでいます。受粉出来たらもう翌日にはちょっと膨らむのですぐわかります。
屋上のスイカが6本の苗から15個ほどが実を結んでおりました。梅雨時期に咲くスイカの花は、濡れて受粉しにくいので、今の時期に1本平均2個というのはぎりぎり合格、出来れば平均3、4個は収穫したいところなので、当分晴れた朝の人工授粉を続けます。

フェイジョアは、先に開花し始めた授粉樹「クーリッジ」が花期を終えました。こちらには実がつかなくても構いません。あまり大きな実にならず、固くて美味しくないのです。本命の「アポロ種」に2週間ほどせっせと人工授粉を繰り返しましたが、クーリッジの花が咲かなくなったら作業終了です。アポロに花蕾はまだたくさんありますが自家受粉は期待できないのです。
今朝の状態がこれです。この花の下にある「子房」がもう少し経ってぷっと膨らんだら受粉・着果の印です。ここ4,5年実が付き始めて毎年倍々の数の収穫に増えております。昨年が20個ほどでしたから、うまくいけば40個位とれるかもしれません。

ブドウ「甲斐路」は順調に大きくなっています。種なしにするためのジベレリン処理時期を逃したので、恐らくほとんどが自家受粉して種有りのブドウになると思います。ちょっと邪魔ですが、別にお金にするでないので構いません。
暇を見て(暇は無いのですが)、適当な数に摘粒して消毒、そして袋掛けとなります。果樹はおしなべて放置したらうまくいきません。一年中それなりに手をかけないと、甘く美味しい果実にはありつけないのです。

リンゴは、今年は沢山実をつけました。特に「フジ」と今まで一度も収穫に至らなかった」シナノゴールド」が多くの花を咲かせ受粉したのです。先日は、初めて多く付き過ぎた実を減らす「摘果」に挑戦しました。一叢(ひとむら) にまとめて3個位実が付きます。これを一個に減らしました。
雨粒がついたリンゴの幼果は美しいものであります。

それはそうとして、1年半前に結婚した二番目の倅が、ついに「妊活」なるものを始めたそうであります。子供が欲しくて仕方ないのに子宝に恵まれず、年齢も35歳となっているので早く欲しい、と切実な願いがあるのです。精子を取り出して人為的に受精させる、その方法は何段階かあり、今のところ、その中間くらいだそうです。最後は試験管に精子と卵子を無理やり受精させ、うまくいったら子宮に戻すような高度の手術もあるようです。

倅たちが専門病院にいくと、待合室には若い夫婦でいっぱいなのだそうです。ワタシは、密かに人間という種族の衰退期に入っていると確信していて、その兆しが無用な戦乱と「不妊」にあると考えています。滅びの道に確実に進む人類をワタシ風情が憂えても詮無い事でありますが。

ヨハネ伝第12章24節 にある言葉「一粒の麦死なずば、ただ一つにてあらん。もし死なば、多くの実を結ぶべし 」意味は言うまでもありません。アンドレ・ジッドの小説の名にあります。ワタシは高校生の時に読んだ「カラマーゾフの兄弟」にその一節があったことを今でも覚えています。

この世に生を受けた以上、いずれ死にます。それまでにいくらかでも実を残すこと、それがわたし自身の死生観の根底にあります。子供の数は倍々には増えませんが、せめて死に行く人間と同数の子供を生み出さねばいずれ日本も、人類はお終いであります。


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思えば沢山の人を見送った お迎えが近くなる

2022年06月18日 | 雑感
先日、長年お世話になった金融機関の川崎支店時代(今から35年ほど前)、支店長だった一人が亡くなって、お通夜でありました。かの支店長は、猛烈な働き者でエネルギッシュ、そして不摂生・不健康の権化のような方でした。深酒し愛煙家で夜更かししてマージャン、仕事はエンドレスで、巻き込まれる部下はたまったものではありません。野菜や魚は大嫌い三度の食事はすべて肉料理か「ライスカレー」と徹底していました。常務まで上り詰めてリタイアされたのですが、純真な心根と気さくな人柄から慕う人も多く、その時の支店のメンバーによる「川崎の会」がコロナの前まで毎年続いていたのです。

