ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

本庄池本堤

2017-06-22 11:24:50 | 福岡県
2017年6月16日 本庄池本堤
 
本庄池は福岡県京都郡みやこ町にある灌漑用アースダムで戦争を挟んで建設工事が続き終戦直後の1946年(昭和21年)に竣工しました。
本庄池は本堤および2基の副堤によって形成され周辺約420ヘクタールの水田の灌漑用水源となっています。
本庄池一帯は県の水環境整備事業により『犀川公園(本庄池公園)』として整備され、貯水池を巡る約3.5キロの遊歩道や親水公園、浮き桟橋、野鳥観察小屋などが設置され、釣りやバードウォッチングのスポットとしても知られています。
 
平成筑豊鉄道田川線犀川駅から県道239号を南下、上本庄交差点を右折すると左手に犀川公園入口が現れます。
地図の赤線が本堤、茶色線が副堤1号、緑線が副堤2号となっています。
 
公園入口にある案内板。
 
まずは本堤から見学をしてみます
左岸にある竣工記念碑。
 
竣工記念碑のそばには斜樋があります。
本庄池には取水設備が複数あり、ここで取水された水は本庄池東部に広がる水田に供給されます。
 
本庄池は総貯水容量160万立米と溜池としては大規模な部類です。
 
天端からの眺め
ちょうど東向きになります。
 
天端は車両通行可能。
 
本堤は堤頂長429メートルとかなり長く、中央で屈曲して『L』字型になっています
上流面はコンクリートで補強、左奥に見えるのが副堤1号です。
 
副堤1号をズームアップ。
 
左岸から上流面
ここから見ると『L』字になっているのがよくわかります。
 
最後に下流面。
 
そういえば本庄池には洪水吐が見当たりませんでした。
 
2397 本庄池本堤(1020)
福岡県京都郡みやこ町犀川本庄
今川水系喜多良川
19.2メートル
429メートル
みやこ町 
1946年


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