ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

大内ダム

2017-12-07 02:14:28 | 香川県
2017年11月25日 大内ダム 
 
大内ダムは香川県東かがわ市水主の与田川水系様松川上流部にある香川県土木部が管理する多目的重力式コンクリートダムです。
建設省(現国交省)の補助を受けて建設された補助多目的ダムで、様松川および与田川の洪水調節、安定した河川流量の維持と既得取水権への用水補給、旧大内町への上水道用水の供給を目的として1966年(昭和41年)に竣工しました。
 
ダム湖一帯は大内ダム公園として遊歩道などが整備され桜の開花時期には多くの花見客でにぎわうようです。
右岸上流から
ダム左岸に管理事務所、その手前に巡視船繋留用の浮桟橋があります。
 
浮桟橋。
 
竣工記念碑
香川県営ダムではおなじみ、戦前風の立派な石碑。
 
下流面。
ゲートピアには香川県営ダムでよく見られる螺旋階段。
 
天端から見下ろすと
左奥は浄水場、手前が洪水吐減勢工、右手に利水放流設備、右奥は既得水利権向け灌漑用ゲート。
 
総貯水容量はちょうど100万立米
ダム湖を一周する遊歩道が整備され一部は『四国のみち』ハイキングコースになっています。
 
天端はゲート部分がクランクになっています
取水設備は半円形。
 
右岸から上流面。
 
ダム下から
手前は放流設備。
 
面に張り出したクレストにローラーゲート1門あり頭上に大きなゲート操作室が乗っています。
これは同じ香川県営の大川ダム前山ダムとそっくり。
 
ダムカードは管理事務所玄関に置かれ『ご自由にどうぞ』というスタイル。
四国ダム堰堤88箇所巡りの判子も管理事務所入り口にありました。
 
2179 大内ダム(1199
香川県東かがわ市水主
与田川水系様松川
FNW
26メートル
121.2メートル
1000千㎥/904千㎥
香川県土木部
1966年


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