すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

【サッカー日本代表】サッカーの6割はメンタルで決まる

2016-02-08 08:22:57 | サッカー日本代表
強い「心」が勝負強さを生む

 リオ五輪最終予選を戦ったU-23日本代表が「ここぞ」の場面で劇的なシュートをバシバシ決めまくるのを見て、「サッカーの6割はメンタルで決まるんだなぁ」と思い知らされた。

 ターンオーバーでいつ外されるかわからない。競争の激しいU-23日本代表は「出場チャンスをくれたらやってやる!」の思いが強い。それが堅固なメンタルの醸造につながった。

 その強い気持ちがシュートの場面でも生きた。「俺が決めてやる」の思いがシュートコースを決してブレさせなかった。「もし外したらどうしよう?」などと弱気になり、それがため中途半端なキックになってシュートをふかした選手なんて1人もいなかった。

 決定的な局面で絶対に萎縮せず、伸び伸び思い切ってシュートが打てた。

 どう考えても「技術」ならA代表のほうが上だ。だが強いメンタルのおかげで、彼らはああいう結果を出せた。「ここ」という試合を決める重要な局面で、衝撃的なファイン・ゴールを彼らは叩き込み続けた。

デキが悪くても外されないA代表

 翻ってA代表はどうか? 例えば香川と宇佐美は、どんなにデキが悪くても絶対に代表を外されない。結果、彼らのメンタル状態は、すっかり「ナアナア」になっているだろう。

「俺はデキが悪くても外されないな。なら、競り合うべきところで、ちょっとラクをするか」

 こういう精神状態になってもちっとも不思議じゃない。その結果、ズルズルと悪い状態を引きずってしまい、泥沼から抜け出せなくなる。「外される」というショック療法で、立ち直りの機会を得られない。昨年の代表での彼らの不振が、そっくりそのままそこに表れているような感じがする。

 監督のメンタル・コントロールがいかに大事か?

 メンタルの強い選手がいかに頼りになるか?

 強く思い知らされた最終予選だった。
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