夢の翼with皇大26期生のブログ

私と関わる全ての人たちが繋がりあえるように、大学時代の思い出から現在の環境までをまとめて1つのブログにしちゃいました。

1年間が終わり・・・。

2015-03-25 07:51:52 | 教室経営
 春休みに入りました。教室の前にそびえる「李」の木が、真っ白な花を咲かせています。満開の李はいつも修了式頃に一気に咲き始めて、入学式前に桜と交代するように散ってしまいます。こだま教室の皆さんに直接見ていただけないのは残念です。
 先日、年度末こだま集会改め「巣立ちの会」を終え、5人の子どもたちが巣立っていきました。6年生が3人もいたので、一気に教室の空間が多く空いたように思えます。3人とも如何に私にとって大きな存在だったのかと、改めて思いました。心から卒業をお祝いしたいと思います。もちろん、他の2人も大切な存在ですが、2年生なので、まだまだいろんな所で出会える可能性がありますからね。うち1人は自校通級だし。
 巣立ちの会終了後、年度末保護者会を開催いたしました。時間割を決めるための会議がメインですが、せっかく集まっていただいたので、1年の反省も行いました。自分の反省としては、何と言っても「失明騒ぎ」でしょう。1年前の3月は、まだ右目の視力が残っており、3月の手術で眼底出血を起こし、5月の手術で綺麗に取り除いたけれども時既に遅し…。視神経乳頭が陥没しているのが、断層写真からもはっきりと見て取ることができました。見た瞬間に、視力の回復はないと諦めがつきました。それでも光と影を感じ取っていたので、しばらくは失明扱いにはならなかったのですが、8月には全く光を感知していないことが診断され、ついに片眼失明と認定されました。あとは残る左眼の視力を如何にして守るか?そして、同時に発見されてしまったその他の病気もかなり深刻で、しばらくは私の中に「暗い影」のように残ってしまいました。授業中にもいろいろな症状が現れて、鋭い保護者の方には「?」と思われた方もいらっしゃることでしょう。でも、やれるところまでで妥協するしかないので、自分の動ける範囲で頑張ろうという考え方に切り替えることができました。身体の続く限り、言語障害児教育に携わっていくことができれば、と思っています。保護者会には自校通級のお母さん方が集まっていただけたので、普段お話しする機会がなかったため、失明の話を知らなかった方々もいらっしゃったのですが、今後もご迷惑をおかけしないとも限りません。お話を聞いていただけて良かったと思います。
 新年度からは、新たに1,2年生の子たちを迎え、益々低年齢化が図られるこだま教室です。ことばの教室として更に磨きをかけられるように、取り組みの内容も「初心に返る」内容で頑張っていきたいと考えています。正しい音を聞き、舌の動きを高め、意識して会話する教室にしていけたら、と思います。
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退室式

2015-03-04 16:00:52 | 教室経営
 いよいよ退室式のシーズンが始まった。一人、また一人と終了・退室していく。一番寂しい季節。でも彼らにとっては喜ばしい日。ある者は自分の苦手が改善されて、またある者は卒業を迎えて、こだま教室を去って行く。長く通級した人も、1年ほどしか通級していない人も、私にとってはかけがえのない教え子たち。きっと新しい学年で、新しい学校で、それぞれ頑張ってくれることだろう。まず初めに自校の2年生が一人、改善されて去って行った。次は来週の月曜日に6年生がこぞって去って行く。そのあとも最後の一人が来週去って行く。全部で五人。泣かないように見送ろう。夏のデイキャンプで再会できることを期待して。
 終了・退室、おめでとうございます。
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