夢の翼with皇大26期生のブログ

私と関わる全ての人たちが繋がりあえるように、大学時代の思い出から現在の環境までをまとめて1つのブログにしちゃいました。

剣道の間(ま)

2015-08-09 23:28:23 | Weblog
 我が家には、通称「剣道の間」と呼んでいる場所がある。1階の私の部屋の入り口近辺をそう呼んでいる。1階は元々「カイロプラクティク」を営む方が処置室・施術室として使っていた場所なので、ワンフロア構造になっており、玄関とは違うもう一つの入り口がある特殊な構造をしている。初めは応接として使おうとテレビとソファを置いただけの部屋だったが、本棚を買って収納スペースが増えて以来、雑然とした、ぱっと見、綺麗な部屋とは言い難い部屋になってしまい、応接どころか、人様を上げることもはばかられる部屋になってしまった。更に追い打ちをかけるように、うさぎを飼い始めた3年前から、うさぎの抜け毛が舞い踊る、埃だらけの部屋になってしまったのだ!何とも悲しいことである。その、我が家一汚い場所が「剣道の間」なのである。初めはそんなことはなかった。スチールラックの棚に4人分の防具が整然と置かれ、竹刀袋も4人分、木刀も2セットと太刀だけ1本、中刀1本。姿見1枚とお手製の打ち込み台。子どもが小さかった頃は部屋で素振りをさせても安全な高さだったので、よく打ち込み稽古をさせていたものだ。我が師・故・範士九段鷹尾敏文先生の全紙サイズの大伸ばし写真をご神体代わりに飾って、鷹尾先生の教えを書いて額縁に飾り、いかにもどこかの道場のような雰囲気を醸し出すことができた、のだが…。いよいよお盆休みに入ろうというこの時期に、いつものように「綺麗に掃除しなきゃ!」と思い立つ。そこで今日は、棚の移動をしやすくするために脚にキャスターを取り付けようと思い、買い物に出かけるところからスタート!娘を伴っていろんな買い物。お掃除グッズだけではなく、日ごろなかなか買いに行けないものをついつい買ってしまう。一日で10,000円以上の出費。なんともはや、衝動買いは困ったものだ。本当はこのとき、娘と二人で体験コーナーに置いてあったマッサージチェアに一目惚れして、背もたれだけのマッサージ器を19,000円ほどで買おうかと思い立ったところだった。何度も体験して気持ちよかったのだが、立ち上がる度に、「いや、待てよ!?今こんなものにお金をはたいていてよいのだろうか?」と思い直す。よく父に言われていることだが、母は未年。私は申年の早生まれ=未申(ひつじざる)。だから紙(お金)を喰う、らしい。ついでに娘も未年。こりゃあ金に糸目はつけないはずだわ…。世の中の未年がみんなそうであるはずもないのだが、我が家の未年関係者はみんな金食い虫なのだ…。話はそれたが、買い物が終わって家に帰ればお昼過ぎ。娘は買い物に出かけた妻(母親)を待つというので、私は一人で昼食を食べる。少しでも気持ちが残っているうちに作業を続けたいからだ。三倍辛いシャア専用カレーを食べて準備完了。
 掃除機をかけ、買ってきたキャスターを取り付けるために、棚の防具を全て降ろす。棚には絡まるようにこびりつくうさぎの抜け毛がいっぱい!更に掃除機で吸い込み、クイックルワイパーの床掃除用ウェットシートで床掃除までするとピカピカに!!気持ちいい~!!更にほとんど冬物ジャンバーをかけるだけになっていた打ち込み台をちゃんと使えるように整頓し、ぐちゃぐちゃに放り込んであった竹刀も、まるで防具屋さんのように綺麗にディスプレー!完璧だ!しかも、汚く見える原因の1つでもあった子どもたちのお古の防具。全てまだ使える状態のものばかり。来年度から始めようと思っている剣道部の初心者用に揃え直したら、5人分の防具が完璧に揃ったのだ!初心者を呼ぶには防具や竹刀を貸し出す必要がある。5人分あれば問題はなかろう。剣道着もいっぱいあるし、問題クリアだ!これらの古道具も整然と並んでいれば汚らしくは見えない。あの汚かった「剣道の間」が見違えるように綺麗になった!!あまりの綺麗さに買い物から帰った妻が感嘆の声を挙げたくらいだ。心なしか、ご神体の鷹尾先生も喜んでおられるように見えた。気を抜くとまた元の木阿弥にならんとも限らない。思い切って古いものは捨て、使えるものは剣道部用に職場へ持って行くことも考えよう。
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