ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

山口ダム

2017-06-21 13:24:56 | 福岡県
2017年6月16日 山口ダム
 
山口ダムは福岡県京都郡苅田町にある灌漑用アースダムで福岡県の事業で1996年(平成8年)に整備され、苅田町土地改良区が管理を行っています。
 
苅田町中心部から県道64号を西進、殿川ダムを過ぎ京都トンネルを抜けると眼下に山口ダムが見えてきます。
 
左岸路肩に車を止めてダムを見学します。
堤頂長は475メートルとかなり長く、堤体は2か所で『へ』の字型に屈曲しています。
上流面はコンクリートブロックで補強されています。
 
ダム下流は扇状地になっており水田が延々と続きます。
 
総貯水容量は80万立米
山の向こう側は石灰岩の採石場です。
 
貯水池北岸にある取水設備。
 
堤頂を歩き右岸までやってきました
洪水吐が見えます。
 
右岸から見た上流面。
 
洪水吐導流部。
 
洪水吐。
 
堤体直下から
向かって左手は洪水吐、建物は利水放流設備のようです。
 
堤頂長475メートルと灌漑用アースダムとしてはかなり長い堤頂のダムです。
かつてはバス釣りスポットとして有名だったようですが、今は釣り禁止となっています。
 
追記
山口ダムは洪水調節容量を持たない利水ダムですが、治水協定により豪雨災害が予想される場合には事前放流により新たに洪水調節容量が確保されることになりました。
 
2435 山口ダム(1017)
福岡県京都郡苅田町山口
北緯度分秒,東経度分秒
DamMaps
長峡川水系箕田川
24メートル
475メートル
 
苅田町土地改良区
1996年
◎治水協定が締結されたダム


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