植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

すべてはこれから 書道に片足をつっこむ 前編

2020年07月12日 | 書道
今月に入ってから、藤原先生の書道教室が再開し、これに合わせてついに、「作品作り」に取り掛かっております。
 書を志す人達、その目的はさまざまであります。書家になる、書道の師範になり書道教室を始める。高段者になる、書道展で賞を狙うというのもあるでしょうね。
 ワタシは、ただやりたい、字が上手になりたい、習字を一から勉強したい、という欲求のみで先生に付いたので、いまだ確たる目的もなく、黙々と稽古の毎日を続けて丸4年になりました。
 最初は楷書、行書などから学び、古典を手本に臨書する、半紙に延々と書いていきます。字の形、書き順、筆の運びを勉強し、手本の字を出来るだけ忠実に書き写すことが基本です。書き順が違っていると元の字のように書けません。筆を立て、筆先できちんと書かないときれいな字もカスレも出ません。ハライとかはねなどの筆先の使い方も教わりながら、何度も実践反復いたします。
 しかし、いくら書いてもまだこれは「お習字」の段階なのです。たまに書道展に出すことはあっても、臨書の域を出ることはなく、お稽古で良く書けたのに落款を書いてだしただけなのですね。

 それから、筆と紙、墨をさんざん集めました。
これも


 これも、みんなこれから始まる「作品」の作成のためであります。半紙も半切(条幅)もとっかえひっかえ書いてみて、筆と墨と字体との相性・かすれの出具合、滲み、などを試行錯誤してきたのです。

 そして作品作りにとりかかりました。これでようやく、はじめて「書道」と言えるステージなのです。原則としては「条幅(半切)」をベースにいたします。半紙が習字で半切が書道という意味ではありません(笑)
 買い集めた、条幅の書き方の古書を参考に、先生に言われたようにとりあえず書いてみました。実は、守るべきルールやしきたり、注意点などが山ほどあるんです。


これで、左が自己流で自宅で試し書きしたもの、右が先生に言われて書きなおしたものであります。
違いは歴然。
以下は、後刻(あるいは後日)となります。悪しからず。

 忙しいのです。予報では、晴れ間が出て雨が降らないのです。早くも「熱中症厳重警戒情報」がでておりますが、今日は貴重な一日なので、覚悟を決めて外仕事に徹する所存であります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする