Eric Clapton - Tokyo 2025 - Nippon Budokan - 18 April, 2025
✳︎今回も日本武道館で公演するエリック・クラプトン(G)。これ今回の公演での動画です。80才とは思えないプレイを魅せている。
今回のベーシストは美味しさ絶頂期のネイザン・イーストだ
あのギターの神様、エリック・クラプトンが現在、ちょうど来日している。同行したベーシストはネイザン・イースト。いまちょうどトレトレで美味しい時期のプレーヤーだ。
まだあと最後、今月の26日(土)、27日(日)の両日に、日本武道館でのステージが残されている。
会場で実際に今回のライヴを観た誰かが、貴重なそのクラプトン来日公演を収めた冒頭の動画をアップしてくれていた。(どうか削除されませんように)
さて、まず第一の見どころは動画の33分頃だ。ベーシックなスロー・ブルースで聴かせるクラプトンのギターソロが超かっこいい。
クラプトン、もう80才なのにまったく衰えた様子がない。ちゃんとサボらず、練習してるんだなぁ。
でないとこんなふうには絶対、弾けない。
すごいー。
あのギターの神様、エリック・クラプトンが現在、ちょうど来日している。同行したベーシストはネイザン・イースト。いまちょうどトレトレで美味しい時期のプレーヤーだ。
まだあと最後、今月の26日(土)、27日(日)の両日に、日本武道館でのステージが残されている。
会場で実際に今回のライヴを観た誰かが、貴重なそのクラプトン来日公演を収めた冒頭の動画をアップしてくれていた。(どうか削除されませんように)
さて、まず第一の見どころは動画の33分頃だ。ベーシックなスロー・ブルースで聴かせるクラプトンのギターソロが超かっこいい。
クラプトン、もう80才なのにまったく衰えた様子がない。ちゃんとサボらず、練習してるんだなぁ。
でないとこんなふうには絶対、弾けない。
すごいー。
マリーナ・ショウの来日公演ではご老体のリズム隊がヘロヘロだった
ここで、ふと思い出したが……。
2009年に初来日したマリーナ・ショウ(Vo)が、彼女の不朽の名盤「Who Is This Bitch, Anyway」(1975年)のオリジナル録音メンバーであるデヴィッド・T・ウォーカー(G)とチャック・レイニー(B)、ハーヴィー・メイソン(Ds)という超・豪華な顔ぶれを率いて黄金カードが実現した時のことだ。
彼女はその後、同じメンツで数回、来日しており、私は2012年の時の来日公演を観た。
彼女はその後、同じメンツで数回、来日しており、私は2012年の時の来日公演を観た。
だがそのときはリズム隊の2人が、もう見る影もなく衰えてボロボロだった。
「あの雲の上のような名人が?」てな感じで愕然とし、「ああ、年を取ると、あんなに凄かったプレイヤーでも(個人練習しないと)技術レベルを維持できないんだなぁ、と実感したものだ。
余談だが、チャック・レイニーが上記アルバムに収録されている名曲「Street Walkin' Woman」の、あのビンビン飛び跳ねるような神ワザレベルの難しいフレーズを(以下のYouTube動画参照)彼はなんとツーフィンガーじゃなく「1本指」で弾いていたらしい。(本人のインタビューによる証言映像はこれ)
余談だが、チャック・レイニーが上記アルバムに収録されている名曲「Street Walkin' Woman」の、あのビンビン飛び跳ねるような神ワザレベルの難しいフレーズを(以下のYouTube動画参照)彼はなんとツーフィンガーじゃなく「1本指」で弾いていたらしい。(本人のインタビューによる証言映像はこれ)
Marlena Shaw - Street Walkin' Woman
✳︎歴史に残る名曲「Street Walkin' Woman」。こんな跳ねまくったベースライン、「1本指」で弾けますかねぇ?
ヒット曲「コカイン」で観客はもう総立ちに
さて、話を戻そう。本題のクラプトンだ。
かたやライヴの36分頃には、ネイザンのベース・ソロを導入部にし、アルバム『スローハンド』(1977年)に収録されている人気曲「コカイン」が始まる。お客さんはここでみんなワッと総立ちになり、客席で動画を撮ってるカメラの画面がもう見えなくなるw
ところがこの臨時カメラマンさんは、それでも挫けない。
カメラ前に立つお客さんの頭と頭の「間」を縫うようにして、機敏にエリックのギタープレイを捉え続けている。こうなるともう離れ業だ。
そういえば20年くらい前、私もクラプトンを観るために武道館へ行ったなぁ。私が観た回のベーシストは、あのウィリー・ウィークスだった。
彼はブラック・ピープル特有の粘着系のグルーヴ感がすごくて、ノリがねちっこい。地を這うように重たく、かつ躍動的だ。
なので私的には(クラプトンより)むしろウィリーの方が「MY神様」で、あのときは来日ステージで彼がその昔、あのダニー・ハサウェイの「Live」(1972年)で聴かせた有名なベースソロをそっくりそのまま披露していた。
個人的には狂喜乱舞したが……でも詰めかけた観衆は当然みんな、「クラプトンを観るため」に来てる人ばっかりだ。「これがあのウィリー・ウィークスの有名なベースソロだ」なんて誰も知らない。
そんなわけでもうぜんぜんまったく、あのウィリーのソロにお客さんの特別な反応はなかった。
そういえばその後、ウィリーの演奏は昔、東京・下北沢のライヴ・ハウスでも観たことがある。いまふと思い出した(遠い目)。
懐かしいなぁ。
ヒット曲「コカイン」で観客はもう総立ちに
さて、話を戻そう。本題のクラプトンだ。
かたやライヴの36分頃には、ネイザンのベース・ソロを導入部にし、アルバム『スローハンド』(1977年)に収録されている人気曲「コカイン」が始まる。お客さんはここでみんなワッと総立ちになり、客席で動画を撮ってるカメラの画面がもう見えなくなるw
ところがこの臨時カメラマンさんは、それでも挫けない。
カメラ前に立つお客さんの頭と頭の「間」を縫うようにして、機敏にエリックのギタープレイを捉え続けている。こうなるともう離れ業だ。
そういえば20年くらい前、私もクラプトンを観るために武道館へ行ったなぁ。私が観た回のベーシストは、あのウィリー・ウィークスだった。
彼はブラック・ピープル特有の粘着系のグルーヴ感がすごくて、ノリがねちっこい。地を這うように重たく、かつ躍動的だ。
なので私的には(クラプトンより)むしろウィリーの方が「MY神様」で、あのときは来日ステージで彼がその昔、あのダニー・ハサウェイの「Live」(1972年)で聴かせた有名なベースソロをそっくりそのまま披露していた。
個人的には狂喜乱舞したが……でも詰めかけた観衆は当然みんな、「クラプトンを観るため」に来てる人ばっかりだ。「これがあのウィリー・ウィークスの有名なベースソロだ」なんて誰も知らない。
そんなわけでもうぜんぜんまったく、あのウィリーのソロにお客さんの特別な反応はなかった。
そういえばその後、ウィリーの演奏は昔、東京・下北沢のライヴ・ハウスでも観たことがある。いまふと思い出した(遠い目)。
懐かしいなぁ。