その後糖尿病を発症し、それからというものクモ膜下出血、心筋梗塞、がんなどの大病をして幾度も手術・入院を繰り返しながら20年もの間生き抜いたのです。胸板が厚い頑健な方でありましたから。そこでこの会では、訃報などをを聞くと、会の世話人であるワタシが、グループラインなどで40人ほどの会員に連絡することになっております。そうしてここ毎年ひとりづつ訃報を流すことになってしまいました。直接の上司が60台、事務の仕事をしていた若手の女子行員が50歳位、なんとも早すぎる死でありました。

元支店長は長年いた銀行のOBが大勢弔問に来ると考えたのでしょう、通常の通夜・告別式が執り行われ、通夜振舞いも行われました。親族の席は40人近く座っていたでしょうか。さすがに子供さんはみかけませんでした。ずいぶん久しぶりに亡くなった方の棺に寄って、そのお顔を拝しました。

 コロナのせいもあって最近は9割がたが家族葬になりました。自治会長のワタシは、町内でご不幸があると知らせてくれて、弔問・お香典を届ける決まりとなっていますが、この1年半で、20人ほどの方々は知る限り全員家族葬でありました。しかし、コロナ以前も、この20年位は家族葬が主流となっているように感じます。それは日本全体の経済や生活の沈滞・低迷により「冠婚葬祭」にお金を掛けられないようになっているのだとみています。

恐らく、長い期間の生活習慣や普段の健康や体調に対する心がけや予防と、健康寿命は密接な関係があります。ある程度の年齢(40歳くらいでしょうか)までに、健康に気をつけるようにしてその後をきちんと過ごす人に比べると、60歳くらいまで喫煙・不規則な生活・偏った食生活・暴飲暴食とそれによる体重増等、体の事を省みない人たちは大きな寿命の差が出るものだと思います。過去早逝した人たちは70歳になるまでに倒れた人も多く、60歳になる前に、そうした病気で亡くなった会社の同期は3人いました。みんな若い頃からヘビースモーカーで顔色も良くなかったなぁ。

何にでも例外はあります。死ぬまで喫煙して90歳まで長生きしたとか、健康的な生活をしていても20歳代でなくなるとか。でもそれは、あくまで持って生まれた運のいい(頑丈に生まれた)人や、腺病質など虚弱体質の人、など不運な人であって、ほとんどの人は80歳以上は生きられるはずなのです。

ワタシも、例にもれず、若い頃は随分無茶な生活を続け40歳過ぎても喫煙しておりました。体重は入社時52Kgが20Kgほど増えて、不健康へまっしぐらでありました。若さや自分の体力を過信していたのです。しかし、相次ぐたばこ税の引き上げに嫌気がさして、20年近く前にタバコを止め、お酒もだいぶ減りました。しかしながらため込んだ体重とストレスは確実にワタシを病気へ導いていったようです。

そして15年ほど前から健康診断の数値が一気に悪化し、肝機能・血圧・血糖値・コレステロールなど尿酸値以外の数値がすべてC以下に落ちる事態となりました。マージャンで言えば跳満とか倍満級(爆笑)

それからというもの生活習慣病に向き合って、真面目に取り組むように努め、とりあえず、要再検・要治療とされた各数値は、少なくとも現状維持か若干改善されて現在に至っております。残念ながら医者から出される薬は徐々に増えていますが。

ワタシの一族(ワタシの兄と、自分の子供・配偶者・孫)合わせて13名となりました。母方の曾祖母・祖父・祖父・自分の両親・家内の両親と沢山の肉親尊属を見送りました。今兄が重篤な病気に罹っています。万一のことになれば、年齢順でいけば、次はとうとう私の順番になるのです。

昔なら、還暦過ぎれば長生きできたと、お祝いをしました。寿命が短かったのですね。現在日本人の平均寿命は男82歳、女87歳位、これはわずかずつ伸びているので20年後には2,3年長生きになるかもしれません。これは、その年に生まれた0歳児が何歳まで生きられるかという平均余命のことであります。ワタシは66年前の0歳児になるので直ちにあと16年生きられるという計算にはなりませんね。今年亡くなった人の死亡時年齢の平均とは異なります。そもそもこの数字は政府・厚労省が予想値としているものなので、どんな算式を用いたとしても、信用してはなりません。なぜなら、政府の財務や選挙対策・省益などさまざまな変数によって操作されうるからであります。

