すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

ブログを毎日書くとクリエイティブな思考が「クセ」になる

2008-02-15 10:23:35 | へっぽこ文章講座
■ブログを続けて書くことの効能は?

 前々回エントリの関連であれこれ記事を読み、面白いものをたくさん見つけた。

 たとえば前々回のエントリでは、ブログの更新頻度と人気の関係について書いた。その流れで「ブログは気が向いたときに書くのがいいか? それとも毎日書く方がいいのか?」を考察した記事が読めた。

 毎日書くことの効能がわかりやすく述べられていて興味深い。

一般論的にいえば、
「毎日書く」ほうが圧倒的にいいのではないか、と思う。(中略)

毎日書く、と決めることで、
「何を書こうか?」という目線で物事を見るし、
そこから先へ進むと、何かに触れた時に、
「これってこう書けるな」とか思えるようになる


そこが無意識にできるようになると、
どんどん書けるし、
今まで考えが及ばなかったところまで、
自分の思考がまわるようになる

だから、圧倒的に毎日書いたほうがいい、と思っている。

●じだらく『ブログは書きたい時に書け論 vs ブログは毎日書け論』
(強調表現は松岡による/途中で改行した)


 書くことは、思考することとイコールだ。ブログを毎日書くようになると、思考がクリエイティブに回り続ける状態になる。私の体験でいえば、書けば書くほど日を追うごとにアイデアや視点がますます湧いてくる。

 アウトプットするとリソースが枯渇するのではなく、逆に1回アウトプットするごとに「次」のイメージが浮かんでくるのだ。

■内なる締め切りが「書くこと」を自動化する

 また自分で締め切りを設定することの効果も大きい。別に毎日ではなく「2日に1回」でもいいし、「3日に1回」でもいい。とにかくパターンを作り、自分の中で締め切りを作るのがポイントだ。

 たとえば私は「超」がつくほど怠け者だ。だから「ブログは書きたいときに書けばいいんだ」なんて考えてると、永遠に書かなくなってしまう(本当の話だ)。

 つまり締め切りが文章を書かせてくれるのだ。

 もうひとつ理由がある。

 まず「毎日書く」とか「3日に1回書く」てな感じでパターンを決める。で、続けると、それがクセになるのである。

 同じパターンの行動を一定期間続けると、「やりたくない」という思考より先にカラダが勝手に動いてしまう。いい意味で行動が自動化される。これは心理療法のひとつである行動療法の原理に近い。(詳しくは文末の「関連エントリ」参照)

 ブログを書くことに限らず、「わかっちゃいるけどできない」ことって多い。特に私みたいに怠惰な人間にとって、「やらなければいけないこと」や「やったほうがいいけど続けにくいこと」が自動化できるってすごく大きい。

 私の体験では、早ければ3日目、遅くても1週間後くらいにヤマ場がくる。それを超えると自動化される。禁煙と同じだ。まずは1週間続けてみるのがコツである。

 てなわけで文末の「関連エントリ」にも書いたが、私は昨年12月に「毎日書いてみる実験」を一ヶ月続けてみた。効果はテキメンだった。創造的な思考やイメージが毎日湧くようになり、メンタル面でもいい意味での高揚感が続いた。

 で、年末年始をはさみ、今回は2月5日に「またしばらく毎日書いてみよう」と決めた。目下、10日間続いている。

「何かネタはないか?」と苦しむこともないし、「書くのが面倒くさい」なんて思うこともない。

 思考とカラダがかなり自動化されてきたようだ。

【関連エントリ】

『「クセをつけろ」があなたの人生を変える』
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3 コメント

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Unknown (YOSHI)
2008-02-15 15:46:39
前々回のエントリの内容には納得していないのですが、今回のエントリには同意です。私も怠惰な人間なので「最低隔日ペースで書く」というのを決めて、定期的に更新することにしています。(まだ4か月強ですが)なんとかブログを続けることができています。

また、書き続けると普段からブログのネタを探すように意識的に生活するようになる、という点についても同意です。

前々回のエントリに関しては、うまくダシにされて歪曲された感じだなぁ、という思いはあるのですが、このブログはRSSリーダーに登録して読んでいます。

「たかが学生」なのかもしれませんが、少し多くの人に引用されるエントリを書きたいと書きたいと思います。失礼します。




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Unknown (わち)
2008-02-15 16:53:21
面白い考え方ですよね。リンク先の「じたらく」さんのところも読みました。
僕もブログを持っているので、毎日更新するようにがんばります!また、ちょくちょく覗きにきます。
返信する
こんばんは (松岡美樹@管理人)
2008-02-15 23:32:03
こんばんは。
まとめレスで失礼します。

■YOSHIさん

> 前々回のエントリに関しては、うまくダシにされて歪曲された感じだなぁ、という思いはあるのですが

不毛な水掛け論は本意ではないですが……。
例のエントリの冒頭で、あなたはまずこうお書きになっています。

『はてなハイクがおもしろい理由は、評価される為の敷居が低いことが挙げられる。つまり、私のような無名の人でもおもしろいネタを出せば、きちっと評価されるっていうことだ。これが現在のブログの状況と大きく異なる』

つまり現在のブログの状況は、「『私』のような無名の人がおもしろいネタを出しても、きちっと評価されない」ということですね。

また、こうもお書きになっています。

『誰だって自分を肯定されたいだろう。自分のエントリを少しでも多くの人に読んでもらいたいだろう。(中略)でも現在のブログの状況はそうではない。エントリを書いても誰にも見られていない状況というのは本当に辛い。「Web2.0によって、一個人でも情報発信が可能になった」と様々な所で喧伝されているけど、結局私達大多数の無名な個人の声は届かないのが現状だ』

「Web2.0が騒がれているが、結局、大多数の無名の個人の声は届かない」とおっしゃいますが……本当にそうでしょうか? 

例えばブログやSNSが登場する前、紙媒体やテレビ、ラジオしか存在してなかった時代には、情報発信していたのはほとんどが「プロ」だけでした。

つまりその時代には「大多数の無名の個人」は、読まれるかどうか以前に、そもそも「情報発信すること自体、不可能だった」のです。今と比べれば大きなちがいでしょう。

もう一度、ご自分のエントリを推敲されてはいかがかなと思います。

■わちさん

はい。よろしくお願いします。
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