植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

権力は腐敗する

2021年11月15日 | 雑感
不完全甘柿が、最後の11個すべて渋柿だったので、干し柿を作りました。当地平塚は、温暖なので干し柿作りは不向きです。冷たく乾燥した風が吹きつける北日本や内陸県が適しています。人生初の干し柿作りです。


 水気が多い、日中20℃以上が続くと甘くなるまでに腐敗します。熟し柿を放置すると酸っぱくドロドロになる、あれと同じです。

 一昨日、せっかく那須塩原で仲間たちと楽しく夢のような時間を過ごしましたが、帰宅すると今度は憂鬱な「自治会」からみの仕事が待っています。昨夜は理事会、10年以上も「ごみ減量委員」という市役所の委託を受けた女性が居座って職を手放さず、毎回ひっかきまわし、誰も頼んでない総務の仕事をわがもの顔に率いているのが、どうにも困りものなんです。10年ほど前に、弊害が多く手に余って、自治会で別の人に代える書面を役所に提出したところ、自分が市役所に行って、勝手に取り下げるという暴挙に出ました。以来「駄目だこりゃ」とばかり誰も鈴が付けられない猛虎となって、今も君臨しているのです。

 どこの組織でも団体でもあるある、です。ベテランで仕事に熟知した人がいつのまにか、業務や組織の合理化・改善の妨げに立って立ちはだかる、のみならず、その代表者や責任者を押しのけてわがもの顔に振舞う人、いますよね。定年やら任期、規約に縛られないがゆえにいつまでもその座から降りない、周りを手なずけ、恫喝することで独裁的なトップを長年続ける人も。

 なぜか?それは「権力欲」を満たしてくれるから。あるいは、常に相手に対して優位でありたい(自分の方が上)と思うからです。もう一つ必ず「利権・利得・役得」が存在します。裏金を作ったり、公金を私用・個人目的に使うことになります。公的な支出でも、相手(業者)から賂(まいない)を得ようとします。

 一人の人間がトップに座り続けること、ひとつの職務に同じ人間を登用し続けることは、そうしたリスクが必ず現実化する、と思って差し支えありません。「権力は腐敗する。絶対的な権力は絶対に腐敗する」というイギリスの思想家アクトン卿の言葉を借りるまでもなく、世界の独裁者は例外なく独裁=腐敗=圧政=大量殺戮・迫害、という構図を持ちました。今でいえば習近平さんプーチンさん、北の将軍様、ミャンマー軍事政権などです。アサド大統領、チャウシェスク政権、朴正熙大統領、ポルポト、そうしてヒットラー。

 日本の最近の政治は皆さんが気づかないだけで数十年トップの顔が変わるだけで、自民党という化け猫が独裁しているのです。腐敗は勿論の事、多くの思想言論が封じられマスメディアも牙を抜かれています。国民はどんどん貧乏になっているのに気づかされていないだけ。

 あーぁ、考えるだけでも「くさくさ」します。あのおばさんを引きずり下ろすための時間はまだ十分あるので、今日はともかく穏やかに書道と篆刻で過ごしたいと思います。おっとその前に、一軒、お香典を持参しなければ。自治会長は気が休まりませんよ。
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