植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

公共のやること どこか狂っていると思うが

2021年11月11日 | 時事
なんでしょうか、すごく気になることがあります。税金で食っている人たちの事であります。

 例えば裁判所や検察官。「原発マネー」が地元の癒着企業に流れ込み一部が元助役経由で、関西電力の役員クラスに還流していたのを今頃になって「不起訴」にしました。嫌疑不十分だということですが、何年も前で助役はすでに死亡、死人に口なし、請託とかなんとかの証拠は集まりませんが、お金の流れは明らかです。

 株式会社とはいえ、半官半民で、電力料金はコストをすべて転嫁して利益が出るように法で守られている企業です。莫大な政府からの原発マネーと電気料金は、地元企業などへ迷惑料や振興資金として流入し、裏金が作られて電力会社の幹部に「無理やり(笑)」渡されたのは、所得税法違反、収賄、商法違反(特別背任)などいろいろな刑事罰が考えられます。当然検察審査会にかかるでしょう。

 桜を見る会や黒川さんのマージャンとばく、公文書改ざん、自民党政権で嫌疑がかかった事案を片端から不起訴にしました。甘利さんの収賄も本人が「やばい」と思ってすぐ経産大臣を辞職したのにおとがめなしにしました。検察庁は、自民党の指示待ち、何もしない政府の飼い犬なのです。

 横浜の旧大口病院で、看護士が点滴の毒物を混入させて3人を死なせた事件も、裁判所は起訴された事実関係をすべて認め、本人の刑事責任能力も認めたうえで、死なせて自分が楽になりたい(自分の担当の時に死ぬのが困る)という身勝手な動機をもって殺意と結果が明らかなのに、被告の努力ではどうにもできない事情が影響したので死刑を躊躇した、のだそうです。更生の余地があるから死刑にできないとなると、うんと反省してます、残りの人生をかけて償いますといえば免れるの? 何人殺しても自分の利益や欲望の為以外であれば、本人にとって他に選択の余地が無かったと言って、死刑に問えなくなるということなんでしょうか。
 自分さえ良ければ他の人が死んでも構わないという風に聞こえますが。死刑を躊躇う、裁判所はそう判断しました、と言ったそうですが、それはあんた、裁判長の感想であり「逃避」ではないのと言いたくなります。

 そういえば先日、暴力団組員が大麻所持で逮捕されても「不起訴」だそうです。理由は明らかになりません。本人が反省しているのでしょうか、それとも大麻が無いと生きてられないような本人の努力ではどうにもならない理由があるからですか? 暴力団がらみは面倒だし怖いから不起訴にしているように見えますが、違いますか。

 それから、無免許であて逃げ事故を起こした都議が、「それでも頑張ってほしいという声があるのも事実」と辞職しないんだそうです。貰っている給料は全額NPO法人に寄付しますって、そういう問題ではないのですよ。無免許運転(かつて逮捕歴あり)、事故って逃げる、議会からの呼び出しに応じない、というのが許されて、クビにできないという「議員特権」を改めるべきなのですよ。なんで逮捕しない?、都の警察が「警察庁」です。その議員だから手を出さないのでしょうか。こういうのを悪質なドライバーというのではないのですか。国会議員から地方の市町村会議員までみんな、互助機関で、自分たちに有利な法律ばかり作って来たからこうなるのですね。

 弛緩した精神性という言葉を思い浮かべてしまいます。

 先日マッサージ師の方と話をしていました。バイクで、郊外の辺鄙な場所に住むお客さんのところに出動し、駐輪場所が無いので公道脇に止めていたら「駐禁」で切符を切られたそうです。往来の多い繁華街や商店街とか、乗用車ならまだしも、誰も通らないような田舎道で二輪車の駐車を捕まえるのはやりすぎでしょう。仕方なく、同じ人に次に呼ばれた時に自転車で行ったら今度はパンクし、帰り道を26千歩を自転車を押して帰ったそうです。正直者がバカを見るといいますが、真面目で順法精神を持った庶民がひどい目にあわされ、違法でもなんでも居直ってごねたら咎めなし、なんだかおかしな世の中になりましたなぁ。
コメント
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