晴走雨楽(せいそううがく) 風の又三郎

晴れている日は山やロードを走り、雨の日は音楽や楽器演奏しています。風の吹くまま、気の向くまま・・・。

マーチンギター D-76(1976年製 アメリカ建国200年モデル)の紹介【追記】 1020

2016年02月07日 14時50分08秒 | 音楽・楽器
■本日(2016/02/07<日>)は、先日購入した「マーチンギター D-76」を紹介します。
 
★追記:2022.01.12 リンク更新
★追記:2022.02.05 委託販売追加 
 
■マーチンギター D-76(1976年製 アメリカ建国200年モデル)の紹介
○そろそろ「これだ!」という生涯の1本をみつけたい、との思いがあり、
「一生モノのアコギ(アコーステックギター)」を探していた。


○メーカー機種や年代等の選定はこの記事を参照して下さい。

「一生モノのアコギを探す」見つけた!

○そして出物があり、ついに購入。

「マーチンギター D-76(1976年製 アメリカ建国200年モデル)購入

○購入後、マーチンギターの掃除やブラックケースの補修を行う。

「マーチンギター用ブラックハードケース補修」



◆マーチンギター D-76
1976年、アメリカ建国200周年を記念して1976本製作された限定モデル。
当時の最高峰モデルD-45のトップとD-35と同じ3ピースバックデザインを組み
合せ、イーグルインレイと星のポジションマークをデザインされている。
限定製作で、当時のD-45(80万円)とほぼ近い販売価格(70万円)であった。
ボディの中にはこのことを記したプレートと、シリアル・ナンバーの他に、
このD-76のナンバーも刻まれているという代物だ。





シリアルナンバー  376176
D76シリアルナンバー  1576本目/1976本中
製造年         1976年製(2016年時点 40年経過)
購入店         東京 御茶ノ水楽器店街 RimMShot(リムショット)
購入日         2016年1月30日(土)
購入金額       370,000円 (税込 399,600円) 約40万円
             中古(ヴンテージ品)

※このギター(ハードケース含む)は、委託販売品。

因み、2か月前にBlue-G (ブルーG)にて、360,000円で売り出されていたギター。


▼ハードケース
ブラックケース MARTINのエンブレムは凹凸なし
KAWASEのステッカーが貼ってある。
(健康のため楽器の弾きすぎに注意しましょう(笑))

ハードケースを開けると、茶色のビロード



▼ギター本体、大きな傷や凹みもなく、総体的に綺麗。


▼ヘッドストック / ブランドロゴ
ギターメーカーの特徴であるヘッドとロゴマーク(デキャル/デカ-ル)
MARTIN スクリプトロゴ&カスタムヘッドインレイ
アメリカの象徴ともいうべき白頭鷲(イーグル)がパールインレイされている。

ナット材はアイボリー「象牙」


▼指板 / インレイ
エボニー指板
ポジションマークの星(スターインレイ) 1、3、5、7、9、12、15、17、19フレット

独立時の13の州を表して星のインレイ

リフレットされている。

▼表板 / トップ
プレミアムシトカ・スプールス(綺麗、目が揃っている)
バインディングはボルタロン


▼ロゼット
サウンド・ホールの回りの装飾、ヘリングボーンロゼッタ。


▼ブリッジ
弦の振動をボディーに伝える
エボニー・ブリッジ、アイボリーのサドルは、別の材質に交換されている。
ブリッジピンは飾りドット
ブリッジピン・ホールの弦ガイド(切れ込み)あり

○ブリッチピンをよく確認するとアイボリー「象牙」に交換され、光の角度
によりキラリと光る。
 

▼ピックガード
ギターメーカーの特徴である、ピックガード
ピックで弾いたときにトップの傷がつくのを防止する。
べっ甲柄に交換されている。

○ピックガードをよく確認すると「本べっ甲」
(鼈甲のピックやフインガーピックの光沢、質感が同じ)


▼エンドピン / ボルタレン
白のストラップとエンドピンは白色に黒色のドット


▼側板 / サイド
プレミアムインディアン・ローズウッド(非常に綺麗)


