
先週の日曜日に、『モリー先生との火曜日』という舞台を観てきました。
以前、とある本を読んでいたら、そこに、
“一生のうちに「ライフイズビューティフル」の映画と、「モリー先生との火曜日」の本には触れたほうがいい”
みたいなことが書いてあったんです。
今までなかなか本を読めないでいたのですが、舞台があるということで観に行かせていただきました。
キャストがまたとても豪華で・・!
光枝明彦さん、吉原光夫さん、土居裕子さんのお三方に、ピアノが小原孝さん、バイオリンが真部裕さん。
俳優さんはお三方ともバリバリのミュージカル俳優さんなんですけど、この作品は“音楽朗読劇”で、朗読にピアノとバイオリンの美しい音色が重ねられるという、とても美しい世界でした。
ALS(筋萎縮性側索硬化症)という難病に侵されたモリー先生と、その教え子ミッチ・アルボムの間に行われた、たった2人だけの授業を描いた作品。
死を目前にしながらも悲観することなく「人間らしく生きる」ことの大切さをミッチに語る、そんなお話です。
(あ、この授業がいつも火曜日に行われるので「モリー先生との火曜日」っていうタイトルがついています。)
「何でも質問して」と言うモリー先生にミッチが教わったのはこんなテーマ。
私たち観客も一緒にモリー先生の授業を受けました。
モリー先生の言葉が、美しい音楽にのって私たちの心の中にスーッと入ってきます。
どのお話もとても心に染みて、涙を抑えきれないことも多かったです。
客席のあちこちからすすり泣く声が聞こえました。
私がいちばん印象に残っているのは「許し」の授業かな。
モリー先生の奥さんが大変な手術をすることになったとき、とても仲の良かったお友達もその奥さんもさっぱり連絡してこなかったそうなんです。
手術のことは知っているのに、経過がどうだか電話で聞いてもこないからモリー先生は不愉快になって、それで縁が切れてしまった・・・。
その後、そのお友達と2~3度顔を合わせることがあって、そのたびにお友達は仲直りしようとするんだけど、モリー先生はその弁解に満足できず、相手を受け付けなかった。
そしたらその彼が2~3年前に癌で亡くなった・・・・
今でもモリー先生は、彼を許さなかったことがとても辛くて悔やまれるそうで・・・。
そして、「許さなければいけないのは人のことだけじゃない、自分もなんだ」と。
そのシーンの光枝さんの台詞が持つ魂に、心が震えました。
もともと大好きな俳優さんですが、本当にこの日ほど言葉に「命」を感じたことはなかったです。
涙が止まりませんでした。
そして、このお話の中で何度もモリー先生が繰り返す、
「互いに愛せよ。さもなくば双方が滅びる。」(←完全に同じじゃないかも^^;)
という言葉が印象的でした。
最後、モリー先生は亡くなってしまうのですが、そのあと、ミッチと奥さんがモリー先生のお話の中からひとつ思い出して語ってくれるんですね。
それが「波のお話」。
以下、本から抜粋・・
小さな波が海の中でぷかぷか上がったり下がったり、楽しい時を過ごしていた。
気持ちのいい風、すがすがしい空気・・・ところがやがて、ほかの波たちが目の前で次々に岸に砕けるのに気がついた。
「わぁ、大変だ、僕もああなるのか」
そこへもうひとつの波がやってきた。最初の波が暗い顔をしているのを見て、
「何がそんなに悲しいんだい?」とたずねる。
最初の波は答えた。
「わかっちゃいないね。僕たち波はみんな砕けちゃうんだぜ!みんななんにもなくなる!ああ、おそろしい」
すると2番目の波がこう言った。
「わかっちゃいないのはお前だよ。お前は波なんかじゃない。海の一部なんだよ。」
結局は人間も自然の一部ということでしょうか。
そう考えると「死」というものに対する恐怖もなくなりますね。
終演後、本を買いました。

この作品に出会えてよかったです。
以前、とある本を読んでいたら、そこに、
“一生のうちに「ライフイズビューティフル」の映画と、「モリー先生との火曜日」の本には触れたほうがいい”
みたいなことが書いてあったんです。
今までなかなか本を読めないでいたのですが、舞台があるということで観に行かせていただきました。
キャストがまたとても豪華で・・!
