なんだか暗号みたいなタイトル ↑ になっておりますが(笑)、舞台『1984』を観てきました。
ちょっとすみませんけど、正直な感想言っていいですか?
コレ、観たらあかんやつやった・・!(笑)
ジョージ・オーウェルさん(←原作)怖すぎですしTTTTTTTTTTT
個人的にはあの『人間風車』の10倍くらい怖かったです(泣)
終盤に芳雄さんが拷問されるシーンがあるんですけど、なんかもうリアルすぎて直視できないし、
胃のあたりに気持ち悪さをずっとかかえたままの観劇となり、
しかもその拷問の舞台セットが、拷問の段階が進んでくるにつれてどんどん観客に近づいてくるし、
そんなときに限ってFCから良席をご用意されているし(苦笑)
これは半分本気の独り言ですが、
芳雄さんもこの役、引き受けたらアカンて!
もちろん俳優としてはスゴい経験になるし、評価も大きいと思うけど、
この作品が映画やドラマならまだしも、歌いながら演じるミュージカルならまだしも、
ストプレで演技に没頭し、恐怖を感じながら何公演も演じ続けるのは、健康にとても悪いのではないかと・・。
正直、命削りまくってる気がするTT (独り言おわり)
ちなみにブロードウェイ上演に関する記事。
■ 観客が失神、嘔吐、そして逮捕。演劇「1984年」がブロードウェイで阿鼻叫喚の騒ぎに
ブロードウェイでは13歳以下の入場は不可なんですね。
日本版はこれでもソフトな仕上りになってるってことかな?^^;
俳優さんたちは皆さん熱演で、特にオブライエン役の神農さんが期待通りの素晴らしさでした。
大杉漣さんが演じるはずの役だったので、時々、大杉さんのオブライエンを想像してみたりもしました。
常に統制され監視された社会。
この作品に込められたメッセージが鋭すぎて、2018年を生きる私たちの身に実際に起きている事の何が真実なのか、
正直考えるのが怖い。
というより、実は私たちは本当はいろいろ気づいているのに対処できないでいる・・すでに。
そう考えだしたら本当に怖くて、あの拷問シーンの怖さというのは、視聴覚的な強烈さと同じくらいストーリーの怖さから成っているものなのだと改めて思ったのでした。
https://natalie.mu/stage/news/277856
原作 ジョージ・オーウェル
脚本 ロバート・アイク、ダンカン・マクミラン
翻訳 平川 大作
演出 小川 絵梨子
【出演】井上 芳雄 ともさか りえ 森下 能幸 宮地 雅子 山口 翔悟 神農 直隆 武子 太郎 曽我部洋士