▼ヘッド裏 / チュナー
ダイヤモンドヴォルートなし
オリジナルグローバーのロトマチック102C
カワセ楽器のギャランティーシール


▼ネック
マホガニー

ネックヒールキャップ部にストラップピンが打ってある。


▼裏板 / バック バックストリップ(これも綺麗)
インディアン・ローズウッド 、バックストリップ
3ピース、ヘリングボーン。


▼ネックブロッグ



プレート
・建国200年記念
・リミテッド エデション (限定版)
・モデル(型番) D-76
・1976年モデル連番 1576本目 / 1976本中
・シリアルナンバー  376176
○燦然と輝くゴールドプレート



▼側面内側の補強材の布テープ

○内部をスマフォで撮影
 




▼トップ、サイド、バック(非常に綺麗 厳選されたプレミアムグレード)




▼質量
2,200g(家のヘルスメーターで計測)


★さて、肝心な音ですが、その前に各楽器店のD-76情報を参考に。
○ウッドマン:音は適度に乾いたレスポンスの良い箱鳴りで、低音の音感と
伸びがあり、かなり鳴る。
○THE中古楽器屋:D35に近いダイナミックなサウンドが魅力的で、特に高音
のサスティーンが心地よい。
○アコギ基地(栃木県):D76は音の良い物がさすがに多い。
D76は音が約束されている。
○リムショット:D35と比べると煌(きら)びやかで高音弦の音抜けも美しい。
40年の時間の経過、また弾きこまれている。新品にはない乾いた音質で
味わいがある。

★ミュージシャン
参考に スピッツの「草野マサムネ」インタビュー記事
Martin Players' TIME (音に導かれた旅) 2013年5月27日発行

自分の中で求めている音はマーティンだという結論に、もう達しているので。

D-76は鳴りが一番理想に近かった。音も大きくて。



★早速、弦(マーチン ライトゲージ マーキス)をセットして弾く。


●私の稚拙な表現ですが、

べっ甲ピックで力強く弾く。
音が大きくて、弦だけでなく胴から鳴っている。
開放弦の6,5弦がブルブルと振動して、音量が大きくしかも音質も心地よい。

スリーフインガー、アルペジで弾く。
軽いタッチでも立ち上がりの音が良い。

長年、D-28を弾いているが、全然(レベル)違う、素晴らしい音。
低音も高音も、音量も、弾き方によって自在にコントロールできる。


●いい楽器は自分で納得して(苦労して、情報やお金も含め)買わないと、
やっぱり愛着の度合いが違う。良い楽器(ギター)に巡り合った。


★購入したばかりですが、ギターは大事に使うと100年以上の寿命を
持たせることが出来ます。
そのため、私の代で、ある一定期間使用して、次の代に引き継ぐことと
なります。
その日が来るまで 「よく弾いて、しっかり磨いて行こう」。

★★★「弾きこむ度に魅せられて、マーチンD-76への愛着は深まるばかり」


2016.02.13追記
【音源】
フォーク音楽同好会にて、弾きましたので視聴して下さい。

・ボーカルや演奏がヘタですので「音量や音質・鳴りを」メインに。

○せんこう花火 カバー / よしだたくろう


・3人でアコースティックバージョン「音量を」

○どうしてこんなに悲しいんだろう / よしだたくろう


・女性ボーカルとデュエット(丸太小屋にて)


○僕の胸でおやすみ / かぐや姫




【エレアコ版】



○あの素晴しい愛をもう一度 / 加藤和彦と北山修

◆ギターコレクション

★2018.08.12

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12 コメント

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Unknown (しばしば)
2016-02-07 19:14:51
70年代の28と全然レベルが違うとは!!!
76の中でもかなり当たりの76に出逢えたようで
羨ましい限りです。
返信する
Unknown (晴走雨楽 風の又三郎)
2016-02-07 19:55:56
<色:#000000>>しばしばさん
先ほどはRの件で失礼しました。

今、ちょっと夕食前に弾きましたが(また再開しますが)、
開放弦の、「せんこう花火(よしだたくろう)」
Eからは始まるコードストーク(べっ甲ピック)を弾くと
6、5弦がビンビンと響き、大きな音が響き、酔いしれて
いました。やめられません(笑)。

