ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

相刈溜池

2020-12-14 00:41:10 | 山口県
2020年11月23日 相刈溜池
 
相刈溜池は山口県下関市吉見上の西田川水系左支流(河川名未確認)にある灌漑目的のアースフィルダムです。 
ダム便覧によれば1886年(明治19年)に山口県の事業で竣工とありますが、詳細は不明です。
現在も受益農家組織が管理しているようですが具体的な管理者名を確認することはできませんでした。
 
県道244号線から吉見温泉センター横を右折すると相刈溜池に到着します。
ダム便覧の諸元では堤高15メートル、堤頂長56メートルとなっています。
堤体の草は若干伸びていますが、天端は草刈りが行われているので管理はちゃんと行われているようです。
 
総貯水容量2万2000立米の本当に小さな溜池。
 
左岸から。
 
左岸に余水吐があります。
 
導流部上部はコンクリート施工されていますが、すぐ下は自然の川。
 
導流部を下流から見上げるとこんな感じ。
 
上流面中ほどに池栓があります。
 
一応コンクリートで補強されていますが、漆喰管に止水栓は昔ながらの木栓。
 
上流面は写真のように崩壊。大丈夫かい?
 
コンクリートの護岸が崩落しています。
大きめの地震が来たらちょっとヤバいんじゃない?
 
手入れされている天端を見るといまだに現役のようですが、上流面の崩落が非常に気がかりです。
底樋は確認しませんでした。
 
2007 相刈溜池(1599)
ため池コード 352010471
山口県下関市吉見上
西田川水系左支流
15メートル
56メートル
22千㎥/22千㎥
管理者未確認
1886年


コメントを投稿