夢の翼with皇大26期生のブログ

私と関わる全ての人たちが繋がりあえるように、大学時代の思い出から現在の環境までをまとめて1つのブログにしちゃいました。

言聴研漬けの4日間

2015-08-23 11:13:04 | 言語・難聴
先週19日、この夏休み中最大の目玉行事、第43回東海四県言語・聴覚・発達障害児教育研究大会 愛知大会が行われました。前日の準備会といい、翌日にあわせて行った言聴研初心者研修会「愛知版はじめのいっぽ」、更に翌々日は市教委の言語・難聴通級担当者研修会まで行われ、家族より付き合いの濃い4日間を過ごした我々言聴研の面々です。中川信子先生に「子どもの心とことばの育ち」というテーマでご講演戴き、通級初心者の先生方に「大変分かりやすいお話だった」と大好評でした!元々、中川先生のお話を愛知大会でみんなに聴かせたいという願望を持ったのは私が通級担当者になったばかりの頃に、当時久里浜の特総研を会場に行われていた全国版はじめのいっぽで、先生のお話に感銘を受けたことがきっかけです。担当者の立場で聴きながら、このお話は通常の学級担任の方々にも是非聞いてもらいたい!という思いが強くなり、こういった機会ができるのを期待していました。しかし、人に期待しても何も変わらないことを数年で理解したので、自分が実行
する立場になればいいという考え方に変えました。事務局長になった時にその機会が訪れたはずだったのですが、残念ながら近隣の県に先を越されて実現しませんでした。それからは全国の兆候も調べながら色々と策を考えて、全国版はじめのいっぽで講師をされている先生に直接話を付けるべく、スタッフとして参加して、約束を成立させました。やっと愛知でお話を聴けるという当日、先生が体調を崩され、講演会が中止に!その時の埋め合わせをしたいからと先生からのお話を受けて、今回の愛知大会での講演会に漕ぎ着けることができました。足掛け19年の思いが実現して、感無量です。講演会のお話もさることながら、昼食時や移動中の雑談の中からも先生のお人柄に触れることができて、それだけで充実した気持ちになることができました。先生のネームバリューのおかげで、参加希望者が後を絶たず、当日受付が大騒ぎになるとは予想外の嬉しい悲鳴でした。各分科会も大盛況で、我々一部のスタッフは会場内に入りきれなかったくらいです。
何日もかけて準備してきた愛知大会が大盛況の内に終了したのは良いのですが、私は会計を預かる身ですので、これから先の残務整理が半端じゃないです。しかも、大会翌日には愛知版はじめのいっぽが控えていました。気を張っているとは言え、流石に体には堪えます。結局、資料は昔作ったものをPDFにして披露するのが精一杯です。話した内容も、疲れすぎて気分がハイになり、ひたすらしゃべり続けただけで終わってしまい、何も覚えていません。2日間も講師を務めてくださった構音の専門家・中澤先生にも、私の困り事まで思う存分事例検討していただけて、有意義な時間を過ごすことができました。
帰りが遅くなり、なかなか家族と顔を合わせることがなかったところへ、最後の金曜日は出勤後にセンター研修会。これも言語・難聴の研修会なので、顔を合わせるメンバーは同じです。各自の事例検討をするなか、若い人たちの悩みがたくさん報告されて、自分の若い頃を思い出しながら、なるべく討論に口を挟まずに聴いていました。数年前までは一番古株の私に聴けば何でも答える風潮だったので、若い人たちが自分で考えようとするのを止めて、すぐ聞くような状態でした。私もこのままでは若い人たちが育たないと思い、自分たちで考えて検討するように仕向けました。最後に意見を言わせていただくように関わり方を変えました。講師の先生も大学の先生ですが、私の職歴に意見することがはばかられるのか、桜のような質問事項には答えてくださらず、今時の専門家集団から見た問題点を話してくださいました。
長い4日間が終わりました。家に帰ると娘が一人で留守番していました。娘の顔を見たのは2日ぶり。それほど忙しく動き回っていました。久しぶりの娘を思い切り抱きしめながら、二人で「エースを狙え!」を視ながら眠りました。まるで恋人と過ごすような幸せな週末でした。
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