しばしばさんの言うと通り、グレードに加え、弾きこまれ
ていたのでしょう。

それと、トップやサイド、バックをの写真を見ていただいた
と思いますが、傷もなく、総体的に綺麗なギターです。
良いギターに巡り合いました。
本当に感謝しています。
</色>
返信する
Unknown (がめラ)
2016-02-09 10:12:42
晴走雨楽 風の又三郎さん、おはようございます。

良いギターに巡り会えるのは、良い師匠に出会えると同じ感じだと思います。
その人に本当に必要なとき巡り会う。その通りだと思います。
音楽とともに人生を豊かにしてくれる素晴らしいギターですね。
返信する
Unknown (akogi305)
2016-02-09 22:48:59
この雑誌(フォークギター教室)とカタログ持ってますよ~!
懐かしい広告ですね(笑)
羨望の眼差しで広告やカタログを見てたっけ…
当時の楽器店は、マーチンなど数本しかなく、D-76は店で見たこともなかったですね~。
返信する
Unknown (晴走雨楽 風の又三郎)
2016-02-09 23:18:44
<色:#000000>>がめラさん
コメントありがとうございます。

巡り合い、導びかれたのでしょうか・・・。
そうですね、出勤前にギターケースから出して眺め、
帰宅後は、直ぐに弾いています(笑)。
まさに人生が豊かなります。

今日は、D76とD28を弾き比べましたが、
いや~、本当に違います。

当分は楽しめそうです~♪</色>
返信する
Unknown (晴走雨楽 風の又三郎)
2016-02-09 23:39:05
<色:#000000>>阿漕さん
コメントありがとうございます。

お~、雑誌やカタログを持っていますか!
そうですね、楽器店の奥のショーウィンドに
マーチンギターが鎮座していました。

1976年のD76は70万円!、正に高嶺の花で
プロの世界感でしたが、時が流れ、私でも手に入
れることが出来るのは「僥倖」です。</色>
返信する
Unknown (RW)
2016-02-11 06:20:04
アコギに関する造詣の深さに本当に感心します!ギターもこれだけ愛されていると楽器冥利につきますね。
グレン・フライ訃報に接し「イーグルス」の歴史をあらためて紹介しました。今回は黎明期(1972~74)デビュー盤「テイクイットイージー」とまさにアコギ、カントりーロック全盛の時のイーグルです。
返信する
Unknown (丸に橘)
2016-02-11 18:28:40
これだったんですか~。
ついに入手ですね。
先超されました。(笑)
70年代なのにブルーケースではなかったんですね。
しかし、かの有名なD-76。
石川鷹彦さんも持っているという。
丁寧なレビュー、いつもすばらしいですね。

いずれ私もMartin D-28 1962!
いつになることやら。(笑)
返信する
Unknown (晴走雨楽 風の又三郎)
2016-02-11 20:58:59
<色:#000000>>RWさん
コメントありがとうございます。

「D76」は、十分期待に応えてくれました。
いや~、驚くほどの結果を。
楽器への愛着は人生を豊かにします。

「イーグルス」記事を見なす~♪</色>
返信する
Unknown (晴走雨楽 風の又三郎)
2016-02-11 21:37:27
<色:#000000>>丸に橘さん
コメントを待っていましたよ~(笑)
業務多忙かインフルエンザにでもかかったのか
と思っていました。
(年度末の追い込みでしたか・・・)

かいつまんで、説明すると。

●マーチンD-76に至るまで経緯やストーリー(笑)は、
お分かりになったと思います。

●出物の出会いは、”しばしば”さんの電撃な情報
提供による電光石火(古い~)のホールド。
リムショット(楽器店)での5分間の試奏で購入を決定。
その時、店長がHPでアップ後、1日置いてからの
Jギターに情報公開(直ぐに売れるので)とのこと。

●帰宅後、ハードケースを開けると、この状態では
「D-76」は可哀想と思い、直ぐに清掃や補修を行う。

●その後、弦をセットして、ジャラン~♪、と弾くと
驚くような結果を「D-76」は応えてくれました。

●今後は、如何に他のギター(マーチンD18,D28やヤマハ
FG350,CPX1000)を平等に弾くかが課題です。

★さて、丸に橘さんの「一生モノのアコギ」購入に向けて
頑張って下さい~♪</色>
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