光枝明彦さん、吉原光夫さん、土居裕子さんのお三方に、ピアノが小原孝さん、バイオリンが真部裕さん。
俳優さんはお三方ともバリバリのミュージカル俳優さんなんですけど、この作品は“音楽朗読劇”で、朗読にピアノとバイオリンの美しい音色が重ねられるという、とても美しい世界でした。
ALS(筋萎縮性側索硬化症)という難病に侵されたモリー先生と、その教え子ミッチ・アルボムの間に行われた、たった2人だけの授業を描いた作品。
死を目前にしながらも悲観することなく「人間らしく生きる」ことの大切さをミッチに語る、そんなお話です。
(あ、この授業がいつも火曜日に行われるので「モリー先生との火曜日」っていうタイトルがついています。)
「何でも質問して」と言うモリー先生にミッチが教わったのはこんなテーマ。
死
恐れ
老い
欲望
結婚
家族
許し
人生の意味
恐れ
老い
欲望
結婚
家族
許し
人生の意味
私たち観客も一緒にモリー先生の授業を受けました。
モリー先生の言葉が、美しい音楽にのって私たちの心の中にスーッと入ってきます。
どのお話もとても心に染みて、涙を抑えきれないことも多かったです。
客席のあちこちからすすり泣く声が聞こえました。
私がいちばん印象に残っているのは「許し」の授業かな。
モリー先生の奥さんが大変な手術をすることになったとき、とても仲の良かったお友達もその奥さんもさっぱり連絡してこなかったそうなんです。
手術のことは知っているのに、経過がどうだか電話で聞いてもこないからモリー先生は不愉快になって、それで縁が切れてしまった・・・。
その後、そのお友達と2~3度顔を合わせることがあって、そのたびにお友達は仲直りしようとするんだけど、モリー先生はその弁解に満足できず、相手を受け付けなかった。
そしたらその彼が2~3年前に癌で亡くなった・・・・
今でもモリー先生は、彼を許さなかったことがとても辛くて悔やまれるそうで・・・。
そして、「許さなければいけないのは人のことだけじゃない、自分もなんだ」と。
そのシーンの光枝さんの台詞が持つ魂に、心が震えました。
もともと大好きな俳優さんですが、本当にこの日ほど言葉に「命」を感じたことはなかったです。
涙が止まりませんでした。
そして、このお話の中で何度もモリー先生が繰り返す、
「互いに愛せよ。さもなくば双方が滅びる。」(←完全に同じじゃないかも^^;)
という言葉が印象的でした。
最後、モリー先生は亡くなってしまうのですが、そのあと、ミッチと奥さんがモリー先生のお話の中からひとつ思い出して語ってくれるんですね。
それが「波のお話」。
以下、本から抜粋・・
小さな波が海の中でぷかぷか上がったり下がったり、楽しい時を過ごしていた。
気持ちのいい風、すがすがしい空気・・・ところがやがて、ほかの波たちが目の前で次々に岸に砕けるのに気がついた。
「わぁ、大変だ、僕もああなるのか」
そこへもうひとつの波がやってきた。最初の波が暗い顔をしているのを見て、
「何がそんなに悲しいんだい?」とたずねる。
最初の波は答えた。
「わかっちゃいないね。僕たち波はみんな砕けちゃうんだぜ!みんななんにもなくなる!ああ、おそろしい」
すると2番目の波がこう言った。
「わかっちゃいないのはお前だよ。お前は波なんかじゃない。海の一部なんだよ。」
結局は人間も自然の一部ということでしょうか。
そう考えると「死」というものに対する恐怖もなくなりますね。
終演後、本を買いました。

この作品に出会えてよかったです。
私も、頑固で、小さい事も、 根に持ち、許さない族なんで、、、これからは、おおらかに、許す、、、を
考えてみたいです。
でも、許さないモリー先生の、お気持ち、すごくわかります、悔しくて、寂しいから、拒絶し、怒ったんでしょうね
どっかの、ファン同士に、かぶってみえる私、、、、
ただ、あゆみよらねば、御縁が、途絶える、、御縁を、大切に、、、て、ことかしら?