というわけで、末期がんなどの余命宣告でもされない限り、自分があと何年生きられるかは「絶対に」わかりません。そこで今やるべきは、死ぬまでの年月を指折り数える暇があったら、少しでも楽しい事、健康的なことをやって、いつ死んでもいいようにしておくことでしょうか。
その日になって、まぁまぁ満足できるなら、死亡時年齢が多少長くても短くてもさほど気にしないことにしましょう。

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朝から大忙し 泣き面に鉢

2022年06月17日 | 植物
昨日はブログ更新を怠りました。最近ちょいちょいこうしたことが生じているのはワタシが想像できなかったほど多忙であり、年相応に疲弊していて、いくつか厄介な困難に直面しているせいであります。ブログなどの趣味に傾注できるだけの、時間の気持ちの余裕を失いつつあるのであります。

今朝はまず惨事がありました。昨夜強風が吹いていたので嫌な予感があったのです。ワタシはかねてより予知能力があり、目覚まし時計は鳴る直前に目覚め、ホチキスの針、コピー用紙の補給など「あ、ここで無くなる」と閃いたことが幾度もあります。しかし、それが数秒程度先の予知なので何の役にも立ちません。

そうして朝一番、ワタシの隠れ家に出勤したら、予感的中でまさにウチの観葉植物が階段の下に散らばっておりました。「ネオゲレリア」という亜熱帯の着生植物で、根っこがありません。厳密に言えば根が退化し、地面や樹木などにくっつくだけの機能しかないのです。「チランジア(チランドシア)」 などと近種のパイナップル科の植物で、大きくは「エアプランツ」でくくられて流通しています。根が無くても樋(とい)状の葉っぱで雨水などを受け止めてそこから水分や養分を吸収するのです。これを知らない人は、鉢のミズゴケに水やりする為腐らせてしまうのです。

2週間ほど前から、気温が上がり雨のシーズンになったので、2階入り口脇つまり屋外に出しておいたのです。どんな植物も、本来自然界屋外で生まれ育ってきたものなので、気候が適合すれば外に出した方が植物は元気に育ちます。
それが災いして鉢が風にあおられて倒れ中のネオゲレリアが固定するために根元に詰めるミズゴケごと飛ばされ、二つがその衝撃で根元から折れ3つに分かれておりました。幸いなことに一か所にとどまっていたのでした。

さて一大事でありますが、もとのちょっと高い鉢は無傷、根が無くても育つ植物なので、物は試しで散らばった株を拾って別の鉢に挿してみることにしました。期せずして株分け、理論上は、固定して葉っぱに水をためさせておけば育つはずなのです。災い転じて福となす、といいますな。


ところが、この後がイカンかった。いくらかパニック気味に鉢分けして、置き場所を確保している途中、仲間のチランジアの鉢が別のところに置いてあったことを思い出し一所に集めようと思ったのが間違いのもとでありました。観葉植物は、ほとんどが南に向いた廊下の窓際と反対側に置いて育てているのですが、日照や気温などの変化で季節によって場所を移していくのです。
そしてチランジアの鉢を持ち上げた瞬間、こうなりました。
大惨事であります(´;ω;`)。自慢の予知能力はこの時には全く発動しませんでした。
ミニカトレア・ビザーレプランツ・ポトスなどを置いたプレートがバランスを失って落下し二つの鉢が割れてしまいました。こういうのを「負の連鎖」といいますな。一つアクシデントがあってそれに慌てると、次に連鎖的に間違いを起こし更に状態が悪くなります。こういう場合、深呼吸し、ちょっと時間をおくのがいいのです。もう起きたことなので冷静に後始末の段取りをいたしましょう。急がば回れ、ブログを終わらしてからにしましょう。

正直、この忙しいのにまたやることを増やす、泣き面に鉢(蜂か)であります。今日の予定は、ブログの後は病院、頼まれていて気に入らない篆刻印の彫り直し、午後には銀行が相談にやってきます。夜には近所の小学校で「教育懇談会」なるものに自治会代表として参加することになっております。昨日のゴルフで腰痛は悪化し、このところの多忙と心痛のせいで、疲れが溜まっております。弱り目に祟り目、であります。

本来はこの後「禍福は糾える縄の如し」というオチになるのですが今のところ何もいい事は起きそうにありません。(´;ω;`)ウゥゥ

むしろ2度あることは3度ある、気をつけることといたしましょう。
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書道も雑談程度が一番面白い

