叩きやすい選手だけを叩く腐ったマスコミ
ロシアW杯アジア二次予選のシンガポール戦、カンボジア戦に向けた日本代表メンバーが発表され、MFの柴崎が代表から外された。
彼が外れた理由は、おそらく「遠藤航(湘南ベルマーレ)をどうしても入れたい」というのがひとつ。そしてもうひとつは「柏木陽介(浦和レッズ)をもう少し見たい」ということだろう。
ところが柴崎の落選に勢いづいたマスコミは、「イラン戦での柴崎は相手のプレッシングに押されて何もできなかった」などと試合直後に続き、またもやデマを流しはじめた。
いったい彼らはどこに目をつけているのか?
私はあのクソつまらないイラン戦の映像を、暗記するほどくり返し何度も見た。
だが柴崎はむしろ前にできたスペースに走りこむ武藤にスルーパスを出すなど、きっちり機能していた。それだけでなく他の選手のように短い横パスに終始するのでなく、ロングボールで一発を狙う意図もしっかりもっていた。
一方、守備面でも彼はイランのボールホルダーに積極的にプレスをかけまくっており、勢いあまってそれらが全部ファウルになってはいたが(笑)、それなら「柴崎はプレスの掛け方が下手だ」とはいえても「相手のプレッシングに押されて何もできなかった」なんてデマもいいところだ。
彼は決して「デキがよかった」とはいえないが、相手との接触プレイをイヤがって避けていた香川や宇佐美などとは違い、少なくとも柴崎は闘っていた。
しかもマスコミが非常に悪質なのは、イラン戦で完全に消えていたその香川と宇佐美をまったく叩かないことだ。そのかわりに柴崎がスケープゴートにされている。
要は叩きやすい選手だけを叩くマスコミの卑怯きわまりない悪質な手練手管である。
香川は日本のエースだ。彼のコメントが取れれば大見出しにでき、飛ぶように売れる。だからヘタに香川を叩いてヘソを曲げられ、「あの媒体には二度とコメントしないぞ」などとなっては商売あがったりだ。
そこで香川のようなビッグネームの批判は避け、柴崎のようなこれからの若者をバッシングする。いやそれだけでなく、香川を叩けないのはおそらくスポンサーとの絡みもあるのだろう。
つまり香川は完全にアンタッチャブルな存在になっているわけだ。
こういう批判できないタブーをいったん作ってしまうと、本人はもう何でもありになる。調子が悪かろうと、試合でデキが良くなかろうと、外部からは何も言われなくなる。本人はラクなものだ。
これでは健全なサッカー・ジャーナリズムなど日本に根付かない。
それだけでなく、選手は外部から問題点を指摘されて初めて気づくものだ。批判されてはじめて、自分の欠点を修正できる。それにより進歩していく。加えて批判されるプレッシャーにさらされ、それに打ち勝つことでメンタルが磨かれ大選手になっていく。
つまり健全な批判なくして日本のサッカーは強くならない。
にもかかわらず現状はどうか?
このマスコミの腐ったナアナア体質がなくならない限り、日本がW杯の決勝トーナメントの常連になるなど夢のまた夢だろう。
ロシアW杯アジア二次予選のシンガポール戦、カンボジア戦に向けた日本代表メンバーが発表され、MFの柴崎が代表から外された。
彼が外れた理由は、おそらく「遠藤航(湘南ベルマーレ)をどうしても入れたい」というのがひとつ。そしてもうひとつは「柏木陽介(浦和レッズ)をもう少し見たい」ということだろう。
ところが柴崎の落選に勢いづいたマスコミは、「イラン戦での柴崎は相手のプレッシングに押されて何もできなかった」などと試合直後に続き、またもやデマを流しはじめた。
いったい彼らはどこに目をつけているのか?
私はあのクソつまらないイラン戦の映像を、暗記するほどくり返し何度も見た。
だが柴崎はむしろ前にできたスペースに走りこむ武藤にスルーパスを出すなど、きっちり機能していた。それだけでなく他の選手のように短い横パスに終始するのでなく、ロングボールで一発を狙う意図もしっかりもっていた。
一方、守備面でも彼はイランのボールホルダーに積極的にプレスをかけまくっており、勢いあまってそれらが全部ファウルになってはいたが(笑)、それなら「柴崎はプレスの掛け方が下手だ」とはいえても「相手のプレッシングに押されて何もできなかった」なんてデマもいいところだ。
彼は決して「デキがよかった」とはいえないが、相手との接触プレイをイヤがって避けていた香川や宇佐美などとは違い、少なくとも柴崎は闘っていた。
しかもマスコミが非常に悪質なのは、イラン戦で完全に消えていたその香川と宇佐美をまったく叩かないことだ。そのかわりに柴崎がスケープゴートにされている。
要は叩きやすい選手だけを叩くマスコミの卑怯きわまりない悪質な手練手管である。
香川は日本のエースだ。彼のコメントが取れれば大見出しにでき、飛ぶように売れる。だからヘタに香川を叩いてヘソを曲げられ、「あの媒体には二度とコメントしないぞ」などとなっては商売あがったりだ。
そこで香川のようなビッグネームの批判は避け、柴崎のようなこれからの若者をバッシングする。いやそれだけでなく、香川を叩けないのはおそらくスポンサーとの絡みもあるのだろう。
つまり香川は完全にアンタッチャブルな存在になっているわけだ。
こういう批判できないタブーをいったん作ってしまうと、本人はもう何でもありになる。調子が悪かろうと、試合でデキが良くなかろうと、外部からは何も言われなくなる。本人はラクなものだ。
これでは健全なサッカー・ジャーナリズムなど日本に根付かない。
それだけでなく、選手は外部から問題点を指摘されて初めて気づくものだ。批判されてはじめて、自分の欠点を修正できる。それにより進歩していく。加えて批判されるプレッシャーにさらされ、それに打ち勝つことでメンタルが磨かれ大選手になっていく。
つまり健全な批判なくして日本のサッカーは強くならない。
にもかかわらず現状はどうか?
このマスコミの腐ったナアナア体質がなくならない限り、日本がW杯の決勝トーナメントの常連になるなど夢のまた夢だろう。