私も、この本、読んでみたいです!
たけこさん行ってきたのですね。
行くなら行くと言ってくれなきゃ(笑)
光枝さんと光夫さん、このお二人の共演の舞台はたくさん見てますが
(ユタとか夢醒めとかユタとか夢醒めとか)
ミュージカルではない、ストレートプレイでもない世界…
とても興味ありましたが、日にちと場所の都合などで断念しました。
たけこさんが行かれるんだったら頑張って行くんだったかな…。
そういえば「許す」ということ、
たけこさんブログで何度か書かれてますよね。
なかなか出来そうで出来ない難しい事だと思います。
今日、光夫さんのブログ見たら一ヶ月ぶりに更新されてて次回の響人の公演のお知らせでした。
光夫さんは演出のようなんで、今回も見送ろうかと思います。
ダイゴさん脚本で香川さんもご出演みたいですよ。
なんだかダイゴさんだとか香川さんとかっていう名前が
懐かしすぎて泣けて
ちなみにライフイズビューティフルは私が一番好きな映画です。
日々感じる、「許す」ということの難しさ…。
人間の感情って本当に複雑ですね。
100%理解し合えないからこそお互いに歩み寄り許しあうことが大切なのかもしれませんね^^
私にも「許す」勇気がもう少しあれば人生変わっていたかもしれない(笑)
土居裕子さんの声大好きです^^
私も本読んでみたいです!
たけこさんのおかげで、忘れていた大切なものを思い出すことができました!!
『モリー先生との火曜日』、私は外国ドラマで見ました。高校の頃だったかに、テレビをつけたらN〇Kで偶然やっていたのがモリー先生でした。その時期、思春期で小さいことから大きいことまで、いろいろと悩みを抱えていた私の胸に、モリー先生の語る言葉はストンと入ってきました。自然な言葉だったからかな。
今でも、モリー先生が授業で語られたことのすべてを理解できてはいないけど、あのとき、一瞬でもつらい時期を乗り越えるパワーをいただけた気がします。
たけこさんのお話を聞いて、舞台のモリー先生にも、機会があったらぜひ会ってみたい(*^o^*)
なんだか支離滅裂文章でごめんなさい(ノ△T)
思い出せたことがうれしくて、勢いで書いてしまいましたッ(°□°;)
恥ずかしいから退散いたします!!ε=ε=┏( ・_・)┛
この話は 実話だったのですネ(;_;)
大学の教授と生徒として出逢った二人…
いつも明るくてユーモアを忘れず…誰に対しても真剣に向き合い…気が付いたら誰もが先生の前では 心を開いてしまう…そんな先生…ありのままの自分を見せてくれる先生…『自分のことを友達だと思ってくれるようになるといいな』…という先生…先生の講義は毎週火曜日…楽しかった日々…
次第に動かなくなっていく先生の体…あるがままを受け入れ…死を人生最後のプロジェクトと考え…周りの人にこれから自分に起こることを見て学べ…という先生。
テレビの画面で見る病にかかった先生…
16年ぶりの火曜日の再会…あの頃と変わらないままの先生…あの頃とは変わってしまったミッチ。
『また会いに来てくれよ』…という先生。
再開された火曜日の授業…自分が経験して学んだ全てを教えてくれる先生…きっとミッチに伝えたかった先生…先生が教えてくださる大切な事…『愛』
『人生に意味を与える道は、人を愛すること、自分の周囲の社会のために尽くすこと、自分に目的と意味を与えてくれるものを創りだすこと』『人生でいちばん大事なことは、愛をどうやって外に出すか、どうやって中に受け入れるか、その方法わ学ぶことだよ』
いつしか火曜日を心待ちにするミッチ。
『自分が人にあげられるものを提供すること』
『こうしてあげたいと、心の底から出てくることをやると、不満をおぼえるこてはない。うらやむこともない、人のものをほしがることもない』
自然と先生のお世話をするミッチ。火曜日はかけがえのない時間。繋がった心…
