ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

赤三調整池

2018-12-03 08:04:01 | 群馬県
2018年11月24日 赤三調整池
 
赤三調整池は群馬県利根郡みなかみ町の利根川水系赤谷川にある東京発電(株)が管理する発電目的の重力式コンクリートダムです。
東京発電は1928年(昭和3年)設立の姫川水力を起源とする東京電力の100%出資子会社で、主として中小水力発電やクリーンエネルギーを手掛け中小水力発電においては日本のトップ企業です。
利根川支流の赤谷川では豊富な水量に着目して昭和30年代から電源開発が進められ、源流部では東京発電が、下流では群馬県企業局が発電事業を手がけました。
赤三調整池は赤谷川第三発電所の取水ダムとして1961年(昭和36年)に竣工し、ここで取水された水は約1.7キロの導水路で同発電所に送られ最大2400キロワットの水路式発電を行っています。
 
猿ヶ京温泉から県道270号を北上し川古温泉の標識に従って左折、赤谷川に出るとさらに左折すると赤三調整池に到着します。
ダム下は木々が茂り撮影はこれが精いっぱい。
釣り師がつけたと思われる河原へ下りる赤テープがありましたが、今回は腰痛で下りれる自信がなかったので自重しました。
 
 
天端は立ち入り禁止
立ち入り禁止の警告板の多いこと。
 
上流面
放流設備はローラーゲートが2門。さらに奥に土砂吐があるようです。
 
赤谷川第三発電所への取水口。
 
ダムが国交省と群馬県の河川管理境界になっています。
 
ダムの近くには某アニメでも登場した千葉市民高原千葉村があります。
来年からみなかみ町に移管されるため高原千葉村としての営業は年内いっぱいだそうです。
 
 
3584 赤三調整池(1425)
群馬県利根郡みなかみ町相俣
利根川水系赤谷川
17.1メートル
27.2メートル
26千㎥/24千㎥
東京発電(株)
1961年


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