工場長の製作日誌

模型製作記録とか辺境の記録とか

生田のバス停

2014-06-06 21:42:55 | 日記
久しぶりに早く帰れたので先週の日記を・・・
梅雨入り前の夏のような様子です。

松川町の天竜川の東岸(竜東)の旧生田村エリア
それを貫くように走る県道松川大鹿線
その名の通り大鹿村へ続く道
・・・なのですが、途中土砂崩れにより昨年より「当面の間」通行止め。大鹿村へはいけません。
大鹿村へ行くには、「酷道」152号線を除いてはこの道と、松川インター大鹿線の2本しかないのに・・・
もっとも「インター」が付く方の道がメインルートなのですけどね(笑


生田地域は標高の割に山がち(というか山しかない)で、その割に奥まで集落が点在していてお気に入りの風景がたくさんあります。
そんな中から小さなバス停をご紹介。




まずは「隧道口」バス停。
隧道(ずいどう)=トンネル ですが、これはあまり定着してない日本語ですね・・・
何も調べずテキトーに書きますが、近代以前はトンネルの事は「洞門」なんて呼んでいたと思いますので、明治時代に生まれた日本語かと思いますが、多分死語になる以前に一般化しなかったんじゃないかなと・・・
ちなみに近代以前は「人が通るトンネル」ってのは殆ど無くて、水を通すための「水路トンネル」が殆どです。

まぁそんなのどうでも良くて、このバス停も「ずいどう口」とひらがな標記になっています。



まさかこんな所に座って待っている人はいないと思いますが・・・なんともいい雰囲気の待合室



そして、道を登ってきて左カーブの途中に飛び込んでくるこのロケーションが最高です。

・・・おニューのカメラ、影が完全に黒潰れしちゃうのが欠点ですね・・・まぁそれを活かせばいいんでしょうけど。
やっぱり一眼の方が強いですね←持ってるんだし使え

右に分岐した道の先にはバス停名の由来だろう「隧道」が影に潜んでいます。



その名も「柄山隧道」
なんでも昭和ヒトケタ代に素掘り隧道として既に存在していたようです。
この奥には小さな集落があり、このバス停が門、トンネルが玄関への道といった具合でしょうか?


県道は更に山を登り、一番てっぺんの「峠」集落から転がり落ちるように降りると大鹿村。
ちなみに降り切ったあたりで土砂崩れが発生しており、現在峠にバリケードがありそれより先は通行止。。。

その峠にある終点のバス停ではバスが出迎えます。



バスは詳しくないのですが「バス窓」が年代を物語っています。



ウインカーがおしゃれです。



休日運休のバス停。
このバスはもはや毎日が休日なのでしょう・・・


以上、名前も風景もお気に入りのバス停でした。