2022年06月15日 | 書道
ネットで「オープンチャット」(略してオプチャ)なるものに参加して1年以上になります。ワタシは書道の仲間に入っているのですが、オプチャの中では、最も参加規模が大きい部類のようです。

書道というジャンルだけで繋がっているので、小学校の児童から年配の師範クラスの先生まで多種多彩、顔が見えず素性もわかりませんが、今のところ質の悪い人が紛れ込んで「荒らす」などの事件は起きていないようです。しかし、中にはとても専門的あるいは高尚な理論・技巧などを説明する方もいるので、ワタシのようなちゃらんぽらんで、60の手習い程度の技量の人間にしたらちょっと難しい話となってきます。

このところの話題は、筆の洗い方、書筆の選び方、「永」字の書き方などといったところであります。筆の洗い方だけでも、書籍に書かれているもの、ネットで検索して出て来るもの、オプチャの意見など、かなり違いがあります。実は人それぞれ・様々なのです。ワタシは書道は中級者を自認していますが、篆刻を含めてその道具や材料などのコレクションや知識は准教授クラスでありますので、偉そうに書き込んだりしております。大して役には立ちませんが。(笑)
ヤフオクにはまって硯や筆を集め始めたのがきっかけ、書道紙や印材・印泥は売るほどあり、実際に超安値でお譲りすることもあります。
流石に、このところ品物が増えすぎ個人的に「物入り」となっていることもあり落札は自粛しております。

拙ないブログなので、半紙・書筆についての蘊蓄めいた記事は遠い彼方へ忘れ去られ、書いた本人が書いたことを忘れ去り、たぶん同じような内容の文章を思い出したようにブログに載せる、という繰り返しだろうと思います。

筆は、最近多忙ゆえなかなか握る時間が取れないでおります。本来は書道家の端くれになりたいと願って、一から学び直して丸6年、相当な覚悟と毎日の鍛錬を続けていましたが、篆刻へ大きく靡いてしまったので、おざなりになっているのです。結果として大量に保管する書道紙はほとんど減らず、筆は2,3百本が持ち腐れ(腐りはしないか笑)となっています。
こんな筆がごろごろしております。上の写真は今では市販されていない幻の筆であります。左は「幽玄斎」真ん中は翠祥園の「草聖妙」などの名筆、右は大変古い一休園久保田号「墨吐龍」などで、非常に良質の毛を用いた書きやすい筆です。だいたい1本、販売当時の価格で2~5万円したものです。もはやなかなか手に入らない良質の毛を用いているのですが、昨今では書道は下火で、こんな古い筆はかなりの安値で入手できました。下の写真の赤い軸の筆は、豊橋筆の老舗「筆庵」さんに頼んで特注した兼毫筆 で細嫩光鋒という最上級の羊毛(山羊)の毛と馬・鼬の毛を混合したものです。
最近忙しくて出番がありません(´;ω;`)

オプチャのお仲間の中で篆刻印を差し上げた人たちとは別途グループラインでやり取りするようになりました。お顔は知らなくても住所・名前程度の情報交換をし、時には家族の事時には悩み事を打ち明けたりと、新たな交流の輪となっています。こっちは、ある意味気心が知れているので余計な気を使うことも無く小難しい書法なども話題になりません。

その中の御一人(京都の方ーとてもファンキーで闊達な人物です)がたまたまお宅の書棚の写真を掲載してくれました。書道関連の書籍を披露していただいたのですが、油断したか、中に「着付け」や野球、沖田総司や話し方のノウハウ本などが紛れていておりました。顔も知らないその方の、半生や生活ぶり・性格などがちょっと垣間見えて興味深いものでありました。(本人はいたく恥ずかしがっておりましたが)。普段履きのパンツを見られたような心境でしょうか(笑)

一方ワタシの作業場の書棚は篆刻関連・字典・書道手本・法帖などでぎっしり、書道も練習して書くより、本を読んだり眺めたりして書いたつもりになって、知識ばかりを増やすという、あまり褒められない状態に陥っております。
ほとんどが、ヤフオクで集めた古い本ばかりで、まとめて落札するとせいぜい一冊100円か200円、ワタシの書道や篆刻と同様安上がりであります。勿論注意深く、妙な本がうつら無い様にチェック済みであります。

本日もなんの為にもならぬ雑談でありました。



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