『自分を許せ。人を許せ。』『もうひとり息子が持てるんなら君がいいなぁ』
ここで号泣(;_;)←私
埋葬された後も
『会いに来てくれるかい?』『話しに来てくれるだけでいい。火曜日にしよう』と先生。
『つくり出した愛はすべてそのまま残っている。思い出はすべてそのまま残っている。死んでも生きつづけるんだ…この世にいる間にふれた人、育てた人すべての心の中に』『愛は自分のことと同じようにほかの人の立場を気にかけるものなのだ』
先生との永遠の別れ…
先生は いつもミッチの心の中で生き続ける。
これからも二人の火曜日の授業は 続くのでしょう(;_;)
『互いに愛せよ。さなくば滅びあるのみ』
この本に 出逢わせてくださった たけこさんに感謝致しますm(__)m
大切な事がたくさんつまっていました(;_;)
モリー先生の気持ちもわかりますね。
御縁が途絶えるから御縁を大切に、ということももちろんあると思いますが、何より、許せないでいる間は、自分がいちばん苦しいんですね。相手はそれほどでもないかもしれないのに。
そんな時はちょっとだけ相手の立場にたって物事を考えてみると、じゃあ自分はどんな立派な人間なんだ?ということになり、なかなか人を責めることは難しくなりますね。
そうしながら他人も自分も許してあげるのがいいと思います。
もし良かったら読まれてみてくださいね^^
こんな大事なことをきりさんに言ってなくてごめんなさい!
ユタとか夢醒めとかユタとか夢醒めとかww
私はこれまた勝手にお二人を脳内ジーザスでつなげています。(司祭とユダ^^)
私、↑の記事にどうしても書きたかったけど、誰もウケてくれないだろうと思って消したんだけど、きりさん聞いてくれる?
「光夫だけにミッチ!」
それがホントに言いたかったんですww
「許す」こと・・・
難しいですね。私はまだ1人だけ・・・夫の命を奪った加害者だけ許しきっていないかもしれません。(←話が重たすぎるよ!)
本当に許せているかどうかは、その人のことを考えたときに心に苦痛を感じるかどうかでわかるから・・・。
それに比べたら、A利K太氏は簡単に許せたわ(爆)
響人の公演のお知らせ、モリー先生のときチラシが入ってた!
すごいね、ダイゴさん作、光夫さん演出。
広瀬さんもご出演だし、和音美音さんもすごく好きな女優さんだし!
でも東京だけだから私も見送ります。
ダイゴさんだとか香川さんとか・・・懐かしいですね。お会いしたいです・・・!
「ライフイズビューティフル」、実は私、まだ見たことがなくて・・。今年の目標にしようかな^^
人間の感情って本当に複雑ですね。
タミーさんがおっしゃる「100%理解し合えないからこそお互いに歩み寄り許しあうことが大切なのかもしれません」に深く同意しました。
本当にそのように思います。
モリー先生が言うには、「人生に“手遅れ”はない」そうです。
すべて自分次第なのですね^^
土居裕子さんの声、私も大好きです。
昨年末も土居さんご出演の「サウンドオブミュージック」を観てきました。(レポは書きそびれましたw)
「モリー先生~」は朗読劇ですが、土居さん歌ってくださって素敵でしたよ~^^
外国ドラマでご覧になられたことがおありなのですね!
しかもとてもいい時期にご覧になられたようで、よかったですね^^
モリー先生の語る言葉は、先生ご自身の体験から学ばれた言葉なのですんなり私たちの心に届くのでしょうね。
もちろん誰もがすべてを理解できなくても問題ないと思っていて、今自分に必要な部分を知るだけでも充分ですよね。
そして、たとえ忘れていても、人はまた必要なときにちゃんと思い出すようになっているんじゃないかなって思います。
コメントとても嬉しかったです。
また舞台のモリー先生にも機会あれば再会されてくださいね^^