すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

【ラ・リーガ 22/23 第33節】久保が決勝弾、Rマドリーを粉砕する 〜レアル・ソシエダ 2-0 レアル・マドリード

2023-05-03 11:13:22 | その他の欧州サッカー
久保、シーズン日本人最多得点記録を「8」に塗り替え

 レアル・ソシエダがラ・リーガ第33節で日本時間3日、レアル・マドリードをホームに迎えて対戦した。久保建英が試合を決める決勝弾を上げ、2-0でソシエダが圧勝した。

 フォーメーションはともに4-3-3。ソシエダの最前線は右から久保建英、スルロット、オヤルサバル。中盤左にダビド・シルバ。一方、マドリーの3トップはアセンシオ、マリアーノ・ディアス、ロドリゴだ。

 ソシエダは立ち上がり、積極的にハイプレスで入った。ブロック守備は4-2-2で対応する。一方のレアルはミドルプレスだ。この試合に対する両者の姿勢がよく現れている。

 両チームとも最終ラインからていねいにパスをつないでビルドアップし、ボールを保持しポゼッションする。サッカーのスタイルを大きく2つに分ければ、両チームとも似たタイプといえる。スペインのサッカーらしく、ゆったりとボールを繋ぐスタイルだ。

後半2分、久保が先制弾を放つ

 前半は両者無得点に終わり、勝負は後半へ。同2分。右サイドでボールを持ったミリトンがスルロットにハイプレスを受け、GKクルトワにバックパスした。だがミリトンは足を滑らし、このパスがミスになりボールはクルトワの横を素通り。これに久保が鋭く詰め、左足で無人のゴールへ叩き込んだ。

 続く同16分。マドリーのカルバハルがムニョスに危険なタックルをし、この日2枚目のイエローカードを出され退場処分になる。これでソシエダが絶対的有利に立った。

 10人になったマドリーは守備時4-4-1で対応。ソシエダの選手がボールを持つと、なんとハイプレスに行く。だがこれで陣形を広げられ、ますます不利になる。ソシエダが盛んにセカンドボールを拾っている。

 すると後半40分。ダビド・シルバが美しいダイアゴナルな浮き球のパスを出す。これを途中出場していたソシエダのバレネチェアが受け、右足でルーカス・バスケスの股を抜くゴールを決めた。2-0、ソシエダの勝利だ。

 久保は今シーズン8点目になる2試合連続ゴールでシーズン日本人最多得点記録を更新し、二ケタ得点も見えてきた。かたやチームは2連勝となり、チャンピオンズリーグ出場圏内の4位をキープした。

久保「僕は来季もソシエダにいる」と宣言

 これに先立ち、前日の会見でRマドリーのアンチェロッティ監督は「久保を獲得するか?」というメディアの質問に対し、「もちろん観察はしているよ。だが仮に獲得しても久保のポジションはない」という趣旨の発言をしていた。

 この日の久保のゴールはこのアンチェロッティ発言に対する強烈なアンチテーゼともいえ、事実、試合後の記者会見で、久保はハッキリ「僕は来シーズンも100%、ソシエダの選手です」と明言している。

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